2009年11月06日
【 ロブボレー 】
右図の様に、デッドゾーンにネットを挟んで3列対面でロブボレーのラリーを行います。A:F、B:E、C:DというクロスラリーもOK。
人数が少ない時はもちろん2列対面でも1対1でも・・・。
3列だと、隣のメンバーに迷惑を掛けずに5往復を続けるのに結構苦労します。
【5度の違いで】と言うコラムを以前書きましたが、僅か5°のズレが、ベースライン間24m先では2.1mの狂いになります。
だから、ラケットヘッドの余計な動きはコントロールを損なう根源なんだと言う事が理解できるでしょう。
ロブボレーのようにある程度距離(高さ)を稼ぎたい時でも、ストロークのようなスイングをしてはダメです。
インパクトの直前から面を目標方向に向け、平行移動で押し出す(押し上げる)。これが秘訣です。
フットワークを横着してはいけません。
打つ度に違う場所で捕らえていては精度は上がりませんよ。
相手からのボールに滞空時間がある時は、動ける時間的余裕があるんですから、打ち易い場所にしっかり動いて、出来るだけ同じ体勢でボールを捕らえるように癖をつけないと何回やっても同じ過ちを繰り返すだけです。
人数が少ない時はもちろん2列対面でも1対1でも・・・。
3列だと、隣のメンバーに迷惑を掛けずに5往復を続けるのに結構苦労します。
【5度の違いで】と言うコラムを以前書きましたが、僅か5°のズレが、ベースライン間24m先では2.1mの狂いになります。
だから、ラケットヘッドの余計な動きはコントロールを損なう根源なんだと言う事が理解できるでしょう。
ロブボレーのようにある程度距離(高さ)を稼ぎたい時でも、ストロークのようなスイングをしてはダメです。
インパクトの直前から面を目標方向に向け、平行移動で押し出す(押し上げる)。これが秘訣です。
フットワークを横着してはいけません。
打つ度に違う場所で捕らえていては精度は上がりませんよ。
相手からのボールに滞空時間がある時は、動ける時間的余裕があるんですから、打ち易い場所にしっかり動いて、出来るだけ同じ体勢でボールを捕らえるように癖をつけないと何回やっても同じ過ちを繰り返すだけです。
2008年02月21日
【 アプローチボレー:Approach Volley 】
アプローチボレーをロブカット:lobbing cutと言う人も居ます。
ミッドゾーン:mid zoneに居てCからの中ロブをグランドストローク:ground strokeにせず、アプローチしながらボレーで返しネットポジションをとる事を条件とした動きのある練習メニューです。
変則雁行陣のCからの球出しで最低2本続けて打たせる練習にします。
1本目は中ロブです。
A1のファオ・バック・正面色々なコースを受けてもらいましょう。
アプローチボレーでは一発エースは狙わせず、Tゾーンに置いた赤の的を狙います。
隣コートへ転がるボールを止める役割以外に参加者に余裕がある時はBDにも立ってもらいます。
2本目のA2への球出しは、Aの詰め方に応じてセンター若しくはダウンザラインへとボールを散らせます。
センターのボールはダウンザラインの緑の的。
ダウンザラインへ来たボールはアングルの橙の的を狙います。
この2本目の球出しの後を、実戦的にCDが追ってポイントが決まるまでやっても良いでしょう。
または、3本目にロブの球出しを追加して、そのボールでポイントを争っても楽しめます。
もちろん1本目の中ロブだけ球出しで、その返球以降、即実戦形式としても様々な変化が楽しめます。
ミッドゾーン:mid zoneに居てCからの中ロブをグランドストローク:ground strokeにせず、アプローチしながらボレーで返しネットポジションをとる事を条件とした動きのある練習メニューです。
変則雁行陣のCからの球出しで最低2本続けて打たせる練習にします。
1本目は中ロブです。
A1のファオ・バック・正面色々なコースを受けてもらいましょう。
アプローチボレーでは一発エースは狙わせず、Tゾーンに置いた赤の的を狙います。
隣コートへ転がるボールを止める役割以外に参加者に余裕がある時はBDにも立ってもらいます。
2本目のA2への球出しは、Aの詰め方に応じてセンター若しくはダウンザラインへとボールを散らせます。
センターのボールはダウンザラインの緑の的。
ダウンザラインへ来たボールはアングルの橙の的を狙います。
この2本目の球出しの後を、実戦的にCDが追ってポイントが決まるまでやっても良いでしょう。
または、3本目にロブの球出しを追加して、そのボールでポイントを争っても楽しめます。
もちろん1本目の中ロブだけ球出しで、その返球以降、即実戦形式としても様々な変化が楽しめます。
2008年02月08日
【 3名同時にコートに入る練習 】
3箇所に同時に入って行うボレー練習です。
1は緑、2は橙、3は赤の的を指定します。
1⇒2⇒3へと順にポジションを変えながらやっても良いでしょう。
1はミッドゾーンからのアプローチボレー。
球出し(Cから)は中ロブにします。
アプローチですが、あわよくばCDの間を抜けようなコースへのコントロールを磨きましょう。
2はネットポジションと呼ぶには深すぎますが、この辺りで打つボレーも多いですよね。
球出しはローボレー・ハーフボレーになるようなボールとします。
実戦的にはDのポーチを警戒しなければならないので、ダウンザラインへ短くドロップ気味に落せると良いですね。
3は前衛のネットポジションです。
緩く浮いたボールだとD足元を狙ったアタックもありますが、逆にCからアタックされたボールだとブロックするのが精一杯と言う事もあるでしょう。
弾き返すのが精一杯の時は橙の的方向になっても仕方ないですね。
トップスピンで足元に落されたボールなどは赤へドロップ気味に落せればギャフンと言わせる事が出来るでしょう。
コートに3人入っての練習は実戦ではもちろんありえませんが、ボレーは様々なポジションから打つ事があります。
どんな場所からでも、相手陣形に応じたプレースメントが出来るようにしましょう。
球出しの場所や的の位置を変えて様々なケースを経験できるはずです。
1は緑、2は橙、3は赤の的を指定します。
1⇒2⇒3へと順にポジションを変えながらやっても良いでしょう。
1はミッドゾーンからのアプローチボレー。
球出し(Cから)は中ロブにします。
アプローチですが、あわよくばCDの間を抜けようなコースへのコントロールを磨きましょう。
2はネットポジションと呼ぶには深すぎますが、この辺りで打つボレーも多いですよね。
球出しはローボレー・ハーフボレーになるようなボールとします。
実戦的にはDのポーチを警戒しなければならないので、ダウンザラインへ短くドロップ気味に落せると良いですね。
3は前衛のネットポジションです。
緩く浮いたボールだとD足元を狙ったアタックもありますが、逆にCからアタックされたボールだとブロックするのが精一杯と言う事もあるでしょう。
弾き返すのが精一杯の時は橙の的方向になっても仕方ないですね。
トップスピンで足元に落されたボールなどは赤へドロップ気味に落せればギャフンと言わせる事が出来るでしょう。
コートに3人入っての練習は実戦ではもちろんありえませんが、ボレーは様々なポジションから打つ事があります。
どんな場所からでも、相手陣形に応じたプレースメントが出来るようにしましょう。
球出しの場所や的の位置を変えて様々なケースを経験できるはずです。
2008年02月01日
【 lobbingに対処する実戦練習 】
一歩前へと動いた瞬間、絶妙なタイミングで上げられたロブには全く反応できない事があります。しかし、そうそうカウンターを喰らう事は多くはありません。諦めずに追って何とか返しておけば逆転の好機はきっとまたやってきます。
諦め派が多い我がチームメンバーに活を入れるために時々やる練習です。
図の様なポジションから、Cがストレート若しくはセンター方向へのロブの球出しからスタートします。実戦ではBが追うケースが多いと思いますが・・・
『ロブの球出しから始める練習で~す。』と言うと、
最初からAもBもポジションを下げてしまうので、ラケットでネットタッチ出来る赤Aのポジションからスタートさせます。
余裕で追いついてグランドスマッシュが出来るならもちろんそれも可です。
ジャンピングスマッシュが可能ならそれも可です。
とにかくCが上げたロブにAがメインで対処してもらいます。
Aの返球次第ではBもうかうかしていられない事はもちろんお察しの通りです。
CとDも、いつまでもこんなところにウロウロしては居られませんよね。
4ポイント続けてやれば、結構息が上がるでしょう。
参加者が多い時は、1月28日付け【アプローチショットからのゲーム形式練習】のローテーションを参考にして下さい。
諦め派が多い我がチームメンバーに活を入れるために時々やる練習です。
図の様なポジションから、Cがストレート若しくはセンター方向へのロブの球出しからスタートします。実戦ではBが追うケースが多いと思いますが・・・
『ロブの球出しから始める練習で~す。』と言うと、
最初からAもBもポジションを下げてしまうので、ラケットでネットタッチ出来る赤Aのポジションからスタートさせます。
余裕で追いついてグランドスマッシュが出来るならもちろんそれも可です。
ジャンピングスマッシュが可能ならそれも可です。
とにかくCが上げたロブにAがメインで対処してもらいます。
Aの返球次第ではBもうかうかしていられない事はもちろんお察しの通りです。
CとDも、いつまでもこんなところにウロウロしては居られませんよね。
4ポイント続けてやれば、結構息が上がるでしょう。
参加者が多い時は、1月28日付け【アプローチショットからのゲーム形式練習】のローテーションを参考にして下さい。
2008年01月28日
【 アプローチショットからのゲーム形式練習 】
アプローチからのゲーム形式練習の要領を紹介します。
人数が多い時でも身体を冷やす事なく集中して練習できます。
参加者が9名(+コーチ)と言う想定で説明します。
ローテーションの順番が判り易いように123456789とし、
スタート時点の立ち位置を図に示しました。
Cはコーチです。
球出しを待つ[1]はベースラインより前で待たない事。
6のポジション次第ではストレートではなく、6とCの間を狙ってもOKです。
6が前へ詰めてきた場合クロスロブを上げたくなりますがアプローチでのロブは禁止とします。
要するに、ダウンザライン・ストレートへのアプローチショットを必ず打って欲しい訳です。
そしてバックハンドのアプローチショットで必須のキャリオカステップを華麗に究めて欲しいのです。
1ポイントで交替ローテーションします。
アプローチがアウト・ネットの場合も即交替です。
[1]はコート外へ出て[9]の後に続いて待機します。
[1]の居たポジションへは時計回りで[2]が入ります。
[2]へは、待機していた[3]が入り、
[6]はコート外[5]の後に続いて待機、
[6]へは、[7]が入ります。
一巡したら、Cのポジションを交代でやってもらっても良いでしょう。
[1]でアプローチして来てどこまでポジションを上げるか、[2]はどう動くか、
それ次第で以後の配球の展開も変わってきます。
様々なケースを体験できるといいですね。
1ポイント終了毎に素早く交替。
めまぐるしく交替する事になるので、コート外で待機している人も眼を離せません。
コート外で待機している人には、もちろん散ったボールを拾う役目もあります。
絶えず足を動かす事にもなるので、今時の寒い日で多人数の練習に最適です。
人数が多い時でも身体を冷やす事なく集中して練習できます。
参加者が9名(+コーチ)と言う想定で説明します。
ローテーションの順番が判り易いように123456789とし、
スタート時点の立ち位置を図に示しました。
Cはコーチです。
球出しを待つ[1]はベースラインより前で待たない事。
6のポジション次第ではストレートではなく、6とCの間を狙ってもOKです。
6が前へ詰めてきた場合クロスロブを上げたくなりますがアプローチでのロブは禁止とします。
要するに、ダウンザライン・ストレートへのアプローチショットを必ず打って欲しい訳です。
そしてバックハンドのアプローチショットで必須のキャリオカステップを華麗に究めて欲しいのです。
1ポイントで交替ローテーションします。
アプローチがアウト・ネットの場合も即交替です。
[1]はコート外へ出て[9]の後に続いて待機します。
[1]の居たポジションへは時計回りで[2]が入ります。
[2]へは、待機していた[3]が入り、
[6]はコート外[5]の後に続いて待機、
[6]へは、[7]が入ります。
一巡したら、Cのポジションを交代でやってもらっても良いでしょう。
[1]でアプローチして来てどこまでポジションを上げるか、[2]はどう動くか、
それ次第で以後の配球の展開も変わってきます。
様々なケースを体験できるといいですね。
1ポイント終了毎に素早く交替。
めまぐるしく交替する事になるので、コート外で待機している人も眼を離せません。
コート外で待機している人には、もちろん散ったボールを拾う役目もあります。
絶えず足を動かす事にもなるので、今時の寒い日で多人数の練習に最適です。
2008年01月21日
【 変則雁行陣からのアプローチショット 】
前衛同士が対面し、後衛同士がストレートで打ち合う変則雁行陣。
プロのダブルスでも良く見かけます。
雁行陣からアプローチショットでネットポジションへ詰めボレー・スマッシュなどで応戦する練習です。
今日紹介するのは、一人4球1セットの打ちっ放しの練習パターン。
B・CはAのポジション取りやプレースメントの目安になるように交替で入ってもらいますがボールは追いません。
サービスエリアでバウンドするスライスの球出しから始めます。
A1からスタートし、A2でキャリオカステップを使ったアプローチショットを打ちます。
2・3球目は、アプローチ後のA3のポジションに応じて足元やバックサイドのハイボレーなどを打たせる球出しをします。
4球目にロブを上げます。
狙いのひとつは、バックハンドのキャリオカステップをモノにして欲しいこと。
二つ目はネットポジションからポイントを取る組み立てを経験して欲しいこと。
バックハンドアプローチでキャリオカを使うのは上体の開きを抑えるためで、
逆クロスやストレートへ打ちたい時に有効なフットワークです。
次回は球出しアプローチからのゲーム形式練習の手順を紹介します。
人数が多い時でも身体を冷やす事なく集中して練習できます。
プロのダブルスでも良く見かけます。
雁行陣からアプローチショットでネットポジションへ詰めボレー・スマッシュなどで応戦する練習です。
今日紹介するのは、一人4球1セットの打ちっ放しの練習パターン。
B・CはAのポジション取りやプレースメントの目安になるように交替で入ってもらいますがボールは追いません。
サービスエリアでバウンドするスライスの球出しから始めます。
A1からスタートし、A2でキャリオカステップを使ったアプローチショットを打ちます。
2・3球目は、アプローチ後のA3のポジションに応じて足元やバックサイドのハイボレーなどを打たせる球出しをします。
4球目にロブを上げます。
狙いのひとつは、バックハンドのキャリオカステップをモノにして欲しいこと。
二つ目はネットポジションからポイントを取る組み立てを経験して欲しいこと。
バックハンドアプローチでキャリオカを使うのは上体の開きを抑えるためで、
逆クロスやストレートへ打ちたい時に有効なフットワークです。
次回は球出しアプローチからのゲーム形式練習の手順を紹介します。
人数が多い時でも身体を冷やす事なく集中して練習できます。
2008年01月15日
【 いきなりストレッチ・・・ですかぁ? 】
この時期、冷えた身体を急に伸ばそうとしてもそれは無理と言うもの。
三連休は昼間でも気温が5℃程度だったとか。
体温と気温の差が30度以上も有るんです。
もう無理が効かない身体なんだから、もっとウォーミングアップを真剣にやりましょう。
しっかり着込んで、ウォーキングから始めます。
徐々にジョギングに移行し、爪先立ちウォークやスクワットウォークも。
筋肉の急激な伸縮は避けとにかく暖める事が先決です。
肩を回したり、上半身捻りなどもとにかくゆっくり・・・です。
上着を1枚脱ぎたくなるくらい温まって来たらいよいよストレッチです。
きっちりアップするには、やはり15分は掛かる筈です。
ラケットを持ってコートに入ったらいつでもダッシュが出来る体に仕上げたいですね。
三連休は昼間でも気温が5℃程度だったとか。
体温と気温の差が30度以上も有るんです。
もう無理が効かない身体なんだから、もっとウォーミングアップを真剣にやりましょう。
しっかり着込んで、ウォーキングから始めます。
徐々にジョギングに移行し、爪先立ちウォークやスクワットウォークも。
筋肉の急激な伸縮は避けとにかく暖める事が先決です。
肩を回したり、上半身捻りなどもとにかくゆっくり・・・です。
上着を1枚脱ぎたくなるくらい温まって来たらいよいよストレッチです。
きっちりアップするには、やはり15分は掛かる筈です。
ラケットを持ってコートに入ったらいつでもダッシュが出来る体に仕上げたいですね。
2007年11月08日
【 チャンスボールでは無いのでは 】
「ドンマイ」と慰められても、自分を許せない。
チャンスボールだったのに・・・。
「決められるだろうか」「決めなきゃ恰好悪い」
「パートナーに申し訳ない」「この前も失敗した」
と言った強迫観念がよぎるからのか?
この獲物を逃してなるものかと、
急激にアドレナリンが上昇し、過度に力が入り過ぎるからなのか?
そこまで振り回さなくてもいいのにと思うほど強く叩き、
その結果がネット、若しくはエンドかサイドへの大フカシだ。
技術的に言えば、明らかに振り回し過ぎで、足が動いていない。
あのボールで決められなきゃ、一体どんなボールでポイント取るの?
確かにそう思うボール、そう思う瞬間があります。
しかし、そのボールをミスする確率が高いなら、
そのボールは「チャンスボール」では無いのでは?
そのボールは試練のボールだ。
冷静さを試されているのだ。
「試練のボール=Test Ball」と呼ぶのはどうでしょうか。
暫く適切なネーミングを模索してみようと思います。
オープンコートを狙った冷静なプレースメントを磨きましょう。
ボレーでもスマッシュでも、とにかく的を狙った練習を・・・
WilsonのEZ ターゲットがお勧めです。
チャンスボールだったのに・・・。
「決められるだろうか」「決めなきゃ恰好悪い」
「パートナーに申し訳ない」「この前も失敗した」
と言った強迫観念がよぎるからのか?
この獲物を逃してなるものかと、
急激にアドレナリンが上昇し、過度に力が入り過ぎるからなのか?
そこまで振り回さなくてもいいのにと思うほど強く叩き、
その結果がネット、若しくはエンドかサイドへの大フカシだ。
技術的に言えば、明らかに振り回し過ぎで、足が動いていない。
あのボールで決められなきゃ、一体どんなボールでポイント取るの?
確かにそう思うボール、そう思う瞬間があります。
しかし、そのボールをミスする確率が高いなら、
そのボールは「チャンスボール」では無いのでは?
そのボールは試練のボールだ。
冷静さを試されているのだ。
「試練のボール=Test Ball」と呼ぶのはどうでしょうか。
暫く適切なネーミングを模索してみようと思います。
オープンコートを狙った冷静なプレースメントを磨きましょう。
ボレーでもスマッシュでも、とにかく的を狙った練習を・・・
WilsonのEZ ターゲットがお勧めです。
2007年11月06日
【 ラケットを引く癖が・・・ 】
キレのあるボレーは当面諦めた。
キャッチに徹しよう・・・と、悟りを開いたものの、
しかし、どうにもラケットを引く癖が直らない。
引いてしまうから、振ってしまう。元凶中の元凶です。
でも安心して下さい。そう言う人がほとんどなんですから。
と言っても何の慰めにもならないでしょうね。
そうですよね。
どうすれば悪い癖が直るか、肝心なのはそこですからね。
答えの出し惜しみはしませんよ。
「ボールを打つな」・・・です。
ボール打たなきゃテニスじゃないじゃん・・・ですか?
エアギターならぬエアテニスの競技会でもあれば別ですかね。
エアテニスなら、もっと派手に振り回すってかぁ。
そうかも知れませんね。・・・と言う冗談もたまには許して下さい。
さて本題に戻ります・・・
ボールを見るからラケットを引いてしまうんです。
ボールが飛んで来るのを見ると、テークバック。
ストロークから教わった人の、それが本能なんですね。
だから、暫くボールを見ないで、
エアテニスならぬシャドウテニスで引く癖を矯正するんです。
ボールが飛んで来る軌道を想像して下さい。
左横1m胸の高さ。右1.5m頭の高さ。正面左肩の高さ・・・等々
そして「ここでキャッチ」とつぶやきながら、
そこへラケットを差し出します。
差し出すんですから・・・「前へ」ですよね。
出来れば、肘も自然に伸ばして。
体から遠いボールは足も動かす必要がありますよ。
でも、細かい事は気にせず、出せる方の足を出してみましょう。
大鏡があれば、横向きに立って、差し出したラケットの位置を確認して見ましょう。
爪先より後に引いていないかどうかがポイント。
1日5分。CM中のたった5分です。
合言葉「ここでキャッチ」も忘れずに・・・。
キャッチに徹しよう・・・と、悟りを開いたものの、
しかし、どうにもラケットを引く癖が直らない。
引いてしまうから、振ってしまう。元凶中の元凶です。
でも安心して下さい。そう言う人がほとんどなんですから。
と言っても何の慰めにもならないでしょうね。
そうですよね。
どうすれば悪い癖が直るか、肝心なのはそこですからね。
答えの出し惜しみはしませんよ。
「ボールを打つな」・・・です。
ボール打たなきゃテニスじゃないじゃん・・・ですか?
エアギターならぬエアテニスの競技会でもあれば別ですかね。
エアテニスなら、もっと派手に振り回すってかぁ。
そうかも知れませんね。・・・と言う冗談もたまには許して下さい。
さて本題に戻ります・・・
ボールを見るからラケットを引いてしまうんです。
ボールが飛んで来るのを見ると、テークバック。
ストロークから教わった人の、それが本能なんですね。
だから、暫くボールを見ないで、
エアテニスならぬシャドウテニスで引く癖を矯正するんです。
ボールが飛んで来る軌道を想像して下さい。
左横1m胸の高さ。右1.5m頭の高さ。正面左肩の高さ・・・等々
そして「ここでキャッチ」とつぶやきながら、
そこへラケットを差し出します。
差し出すんですから・・・「前へ」ですよね。
出来れば、肘も自然に伸ばして。
体から遠いボールは足も動かす必要がありますよ。
でも、細かい事は気にせず、出せる方の足を出してみましょう。
大鏡があれば、横向きに立って、差し出したラケットの位置を確認して見ましょう。
爪先より後に引いていないかどうかがポイント。
1日5分。CM中のたった5分です。
合言葉「ここでキャッチ」も忘れずに・・・。
2007年11月05日
【 Volleyが難しいと思っている人 】
Volleyのコントロールに苦しんでませんか?
Volleyは難しい技術ではありません。
あなた自身が難しくしているんです。
「テークバックして、インパクト後に押し出す」と教わりましたか。
キレのあるVolleyを打つには、ボールの軌道の上から面を入れる、とか・・・
インパクトで終わらず、ボールを運ぶように押し出す、とか・・・
もちろんその教えは間違いではなく、それで上手くいけばキレのあるVolleyになるでしょう。
その通りやってうまくコントロール出来た人はきっと簡単だって感じた事でしょう。そう言う人はこの先を読んでも得るものはありません。
でも上手くいかない人の方が圧倒的に多いんです。
上手く出来ない人は、ラケットを必要以上に引き過ぎ、また振り過ぎています。
特にラケットヘッドの動きが必要以上に大きくなっています。
当れば凄いボールが飛んで行きますが、どこへ飛ぶかは時の運。
スイングしなければ良いんです。
ストローク、サーブ、スマッシュのようにスイングの中で一定のインパクトポイントを得なければならないショットに較べ、スイングしなければ、Volleyは格段に簡単になります。
打ち返したい方向への面を作って待ち受け、インパクト後もその面を維持するだけにしてみましょう。
「面をセットし、インパクト後も面を残す」と覚えて下さい。
ラケットを、ボールを打つ道具だと思ってはいけません。
ストローク、サーブ、スマッシュの時は、ボールを打つ道具ですが、
Volleyの時は、ボールをキャッチする道具です。
もちろん「キレ」はありません。
相手のボールのスピードを利用してはね返すだけですから。
それじゃぁダメじゃん・・・ですか?
でも、コントロール出来ないくせに、そんな贅沢を言ってはいけません。
アウトやネットばかりして居るのとどっちが良いですか?
それ以前にまともにラケットに当たらないのでは話しにもならないでしょ。
コントロールが出来るようになってから、質の向上にチャレンジして下さい。
レディーポジションの構えが大事です。
【ボレーの反応を良くするために】を参照して下さい。
Volleyは難しい技術ではありません。
あなた自身が難しくしているんです。
「テークバックして、インパクト後に押し出す」と教わりましたか。
キレのあるVolleyを打つには、ボールの軌道の上から面を入れる、とか・・・
インパクトで終わらず、ボールを運ぶように押し出す、とか・・・
もちろんその教えは間違いではなく、それで上手くいけばキレのあるVolleyになるでしょう。
その通りやってうまくコントロール出来た人はきっと簡単だって感じた事でしょう。そう言う人はこの先を読んでも得るものはありません。
でも上手くいかない人の方が圧倒的に多いんです。
上手く出来ない人は、ラケットを必要以上に引き過ぎ、また振り過ぎています。
特にラケットヘッドの動きが必要以上に大きくなっています。
当れば凄いボールが飛んで行きますが、どこへ飛ぶかは時の運。
スイングしなければ良いんです。
ストローク、サーブ、スマッシュのようにスイングの中で一定のインパクトポイントを得なければならないショットに較べ、スイングしなければ、Volleyは格段に簡単になります。
打ち返したい方向への面を作って待ち受け、インパクト後もその面を維持するだけにしてみましょう。
「面をセットし、インパクト後も面を残す」と覚えて下さい。
ラケットを、ボールを打つ道具だと思ってはいけません。
ストローク、サーブ、スマッシュの時は、ボールを打つ道具ですが、
Volleyの時は、ボールをキャッチする道具です。
もちろん「キレ」はありません。
相手のボールのスピードを利用してはね返すだけですから。
それじゃぁダメじゃん・・・ですか?
でも、コントロール出来ないくせに、そんな贅沢を言ってはいけません。
アウトやネットばかりして居るのとどっちが良いですか?
それ以前にまともにラケットに当たらないのでは話しにもならないでしょ。
コントロールが出来るようになってから、質の向上にチャレンジして下さい。
レディーポジションの構えが大事です。
【ボレーの反応を良くするために】を参照して下さい。
2007年11月03日
【 眼を離さない 】
球出し練習の時、打つ人から眼を離してはいけない。
打つ処を観察するため。
それと、もちろん打球の直撃を喰わないため。
参加者が少ない時は問題はないが・・・
参加者が多くて、3名同時に入ってもらう練習の時が問題だ。
コートに入った3人に順番に打ってもらう。
打球間隔を出来るだけ実戦のラリーに近くするため、
球出しは一定の速いテンポが求められる。
左手に3球掴む。スタートの3球は問題ない。
3球目を出し終わって、次の3球を掴む時が問題だ。
2球しか掴めなかった時など、
あと1球を加えようとして、ついカゴを見てしまう。
掴んだ数だけ出し終わってから掴み直せばいいのに
3球掴めないと何となく気分が悪い。
今日はカゴの傾け方を試行錯誤してみよう。
打つ処を観察するため。
それと、もちろん打球の直撃を喰わないため。
参加者が少ない時は問題はないが・・・
参加者が多くて、3名同時に入ってもらう練習の時が問題だ。
コートに入った3人に順番に打ってもらう。
打球間隔を出来るだけ実戦のラリーに近くするため、
球出しは一定の速いテンポが求められる。
左手に3球掴む。スタートの3球は問題ない。
3球目を出し終わって、次の3球を掴む時が問題だ。
2球しか掴めなかった時など、
あと1球を加えようとして、ついカゴを見てしまう。
掴んだ数だけ出し終わってから掴み直せばいいのに
3球掴めないと何となく気分が悪い。
今日はカゴの傾け方を試行錯誤してみよう。
2007年11月01日
【 肘が低いと・・・ 】
サーブで肘が低い人は、スマッシュでも同様ですね。
スマッシュの場合は左手を有効に使う矯正法が有ります。
レディーポジションで、ダブルハンドの人はグリップを、
シングルハンドの人はスロート部に左手(右利き)を添えてますよね。
そしてロブが上がると、左手は放しボール方向を指す様に上げますね。
ちょっとだけボール方向を指すのを遅らせましょう。
ロブが上がったら、左手主導でラケットを引上げるんです。
ほら、右手も追随して随分高く上がったでしょ。
それから左手を離してボール方向を指しても間に合います。
サーブも、素振りでなら同様な方法で矯正できると思います。
さて、せっかく上げた肘ですから・・・下げないように。
肩の力は抜くんですよ。手首もね。
スマッシュの場合は左手を有効に使う矯正法が有ります。
レディーポジションで、ダブルハンドの人はグリップを、
シングルハンドの人はスロート部に左手(右利き)を添えてますよね。
そしてロブが上がると、左手は放しボール方向を指す様に上げますね。
ちょっとだけボール方向を指すのを遅らせましょう。
ロブが上がったら、左手主導でラケットを引上げるんです。
ほら、右手も追随して随分高く上がったでしょ。
それから左手を離してボール方向を指しても間に合います。
サーブも、素振りでなら同様な方法で矯正できると思います。
さて、せっかく上げた肘ですから・・・下げないように。
肩の力は抜くんですよ。手首もね。
2007年10月31日
【 ラケットヘッドが回らない 】
サーブでラケットヘッドが上手く回らない人が居ます。
どうにも直らない人には、トスアップ前に、肘を上げラケットヘッドを下げた構えから打たせたりしますが・・・
ベースラインからボールを投げさせてみてもネットを越えません。
それどころか、自陣のサービスライン手前に叩きつけてしまいます。
腕全体に力が入り過ぎて居るんだと思います。特に手首に・・・
関節の柔軟性が無くて手首が返らないと言う人も稀には居ますが、
ほとんどの人は力を抜けば普通に手首が返りスナップが使えるようになります。
手首の力を抜きましょう。
手首のスナップだけでボール投げをしてみましょう。
もちろんストレッチもやった方がいいですよ。
そしてラケットヘッドが回らないもうひとつの原因は・・・
ラケットを持つ腕の『肘』が肩より下がっています。
肘が低いままだと手首が柔軟でもラケットヘッドを落せません。
「肘を高く」「肘を上げて」と声を掛けても、これが案外簡単に直らないんですね。
肘も、肩に力が入るほど上げ辛くなります。
肩の力を抜いて腕を上げてみて下さい。
名前を呼ばれて挙手をする時のように・・・
腕が耳に付いたでしょ。
僅か300g程度のラケットですから、そんなに力を入れて持ち上げる必要はありません。
四十肩・五十肩はもちろん、酷使して肩を痛めて居る人は無理しないで下さい。
どうにも直らない人には、トスアップ前に、肘を上げラケットヘッドを下げた構えから打たせたりしますが・・・
ベースラインからボールを投げさせてみてもネットを越えません。
それどころか、自陣のサービスライン手前に叩きつけてしまいます。
腕全体に力が入り過ぎて居るんだと思います。特に手首に・・・
関節の柔軟性が無くて手首が返らないと言う人も稀には居ますが、
ほとんどの人は力を抜けば普通に手首が返りスナップが使えるようになります。
手首の力を抜きましょう。
手首のスナップだけでボール投げをしてみましょう。
もちろんストレッチもやった方がいいですよ。
そしてラケットヘッドが回らないもうひとつの原因は・・・
ラケットを持つ腕の『肘』が肩より下がっています。
肘が低いままだと手首が柔軟でもラケットヘッドを落せません。
「肘を高く」「肘を上げて」と声を掛けても、これが案外簡単に直らないんですね。
肘も、肩に力が入るほど上げ辛くなります。
肩の力を抜いて腕を上げてみて下さい。
名前を呼ばれて挙手をする時のように・・・
腕が耳に付いたでしょ。
僅か300g程度のラケットですから、そんなに力を入れて持ち上げる必要はありません。
四十肩・五十肩はもちろん、酷使して肩を痛めて居る人は無理しないで下さい。
2007年10月30日
【 ジャンピングサーブ 】
空中でインパクトすれば、ベースラインの内側に入ってもフットフォールトにはなりません。
打点も高くなるので、インの確率も高まります。
サーブ&ボレーを目指すプレーヤーにとっては必修科目です。
今回は、トスアップして膝が伸び切ってしまう人の矯正法としてジャンピングサーブに取り組んでもらいました。
「ジャンプして空中で打ってごらん」
3球ほどデモを行って見せ、トライしてもらいました。
驚きました。効果覿面。ジャンプして打てたじゃ有りませんか。
ジャンプできたって事は、膝を曲げられたと言う事です。
ボール投げのウォーミングアップで20m先のフェンスまで届くようになった事も相乗効果となり、サーブでの手足のバランス、タイミングが合って来て、弱々しかったサーブにスピードが出て来ました。
打点も高くなるので、インの確率も高まります。
サーブ&ボレーを目指すプレーヤーにとっては必修科目です。
今回は、トスアップして膝が伸び切ってしまう人の矯正法としてジャンピングサーブに取り組んでもらいました。
「ジャンプして空中で打ってごらん」
3球ほどデモを行って見せ、トライしてもらいました。
驚きました。効果覿面。ジャンプして打てたじゃ有りませんか。
ジャンプできたって事は、膝を曲げられたと言う事です。
ボール投げのウォーミングアップで20m先のフェンスまで届くようになった事も相乗効果となり、サーブでの手足のバランス、タイミングが合って来て、弱々しかったサーブにスピードが出て来ました。
2007年10月29日
【 ローボレーのミスを減らすために 】
ローボレーの際、大きなスタンスをとって腰を落とす事が出来ない人は多い。
ラケットだけ差し出して何とかしようとするが、結果スイートスポットを外すミスがでる。
大きなスタンスをとって後足の膝を落さないと腰も低く出来ないという事は理屈では判っても、腰を落したあと立て直す脚力が無いから落す事が出来ない。
腰高のままでもラケットワークだけで器用に面を作れる人も居るが、
やはりボールの高さに目線を近づけた方がミスは少なくなる筈だ。
上手くなりたい気持ちはあれど、ボールを打つ以外のトレーニングはちょっと・・・と言う人は多そうだが・・・下半身を鍛えよう。
年だから・・・は、理由にならない。
森光子さんはヒンズースクワットを毎日150回はやると言う。
ヒンズースクワット以外にも、脚力を強化するスクワットメニューは、自分の体重だけを利用して手軽に出来るものが幾らでも有る。
テニスプレーヤーにはレッグ・ランジがお勧めだ。
1~1.2mを目安に、片足を大きく前に踏み出し、後ろ足の膝を落す。
踏み出した足を蹴って元に戻る。
参考サイト:1分間エクササイズ100
ラケットだけ差し出して何とかしようとするが、結果スイートスポットを外すミスがでる。
大きなスタンスをとって後足の膝を落さないと腰も低く出来ないという事は理屈では判っても、腰を落したあと立て直す脚力が無いから落す事が出来ない。
腰高のままでもラケットワークだけで器用に面を作れる人も居るが、
やはりボールの高さに目線を近づけた方がミスは少なくなる筈だ。
上手くなりたい気持ちはあれど、ボールを打つ以外のトレーニングはちょっと・・・と言う人は多そうだが・・・下半身を鍛えよう。
年だから・・・は、理由にならない。
森光子さんはヒンズースクワットを毎日150回はやると言う。
ヒンズースクワット以外にも、脚力を強化するスクワットメニューは、自分の体重だけを利用して手軽に出来るものが幾らでも有る。
テニスプレーヤーにはレッグ・ランジがお勧めだ。
1~1.2mを目安に、片足を大きく前に踏み出し、後ろ足の膝を落す。
踏み出した足を蹴って元に戻る。
参考サイト:1分間エクササイズ100
2007年10月27日
【 Passing Shot・・・仕上げ編 】
ネットプレーヤーとの対戦を想定したSinglesの練習メニュー
仕上げは、A vs B で実戦的なラリーを行います。
A からの球出しで始めますが、
打ちっぱなしではなく、
B のパスに A はボレーなどで応戦します。
B はパッシング一辺倒ではなく
A の配球が厳しければ、もちろんロブもありとします。
A の配球如何で B の対応力が試せる事になります。
何ポイント続けるかは、B の体力次第ですが、
1セットマッチでポイントを明確にして行うと、より実戦的になります。
仕上げは、A vs B で実戦的なラリーを行います。
A からの球出しで始めますが、
打ちっぱなしではなく、
B のパスに A はボレーなどで応戦します。
B はパッシング一辺倒ではなく
A の配球が厳しければ、もちろんロブもありとします。
A の配球如何で B の対応力が試せる事になります。
何ポイント続けるかは、B の体力次第ですが、
1セットマッチでポイントを明確にして行うと、より実戦的になります。
2007年10月26日
【 Passing Shot・・・続編 】
ネットプレーヤーとの対戦を想定したSinglesの練習メニュー。
昨日の続編です。
AとBに的を置き、コーチはAから球出しします。
ストローカーBは、的を狙ってパッシングショットを打ちます。
◇バックサイド側への球出しで・・・
1セット目、まずはバックハンドで・・・
Aを狙って10本、Bを狙って10本、交互に10本。
2セット目、フォアに回り込んで・・・
当然フォアに回り込めるような緩くバウンドの高い球出しにします。
3セット目以降は昨日同様です。
◇センターへの球出しで・・・
1セット目、まずはフォアハンドで・・・
Aだけ10本、Bだけ10本、交互に10本。
2セット目、バックハンドで・・・
3セット目以降は昨日同様です。
昨日の続編です。
AとBに的を置き、コーチはAから球出しします。
ストローカーBは、的を狙ってパッシングショットを打ちます。
◇バックサイド側への球出しで・・・
1セット目、まずはバックハンドで・・・
Aを狙って10本、Bを狙って10本、交互に10本。
2セット目、フォアに回り込んで・・・
当然フォアに回り込めるような緩くバウンドの高い球出しにします。
3セット目以降は昨日同様です。
◇センターへの球出しで・・・
1セット目、まずはフォアハンドで・・・
Aだけ10本、Bだけ10本、交互に10本。
2セット目、バックハンドで・・・
3セット目以降は昨日同様です。
2007年10月25日
【 Passing Shot 】
ネットプレーヤーとの対戦を想定したSinglesの練習メニューです。
AとBに的を置き、コーチはAから球出しします。
ストローカーBは、的を狙ってパッシングショットを打ちます。
まずはフォアサイド側だけへの球出しで・・・
Aを狙って10本、Bを狙って10本、交互に10本
計30本打ちっ放しで1セット。
1セット目は、球出しを比較的ゆったりとしたスピードのボールで、深さもほぼ一定に。
パスのコースが安定しているようなら、2セット目は、深さは一定でスピードを上げたボールにします。
3セット目以降は、Bの対応力に応じて、スピード・球種・深さをランダムに変化させてみます。
アウト・ネットの本数、的に当った本数などを記録し、以後の目標にしてみましょう。
AとBに的を置き、コーチはAから球出しします。
ストローカーBは、的を狙ってパッシングショットを打ちます。
まずはフォアサイド側だけへの球出しで・・・
Aを狙って10本、Bを狙って10本、交互に10本
計30本打ちっ放しで1セット。
1セット目は、球出しを比較的ゆったりとしたスピードのボールで、深さもほぼ一定に。
パスのコースが安定しているようなら、2セット目は、深さは一定でスピードを上げたボールにします。
3セット目以降は、Bの対応力に応じて、スピード・球種・深さをランダムに変化させてみます。
アウト・ネットの本数、的に当った本数などを記録し、以後の目標にしてみましょう。
2007年10月23日
【 ショートクロスのTouch Shot 】
スライディングショットでも紹介したショートクロスへの切り返しに使いたいショットです。
トップスピンで落せれば言う事ありませんが、緩いスライスで十分です。
強いバックスピンを意識する必要はありません。
パチーンと弾いてしまうのではなく、出来るだけ長くラケット面に載せて運ぶつもりでゆったりとスイングします。
実際にラケット面にボールを載せた状態からネット越しのショートクロスに置きに行くようにスイングしてみましょう。
A対D(右利きフォア)、B対C(右利きバック)でネットを挟んでラリーを行います。
ネットの白帯の上を転がすようなつもりで、ボールを運びましょう。
鋭角にネットから2mと離れない所に落すように打ち合ってみましょう。
トップスピンで落せれば言う事ありませんが、緩いスライスで十分です。
強いバックスピンを意識する必要はありません。
パチーンと弾いてしまうのではなく、出来るだけ長くラケット面に載せて運ぶつもりでゆったりとスイングします。
実際にラケット面にボールを載せた状態からネット越しのショートクロスに置きに行くようにスイングしてみましょう。
A対D(右利きフォア)、B対C(右利きバック)でネットを挟んでラリーを行います。
ネットの白帯の上を転がすようなつもりで、ボールを運びましょう。
鋭角にネットから2mと離れない所に落すように打ち合ってみましょう。
2007年10月22日
【 ショートストローク 】
長い、深いストロークではなく短く落したい場面があります。
相手のミスボレー等がサービスエリア内に弱々しく落ちた時など・・・
無理に踏み込んでローボレーにする事はありません。
ましてやハーフボレーで返すなどもったいない。
ステップバックし、落下地点から適度な距離をとり
ワイパースイングでしっかり振り抜きましょう。
トップスピンのショートストローク。
ネットより低い打点からでも
これが打てればネットプレーにさらに幅が出て来ます。
センター付近からなら相手二人の真ん中へ
ワイドに振られた場面ならショートクロスで切り返しましょう。
練習ではボールが隣のコートに散らないよう的をセンターTゾーンに置きます。
相手ボレーヤー想定のネットポジションから
サービスエリア内で打てるよう短い球出しとします。
もちろんバックスピンを掛けたボールにします。
相手のミスボレー等がサービスエリア内に弱々しく落ちた時など・・・
無理に踏み込んでローボレーにする事はありません。
ましてやハーフボレーで返すなどもったいない。
ステップバックし、落下地点から適度な距離をとり
ワイパースイングでしっかり振り抜きましょう。
トップスピンのショートストローク。
ネットより低い打点からでも
これが打てればネットプレーにさらに幅が出て来ます。
センター付近からなら相手二人の真ん中へ
ワイドに振られた場面ならショートクロスで切り返しましょう。
練習ではボールが隣のコートに散らないよう的をセンターTゾーンに置きます。
相手ボレーヤー想定のネットポジションから
サービスエリア内で打てるよう短い球出しとします。
もちろんバックスピンを掛けたボールにします。
2007年10月19日
【 ワイパースイング:Wiper Swing 】
フロントウインドウの雨粒を一掃するワイパーのようなスイング。
スイングスピードが速いほど強い回転のトップスピンを生み出します。
深いストロークではなく、ショートクロス等短く落したい時に有効なスイングです。
トップスピンロブにも応用できます。
ラケットの絵①~⑥は、後から見た軌跡
実際は惰性でさらに左へフォロースルーされます。
脇を締めラケットヘッドを落とし、一気にグリップを引上げます。
③以降、肘を右に開放しながら、おでこの前で左へ振り抜きます。
インパクトポイントは②の前後になるでしょうか。
ストリングスの横糸でボールを引っ掻き上げるつもりでスイングしましょう。
図の左:オレンジ色のラインは、横から見たラケットヘッドの軌跡
一般的なストロークのスイング軌跡より立ち上がりを急にします。
インパクト後は、前への振り出しではなく、とにかく『上』です。
このラインが寝てくると押し出しの強いトップスピンになります。
ネット等の50cm前に立ち、ネットに触れないように素振りしてみましょう。
スイングスピードが速いほど強い回転のトップスピンを生み出します。
深いストロークではなく、ショートクロス等短く落したい時に有効なスイングです。
トップスピンロブにも応用できます。
ラケットの絵①~⑥は、後から見た軌跡
実際は惰性でさらに左へフォロースルーされます。
脇を締めラケットヘッドを落とし、一気にグリップを引上げます。
③以降、肘を右に開放しながら、おでこの前で左へ振り抜きます。
インパクトポイントは②の前後になるでしょうか。
ストリングスの横糸でボールを引っ掻き上げるつもりでスイングしましょう。
図の左:オレンジ色のラインは、横から見たラケットヘッドの軌跡
一般的なストロークのスイング軌跡より立ち上がりを急にします。
インパクト後は、前への振り出しではなく、とにかく『上』です。
このラインが寝てくると押し出しの強いトップスピンになります。
ネット等の50cm前に立ち、ネットに触れないように素振りしてみましょう。
2007年10月17日
【 スライディングショット:sliding shot 】
球出しによるスライディングショットの練習・・・その後の展開。
スライディングステップは、9月7日付けの記事を参照して下さい。
Dからの球出しで始めます。
ドロップボレーがやや甘くなったと言う想定の球出しにします。
Aがスライドステップを使って拾いますが、がかなり低い位置で拾う事になるので強打は出来ません。
ネットポジションではCDが待ちうけていますが・・・
Cはダウンザラインを警戒しアレーに寄るでしょう。
Dもパートナーとの距離を広げすぎないためセンターに寄る筈です。
DJがAなら、こんな配球をします。
強打は無理ですから、タッチショットになります。
バックハンドスライスでのショートクロスか
Cの頭上を越すロブです。
難しいのがBのポジショニングです。
漫然とベースラインに留まっている訳にはいきません。
DJなら、とりあえずサービスライン辺りまで上がってAの返球の行方を判断して動きます。
ABCDの技量によって様々な展開が楽しめますが、このようなケーススタディー(case study)は、繰り返し試す事で、プレーの精度と経験値を高める事が可能となります。
皆さんはどんなケースを試してみたいですか?
スライディングステップは、9月7日付けの記事を参照して下さい。
Dからの球出しで始めます。
ドロップボレーがやや甘くなったと言う想定の球出しにします。
Aがスライドステップを使って拾いますが、がかなり低い位置で拾う事になるので強打は出来ません。
ネットポジションではCDが待ちうけていますが・・・
Cはダウンザラインを警戒しアレーに寄るでしょう。
Dもパートナーとの距離を広げすぎないためセンターに寄る筈です。
DJがAなら、こんな配球をします。
強打は無理ですから、タッチショットになります。
バックハンドスライスでのショートクロスか
Cの頭上を越すロブです。
難しいのがBのポジショニングです。
漫然とベースラインに留まっている訳にはいきません。
DJなら、とりあえずサービスライン辺りまで上がってAの返球の行方を判断して動きます。
ABCDの技量によって様々な展開が楽しめますが、このようなケーススタディー(case study)は、繰り返し試す事で、プレーの精度と経験値を高める事が可能となります。
皆さんはどんなケースを試してみたいですか?
2007年10月11日
【 スライディングショット:sliding shot 】
球出しによるスライディングショットの練習です。
スライディングステップは、9月7日付けの記事を参照して下さい。
Dからの球出しで始めます。
ドロップボレーがやや甘くなったと言う想定の球出しにします。
ABはダッシュし最後の一歩をスライディングステップで拾います。
ハードコートの場合はスライド出来ないので、最後の一歩を大きく跳んで着地で止まれるようにします。
さぁ、やっとの思いで拾ったボールですがかなり低い位置で拾う事になるので強打は出来ません。
ネットポジションではCDが待ちうけています。
貴方ならどこへどんなボールを配球しますか?
Aの返球次第で、ボールデッドまで実戦形式に移行します。
参加者が多い時はAB並列で順にスライディングショットだけトライしてもらいます。
Aからの球出しで始め、Dがドロップボレーを放ったらABいずれかが拾いに走ると言うのも実戦的です。
スライディングステップは、9月7日付けの記事を参照して下さい。
Dからの球出しで始めます。
ドロップボレーがやや甘くなったと言う想定の球出しにします。
ABはダッシュし最後の一歩をスライディングステップで拾います。
ハードコートの場合はスライド出来ないので、最後の一歩を大きく跳んで着地で止まれるようにします。
さぁ、やっとの思いで拾ったボールですがかなり低い位置で拾う事になるので強打は出来ません。
ネットポジションではCDが待ちうけています。
貴方ならどこへどんなボールを配球しますか?
Aの返球次第で、ボールデッドまで実戦形式に移行します。
参加者が多い時はAB並列で順にスライディングショットだけトライしてもらいます。
Aからの球出しで始め、Dがドロップボレーを放ったらABいずれかが拾いに走ると言うのも実戦的です。
2007年10月05日
【 アタックvsブロック:attack vs block 】
前回に続き人数が多い時の練習メニューを紹介します。
今回は6人が同時に出来る練習です。
図の様に、A vs a B vs b C vs c 3組が対面で行います。
ネットポジションの a b c 側から高く弾む球出し、A B C はそれを a b c へアタックします。
a b c はブロックボレーに自信があれば a のように短い球出しで、
怖いなと感じるなら c のようにベースラインの外で打たせるように深い球出しをします。
待っているメンバーが多い時は8球程度で交替します。
怖いと思う人はやめておいた方が無難です。
今回は6人が同時に出来る練習です。
図の様に、A vs a B vs b C vs c 3組が対面で行います。
ネットポジションの a b c 側から高く弾む球出し、A B C はそれを a b c へアタックします。
a b c はブロックボレーに自信があれば a のように短い球出しで、
怖いなと感じるなら c のようにベースラインの外で打たせるように深い球出しをします。
待っているメンバーが多い時は8球程度で交替します。
怖いと思う人はやめておいた方が無難です。
2007年10月04日
【 8人同時に出来る練習 】
参加者が多い時に8人同時に出来る練習メニューを紹介します。
図を見ていただければ一目瞭然でしょうか。
ABCDはボレー回しです。
特にルールを設けずアップメニューとして軽く流しても良いですし、サービスエリア外はアウトとして厳しいコースを突き合う事で実戦的にもなります。
EFGHはロブ回しです。
基本的にボールを順に回しますが、ネットの向うの前衛が良い目標になります。
ロブだけの練習って案外やらないものですよね。
高さを意識して、スライスやトップスピンを織り交ぜてトライしてみましょう。
浅くなってボレーヤーに当りそうな時は大きな声で警告を発します。
当っても頭蓋骨骨折の恐れは無いと思いますが・・・。
数ポイントでポジションをチェンジしてゆきます。
図を見ていただければ一目瞭然でしょうか。
ABCDはボレー回しです。
特にルールを設けずアップメニューとして軽く流しても良いですし、サービスエリア外はアウトとして厳しいコースを突き合う事で実戦的にもなります。
EFGHはロブ回しです。
基本的にボールを順に回しますが、ネットの向うの前衛が良い目標になります。
ロブだけの練習って案外やらないものですよね。
高さを意識して、スライスやトップスピンを織り交ぜてトライしてみましょう。
浅くなってボレーヤーに当りそうな時は大きな声で警告を発します。
当っても頭蓋骨骨折の恐れは無いと思いますが・・・。
数ポイントでポジションをチェンジしてゆきます。
2007年09月28日
【 Dのプレースメントは・・・2 】
昨日の続きです。
A:サービスダッシュ
D:ポーチを避けワイドにリターンしネットへ詰める
A:1stボレーをDのバックサイド寄り足元に配球。
・・・昨日の図を参照
このあとD のplacementは・・・
1stボレーを如何に捌くか?
このような小さな絵ではピンとこないですか?
頭の中で三次元に拡大して想像してみましょう。
AB の間って、かなり空いて見えるはずです。が・・・
しかし、センター(①)への配球は無いでしょう。
浮けばBのポーチの餌食になってしまいますし。
また、空いたセンターを埋めるべくAが戻るはずですから。
D はバックサイド足元からのボレーですから
強いボールは返せません。
無難なのはBの頭越えのストレートロブ(②)ですが・・・
実はこのパターン、DJがチャンスと思える瞬間のひとつです。
DJはAフォアサイドアレーへ小さく落す逆クロスのボレーを得意としています。
センターへ戻ろうとするAの逆を突く恰好となり時にエースになる事も。
逆クロスへの面を読まれてはいけませんから、キャッチの瞬間にグリップワークでヘッドの出を遅らせます。
さぁ週末です。コートで試してみて下さい。
A:サービスダッシュ
D:ポーチを避けワイドにリターンしネットへ詰める
A:1stボレーをDのバックサイド寄り足元に配球。
・・・昨日の図を参照
このあとD のplacementは・・・
1stボレーを如何に捌くか?
このような小さな絵ではピンとこないですか?
頭の中で三次元に拡大して想像してみましょう。
AB の間って、かなり空いて見えるはずです。が・・・
しかし、センター(①)への配球は無いでしょう。
浮けばBのポーチの餌食になってしまいますし。
また、空いたセンターを埋めるべくAが戻るはずですから。
D はバックサイド足元からのボレーですから
強いボールは返せません。
無難なのはBの頭越えのストレートロブ(②)ですが・・・
実はこのパターン、DJがチャンスと思える瞬間のひとつです。
DJはAフォアサイドアレーへ小さく落す逆クロスのボレーを得意としています。
センターへ戻ろうとするAの逆を突く恰好となり時にエースになる事も。
逆クロスへの面を読まれてはいけませんから、キャッチの瞬間にグリップワークでヘッドの出を遅らせます。
さぁ週末です。コートで試してみて下さい。
2007年09月27日
【 Dのプレースメントは 】
A:サービスダッシュ
D:ポーチを避けワイドにリターンしネットへ詰める
A:1stボレーをDのバックサイド寄り足元に配球
・・・右図
このあとD の placement は・・・
1stボレーを如何に捌くか?
このような小さな絵ではピンとこないですか?
頭の中で三次元に拡大して想像してみましょう。
AB の間って、かなり空いて見えるはずです。
・
・
・
D:ポーチを避けワイドにリターンしネットへ詰める
A:1stボレーをDのバックサイド寄り足元に配球
・・・右図
このあとD の placement は・・・
1stボレーを如何に捌くか?
このような小さな絵ではピンとこないですか?
頭の中で三次元に拡大して想像してみましょう。
AB の間って、かなり空いて見えるはずです。
・
・
・
2007年09月25日
【 チャンスボールを確実に決めたい・・・ですか? 】
◇チャンスボールって・・・どんなボール?
◇決めるって・・・どういう事?
皆さんはどんなボールをチャンスボールだと思います?
どんな場面(陣形)で、どんなボールが飛んで来た時「チャンス」と思ったか?
或いは「決められる」と思ったか?
その時、どんなショットを打って決めましたか?
「決める」とは・・・ノータッチエースを取ること。と仮定すれば・・・
「チャンスボール」とは・・・ノータッチエースが取れるようなボール、となりますね。
あくまでもひとつの仮定ですが・・・
スイートで捕らえ、強く叩いた時の打感と打球音の心地良さ。
さらにそのボールが抜けて行った時の小気味良さ。
それも判らなくは有りません。たまには打ってみたいとも思います。
しかし「チャンスボール」=「ノータッチエース」でなくてはいけませんか?
緩いボールでも、ロブでだってエースは奪えます。
エースでなくても、相手のミスを誘えばいいんです。
ミスさせられなくても、次の1本でより優位に立てばいいんです。
DJはどちらかと言うと、緩くプレースメントしたボールでポイントが取れた時ほくそ笑んでいます。
テニスはノータッチエースやボールの速さを競う競技ではありません。
速さは脅威ではありますが・・・
しかし、速さを競うのではなく、プレースメントの確かさを競いましょう。
速さではなくボールの落とし処こそを大事にしましょう。
緩いプレースメントの代表が、ロブでありドロップボレーやアングルボレーです。
スピードを抑えてコントロールの精度を高める事にチャレンジしましょう。
「そんな練習方法ってありますか?」
的を置き、そこを狙えば良いだけです。
◇決めるって・・・どういう事?
皆さんはどんなボールをチャンスボールだと思います?
どんな場面(陣形)で、どんなボールが飛んで来た時「チャンス」と思ったか?
或いは「決められる」と思ったか?
その時、どんなショットを打って決めましたか?
「決める」とは・・・ノータッチエースを取ること。と仮定すれば・・・
「チャンスボール」とは・・・ノータッチエースが取れるようなボール、となりますね。
あくまでもひとつの仮定ですが・・・
スイートで捕らえ、強く叩いた時の打感と打球音の心地良さ。
さらにそのボールが抜けて行った時の小気味良さ。
それも判らなくは有りません。たまには打ってみたいとも思います。
しかし「チャンスボール」=「ノータッチエース」でなくてはいけませんか?
緩いボールでも、ロブでだってエースは奪えます。
エースでなくても、相手のミスを誘えばいいんです。
ミスさせられなくても、次の1本でより優位に立てばいいんです。
DJはどちらかと言うと、緩くプレースメントしたボールでポイントが取れた時ほくそ笑んでいます。
テニスはノータッチエースやボールの速さを競う競技ではありません。
速さは脅威ではありますが・・・
しかし、速さを競うのではなく、プレースメントの確かさを競いましょう。
速さではなくボールの落とし処こそを大事にしましょう。
緩いプレースメントの代表が、ロブでありドロップボレーやアングルボレーです。
スピードを抑えてコントロールの精度を高める事にチャレンジしましょう。
「そんな練習方法ってありますか?」
的を置き、そこを狙えば良いだけです。
2007年09月24日
【 ボレーボレー 】
①:ハイバックボレー vs ハイバックボレー
1対1で、お互いに中ロブでハイバックを狙います。
多少フォア側に来たボールも廻り込んでバックで返すようにします。
最初はサービスラインの1mくらい内側で・・・
徐々にポジションを深くして長いボレーにしてみましょう。
アウトボールはしっかりウォッチします。
クロスでやる場合、アドサイドでは少しセンター寄りのポジションでやります。
②:50往復ボレーボレー
これも1対1で、50往復続ける。ただそれだけですが・・・。
レベルに応じてコントロールする場所や距離を変えます。
③:ミッドゾーンボレーボレーゲーム
ハーフボレーも禁止で、ボレーのみでポイントを競います。
ミッドゾーン以外に落ちたらアウト。
アレーもアウトですが、ダブルスで戦います。
1対1で、お互いに中ロブでハイバックを狙います。
多少フォア側に来たボールも廻り込んでバックで返すようにします。
最初はサービスラインの1mくらい内側で・・・
徐々にポジションを深くして長いボレーにしてみましょう。
アウトボールはしっかりウォッチします。
クロスでやる場合、アドサイドでは少しセンター寄りのポジションでやります。
②:50往復ボレーボレー
これも1対1で、50往復続ける。ただそれだけですが・・・。
レベルに応じてコントロールする場所や距離を変えます。
③:ミッドゾーンボレーボレーゲーム
ハーフボレーも禁止で、ボレーのみでポイントを競います。
ミッドゾーン以外に落ちたらアウト。
アレーもアウトですが、ダブルスで戦います。
2007年09月13日
【 トスアップ:toss up 】
トップスピンサーブのトスの位置は「頭のうしろ」と書く事が多かったのですが・・・
「背中のうしろ」と言った方が誤解がないでしょうか。
エドバーグは「左肩の上」だったそうです。
右図で、スタンス(足型)のやや後に配した緑色の楕円形は上体(肩)の向きです。
トスアップ完了で上体がうしろへ反った状態をイメージして下さい。
両肩を結ぶラインが打球方向とほぼ一致します。
いわゆる横向きです。
スイングはネット方向へではなく、上体の横向きを保ったまま背中から胸の前(ボールと重なる赤い直線方向)ですから、トップスピンにトライして間もないうちは、Aのように背中の真うしろ(背骨のうしろ)辺りがスイングしやすいと思います。
Aの位置から打ち出されるトップスピンは推進力(スピード)には欠けますが、山なりの弾道で確実にネットを越える筈です。
スピンの弾道が安定してきたらスイングスピードを上げて行きます。
慣れてきたらトスをネット寄り(Bの位置:左肩のうしろ)に少しずつ変えて行ってみましょう。
ただしトスの位置を変えるとともに、インパクトに向けて重心を打球方向へ傾けて行く必要があります。
トスアップしたボールの下にもぐり込むと言った表現で判るでしょうか。
トップスピンのスイングに習熟してくると、同じトスの位置から、もぐり込み方と、上体の開き加減、スイングの方向を変えて、スライスやフラットを打つ事も可能になって来るでしょう。
サーブに関連する過去の記事
2006.7.11 トップスライスサーブ???
2006.8. 7 サーブの確率を上げるために
2006.8.12 トップスピンサーブに挑戦する皆様へ
2007.3.22 初級者教室:サーブ改造
2007.3.25 初級者教室:トスアップの練習
2007.3.29 初級者教室:トスアップの練習・・・その2
2007.4. 2 初級者教室:トスが一段落したら
2007.7.10 スピンかバックスピンか
2007.7.26 「どこ」を「どのように」叩くか
2007.9.12 トップスピンサーブに取り組んでいる君に
「背中のうしろ」と言った方が誤解がないでしょうか。
エドバーグは「左肩の上」だったそうです。
右図で、スタンス(足型)のやや後に配した緑色の楕円形は上体(肩)の向きです。
トスアップ完了で上体がうしろへ反った状態をイメージして下さい。
両肩を結ぶラインが打球方向とほぼ一致します。
いわゆる横向きです。
スイングはネット方向へではなく、上体の横向きを保ったまま背中から胸の前(ボールと重なる赤い直線方向)ですから、トップスピンにトライして間もないうちは、Aのように背中の真うしろ(背骨のうしろ)辺りがスイングしやすいと思います。
Aの位置から打ち出されるトップスピンは推進力(スピード)には欠けますが、山なりの弾道で確実にネットを越える筈です。
スピンの弾道が安定してきたらスイングスピードを上げて行きます。
慣れてきたらトスをネット寄り(Bの位置:左肩のうしろ)に少しずつ変えて行ってみましょう。
ただしトスの位置を変えるとともに、インパクトに向けて重心を打球方向へ傾けて行く必要があります。
トスアップしたボールの下にもぐり込むと言った表現で判るでしょうか。
トップスピンのスイングに習熟してくると、同じトスの位置から、もぐり込み方と、上体の開き加減、スイングの方向を変えて、スライスやフラットを打つ事も可能になって来るでしょう。
サーブに関連する過去の記事
2006.7.11 トップスライスサーブ???
2006.8. 7 サーブの確率を上げるために
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2007.4. 2 初級者教室:トスが一段落したら
2007.7.10 スピンかバックスピンか
2007.7.26 「どこ」を「どのように」叩くか
2007.9.12 トップスピンサーブに取り組んでいる君に
2007年09月11日
【 デモを見せる場所 】
新しい技術を習得してもらう過程で、
どうやるかを、言って聞かせるだけでなく、
やって見せる事は必須です。
習得の基本は「真似る事」ですから。
やって見せる時に大事なのが「どこで見せるか」です。
皆さんはスクールや教室で、コーチのデモを見る時に、どこから見ますか?
そして、どこにポイントを置いて観察しますか?
例えばサーブ&ボレーのdemonstrationの場合・・・
コーチの後方からレシーバーも視野に入れてですか?
それとも真逆のレシーバー側からネット越しにですか?
DJがデモを見せる時はネット際からネットを背にしてこちらを見るように場所を指定します。DJが打ったボールを眼で追えない様にするためです。
サーブ&ボレーにトライする際に大事なフットワークをしっかり観てもらう為です。
「足の動きだけをしっかり観て」と言っても、後や横から見させると人間の眼は本能的に動く物(ボール)を追ってしまいます。
だからボールを追えない様に、ネットの手前からこちらを向かせる見せ方が効果的だと思います。
最初は場所を指定せず、見易い所に集まって下さいと言って始める事もあります。
だいたいベースライン付近で後方から見ようとする人が多いですね。
あまり後に居る人には、せめてベースライン辺りまで来て横から見てくれるように言いますが、サーブを打った瞬間にほとんど全員の首がネットの向こうへ向くのが判ります。
「足の動き見てくれましたか?」と聞きます。
「見ました」と言う答えは返って来ません。
「ボールしか見てなかったでしょ」と聞くと、何人かが頷きます。
そして観る場所とポイントを指定してやり直すと、ようやく視線が足に向いてきます。
どこがポイントかを逃さず観察する術を心得ていれば、どこから見ても問題ありません。
どうやるかを、言って聞かせるだけでなく、
やって見せる事は必須です。
習得の基本は「真似る事」ですから。
やって見せる時に大事なのが「どこで見せるか」です。
皆さんはスクールや教室で、コーチのデモを見る時に、どこから見ますか?
そして、どこにポイントを置いて観察しますか?
例えばサーブ&ボレーのdemonstrationの場合・・・
コーチの後方からレシーバーも視野に入れてですか?
それとも真逆のレシーバー側からネット越しにですか?
DJがデモを見せる時はネット際からネットを背にしてこちらを見るように場所を指定します。DJが打ったボールを眼で追えない様にするためです。
サーブ&ボレーにトライする際に大事なフットワークをしっかり観てもらう為です。
「足の動きだけをしっかり観て」と言っても、後や横から見させると人間の眼は本能的に動く物(ボール)を追ってしまいます。
だからボールを追えない様に、ネットの手前からこちらを向かせる見せ方が効果的だと思います。
最初は場所を指定せず、見易い所に集まって下さいと言って始める事もあります。
だいたいベースライン付近で後方から見ようとする人が多いですね。
あまり後に居る人には、せめてベースライン辺りまで来て横から見てくれるように言いますが、サーブを打った瞬間にほとんど全員の首がネットの向こうへ向くのが判ります。
「足の動き見てくれましたか?」と聞きます。
「見ました」と言う答えは返って来ません。
「ボールしか見てなかったでしょ」と聞くと、何人かが頷きます。
そして観る場所とポイントを指定してやり直すと、ようやく視線が足に向いてきます。
どこがポイントかを逃さず観察する術を心得ていれば、どこから見ても問題ありません。
2007年09月04日
【 ハイバックボレー 】
経験の浅い初心者・初級者ならずともハイバックボレーは難易度の高い技術のひとつです。
コートの真ん中に返そうとしたのに何故か順クロスへサイドアウト。
それ以前にまともにラケットに当たらないと言う人も・・・。
面感覚を磨きましょう。
オープンスタンスでも、充分に上体を捻れば面は作れますが、
相手に背中を見せるくらいのクローズドスタンスをとれば、
面づくりも容易になります。
バックに上がったのを見たら
左足を右足の後に大きく引きます。(レフティーは逆)
大きく引けばスタンスが広くなり安定します。
スタンスが小さいとふらつき、ミスショットの一因になります。
バックハンドの面づくりは左手主導で行いましょう。
逆クロスへの配球を練習しておくと面感覚が身に付くと思います。
互いにハイバックを狙ったボレーボレーの練習も良いと思いますよ。
試合では、相手のレベルを知るために序盤の内に何度かハイバックボレーを打たせてみますか。
ps:画像が見つかりました。
高くて深いボールに対処するには、右肘を高くセットする事がひとつのポイントですね。
左手がスロート部を支え、面はほぼ真上を向いています。
バックハンドスマッシュにするなら、さらに右肘を高くし、ラケットヘッドを下げておく必要がありますが、ボレーならこれで充分です。
アドコートからですが、右足を踏み込む方向次第でストレート方向も狙えるでしょう。
コートの真ん中に返そうとしたのに何故か順クロスへサイドアウト。
それ以前にまともにラケットに当たらないと言う人も・・・。
面感覚を磨きましょう。
オープンスタンスでも、充分に上体を捻れば面は作れますが、
相手に背中を見せるくらいのクローズドスタンスをとれば、
面づくりも容易になります。
バックに上がったのを見たら
左足を右足の後に大きく引きます。(レフティーは逆)
大きく引けばスタンスが広くなり安定します。
スタンスが小さいとふらつき、ミスショットの一因になります。
バックハンドの面づくりは左手主導で行いましょう。
逆クロスへの配球を練習しておくと面感覚が身に付くと思います。
互いにハイバックを狙ったボレーボレーの練習も良いと思いますよ。
試合では、相手のレベルを知るために序盤の内に何度かハイバックボレーを打たせてみますか。
ps:画像が見つかりました。
高くて深いボールに対処するには、右肘を高くセットする事がひとつのポイントですね。
左手がスロート部を支え、面はほぼ真上を向いています。
バックハンドスマッシュにするなら、さらに右肘を高くし、ラケットヘッドを下げておく必要がありますが、ボレーならこれで充分です。
アドコートからですが、右足を踏み込む方向次第でストレート方向も狙えるでしょう。
2007年08月31日
【 ドロップボレー 】
ネットプレー派が是非身に付けたい技術のひとつ・・・
「ドロップボレー」は毎回必ず練習メニューに取り入れています。
ビギナーが参加した時はドロップボレーの練習の前に「キャッチボレー」をやります。
ラケットを振ってしまったらドロップボレーは極めて難しくなります。
テクニシャンなら普通のボレーのように構え、インパクト瞬間の面操作でボールに強いバックスピンを掛ける事も可能でしょうが、基本はあくまでも「ナチュラルバックスピン」
上向きの面でボールを受け止めれば自然にバックスピンは掛かります。
キャッチボレーで、真上に上げたボールを捕球せずにコートに落してみて下さい。
カットなど余計な操作をしなくてもバックスピンが掛かる事が納得いただけるでしょう。
サーブ同様、ネットすれすれの超絶妙な弾道は狙わない事。
ネットを越える確率が低くなりますし、越えたとしても低い弾道ではよほど強いバックスピンを掛けない限り、バウンド後にボールは相手方向に弾んで行ってしまいます。
(下図-上)
一方、高い弾道ならナチュラルバックスピンが掛かりますからボールが戻ってくれます。
(上図-下)
高く上げて滞空時間が長くなっても、相手が走る距離が長くなりますから、追いつき難くなります。
高く上げると言っても、ロブのように打ち出す必要はありません。
あくまでも上向きの面の角度とグリップの握り具合だけで調整します。
グリップは、インパクトの瞬間に緩めるのではなく、最初から落さない程度に緩く握っていればいいんです。
速いボールになるほど難易度が高くなりますから、最初は緩い球出しで慣れて行きましょう。
また、高い位置(ハイボレー)でのドロップボレーも難しいです。
腰の位置より低いローボレーで練習しましょう。
「ドロップボレー」は毎回必ず練習メニューに取り入れています。
ビギナーが参加した時はドロップボレーの練習の前に「キャッチボレー」をやります。
ラケットを振ってしまったらドロップボレーは極めて難しくなります。
テクニシャンなら普通のボレーのように構え、インパクト瞬間の面操作でボールに強いバックスピンを掛ける事も可能でしょうが、基本はあくまでも「ナチュラルバックスピン」
上向きの面でボールを受け止めれば自然にバックスピンは掛かります。
キャッチボレーで、真上に上げたボールを捕球せずにコートに落してみて下さい。
カットなど余計な操作をしなくてもバックスピンが掛かる事が納得いただけるでしょう。
サーブ同様、ネットすれすれの超絶妙な弾道は狙わない事。
ネットを越える確率が低くなりますし、越えたとしても低い弾道ではよほど強いバックスピンを掛けない限り、バウンド後にボールは相手方向に弾んで行ってしまいます。
(下図-上)
一方、高い弾道ならナチュラルバックスピンが掛かりますからボールが戻ってくれます。
(上図-下)
高く上げて滞空時間が長くなっても、相手が走る距離が長くなりますから、追いつき難くなります。
高く上げると言っても、ロブのように打ち出す必要はありません。
あくまでも上向きの面の角度とグリップの握り具合だけで調整します。
グリップは、インパクトの瞬間に緩めるのではなく、最初から落さない程度に緩く握っていればいいんです。
速いボールになるほど難易度が高くなりますから、最初は緩い球出しで慣れて行きましょう。
また、高い位置(ハイボレー)でのドロップボレーも難しいです。
腰の位置より低いローボレーで練習しましょう。
2007年08月20日
【 ファーストボレーの練習方法 】
酷暑の九連荘が終わりました。
19日(土)は恒例のビヤパーティーも。
ほぼ全員参加の19名で大いに盛り上がりました。
昨日の練習は流石に寝不足でバテましたが、蒸し暑いドームに慣れたせいか、太陽の下でも風が心地良く感じました。今日はツクツクボウシが鳴いています。
さて、ファーストボレーの練習方法です。
実際にサーブを打ってネットへ詰め「ファーストボレー」へと至る。
一連の動作を通して練習する事が最も効果的だとは思います。
しかし肝心のサーブが入らない。リターンが返らないでは効率的ではありませんね。
何の練習なのか判らなくなってしまいます。
そこで、リターンを想定した球出しから始めるのが、便宜的ですが効率的なやり方になります。
この場合、自分のスタートポジションを意識してもらいます。
素振りをしてサービスポジションから歩を進めてもらうのも一法ですが、人数が多くて時間を効率的に使いたい時は、サービスライン手前からスタートしてもらいます。図参照
サービスエリアコーナーに的をおきます。
自分が実際にサーブ&ボレーをやった場合、どの辺りでファーストボレーを打つ事になるか?
その場所を明確に意識し、それより若干手前からスタートし、球出し(リターン)のタイミングに合わせてステップインします。球出しのボールが遅い時はさらに踏み込むフットワークを使います。
中・上級者だけでなく、足元のローボレー、ハーフボレーはたくさん経験してもらいます。
また、ファーストボレー1本で終わらせてしまうより、最低2球セットで、2本目のボレーも続けてやるのも効果的です。2本目も球出しでハイバックボレーを打たせたり、ファーストボレーがネットを超えたらそれを返球するという方法もあります。
人数が多い時は、デュースサイド、アドサイド2列並行で進めます。
と言っても同時に2人への球出しは不可能なので、まずAに1stvolley用の球出しと2球目ハイバックボレーの球出し。次に、球出しの籠を挟んで左に移動し、BにA同様2球。その間にAはスタートポジションに戻って2回目を待ちます。一人4~8ポイント続けてやる方が効果的です。
球出しは、サーブがセンターに入った場合やワイドに入った場合を想定し、場所を移動して出します。
センター付近からはフォアバック両方に出しますが、ワイドからは基本的にワイドへの球出しになります。理由は判りますよね。当然球出しの球種スピードも多様に変化を持たせます。
19日(土)は恒例のビヤパーティーも。
ほぼ全員参加の19名で大いに盛り上がりました。
昨日の練習は流石に寝不足でバテましたが、蒸し暑いドームに慣れたせいか、太陽の下でも風が心地良く感じました。今日はツクツクボウシが鳴いています。
さて、ファーストボレーの練習方法です。
実際にサーブを打ってネットへ詰め「ファーストボレー」へと至る。
一連の動作を通して練習する事が最も効果的だとは思います。
しかし肝心のサーブが入らない。リターンが返らないでは効率的ではありませんね。
何の練習なのか判らなくなってしまいます。
そこで、リターンを想定した球出しから始めるのが、便宜的ですが効率的なやり方になります。
この場合、自分のスタートポジションを意識してもらいます。
素振りをしてサービスポジションから歩を進めてもらうのも一法ですが、人数が多くて時間を効率的に使いたい時は、サービスライン手前からスタートしてもらいます。図参照
サービスエリアコーナーに的をおきます。
自分が実際にサーブ&ボレーをやった場合、どの辺りでファーストボレーを打つ事になるか?
その場所を明確に意識し、それより若干手前からスタートし、球出し(リターン)のタイミングに合わせてステップインします。球出しのボールが遅い時はさらに踏み込むフットワークを使います。
中・上級者だけでなく、足元のローボレー、ハーフボレーはたくさん経験してもらいます。
また、ファーストボレー1本で終わらせてしまうより、最低2球セットで、2本目のボレーも続けてやるのも効果的です。2本目も球出しでハイバックボレーを打たせたり、ファーストボレーがネットを超えたらそれを返球するという方法もあります。
人数が多い時は、デュースサイド、アドサイド2列並行で進めます。
と言っても同時に2人への球出しは不可能なので、まずAに1stvolley用の球出しと2球目ハイバックボレーの球出し。次に、球出しの籠を挟んで左に移動し、BにA同様2球。その間にAはスタートポジションに戻って2回目を待ちます。一人4~8ポイント続けてやる方が効果的です。
球出しは、サーブがセンターに入った場合やワイドに入った場合を想定し、場所を移動して出します。
センター付近からはフォアバック両方に出しますが、ワイドからは基本的にワイドへの球出しになります。理由は判りますよね。当然球出しの球種スピードも多様に変化を持たせます。
2007年08月09日
【 ファーストボレー 】
この1ヵ月、チーム練習ではメンバーからリクエストが多かった「ファーストボレー」と言う課題に取り組んでいます。
ファーストボレーって何ですか?
と言う事を毎回問いかけています。
どう言う状況での練習かを意識してもらう為です。
明確な定義は無いようですが、一般的にはサービスダッシュでネットポジションへアプローチする過程で最初に打つボレーと言う事になるでしょうか。
ネットへ詰める過程で最初に・・・と言う定義なら、リターンダッシュやベースラインでのストロークラリーからアプローチする場合なども類型となるでしょう。
課題にするくらいですから、みな若干の経験はあるのですが、ファーストボレー以前のネットへのアプローチが覚束無い人が多いです。
実際にサーブ&ボレーをさせてみると、中には猛然と猪突猛進する人もいますが、「サーブ入ったかな?」と、ネット越しに落下点と相手の反応(フォルトの声)を確かめるようにベースラインで佇み、リターンの動作を見て慌てて歩み始める人が多いですね。
結果、サービスラインのかなり手前でファーストボレーならぬストロークを打つ羽目に。
サーブに自信がないから、入ったかどうかが気になってしまうらしいんですね。
ランディング【landing】の姿勢が取れず、棒立ちのままと言うのも不得手な人の特徴のひとつです。
リターン&ボレーの練習の方が経験値が高いので、こちらのファーストボレーの方が成功率が高いですね。リターンダッシュも、決してダッシュではなく「ウォークショット」が良いんだよと常々言っています。ダッシュでなくても、歩みを止めなければサービスライン近くまで来られる事は、頭では理解できているのですが・・・。
サーブ後の一歩目を小さくてもいいからスムーズに出す事。その一歩目に続いて歩みを止めず、二歩・三歩と次第に腰を低くランディング体勢をとりましょう。
上級者の試合を観察する事も大事ですね。
ファーストボレーの具体的な練習方法はまた次回。
ファーストボレーって何ですか?
と言う事を毎回問いかけています。
どう言う状況での練習かを意識してもらう為です。
明確な定義は無いようですが、一般的にはサービスダッシュでネットポジションへアプローチする過程で最初に打つボレーと言う事になるでしょうか。
ネットへ詰める過程で最初に・・・と言う定義なら、リターンダッシュやベースラインでのストロークラリーからアプローチする場合なども類型となるでしょう。
課題にするくらいですから、みな若干の経験はあるのですが、ファーストボレー以前のネットへのアプローチが覚束無い人が多いです。
実際にサーブ&ボレーをさせてみると、中には猛然と猪突猛進する人もいますが、「サーブ入ったかな?」と、ネット越しに落下点と相手の反応(フォルトの声)を確かめるようにベースラインで佇み、リターンの動作を見て慌てて歩み始める人が多いですね。
結果、サービスラインのかなり手前でファーストボレーならぬストロークを打つ羽目に。
サーブに自信がないから、入ったかどうかが気になってしまうらしいんですね。
ランディング【landing】の姿勢が取れず、棒立ちのままと言うのも不得手な人の特徴のひとつです。
リターン&ボレーの練習の方が経験値が高いので、こちらのファーストボレーの方が成功率が高いですね。リターンダッシュも、決してダッシュではなく「ウォークショット」が良いんだよと常々言っています。ダッシュでなくても、歩みを止めなければサービスライン近くまで来られる事は、頭では理解できているのですが・・・。
サーブ後の一歩目を小さくてもいいからスムーズに出す事。その一歩目に続いて歩みを止めず、二歩・三歩と次第に腰を低くランディング体勢をとりましょう。
上級者の試合を観察する事も大事ですね。
ファーストボレーの具体的な練習方法はまた次回。
2007年07月24日
【 広角フォアハンドストローク 】
右の陣形でAのボレーがワイドに入ってきた時、意外とD側が優位に切り返せるチャンスでもある。
②へのポール廻しを警戒してBがサイドに寄りAもややセンターケアの動きを見せるのがセオリー。
この時②へのロブの配球も有効だが、
①へのショートクロスのトップスピンが、
相手が守り切れないナイスなプレースメントになる。
スピードは有るに越した事はないが、案外緩いボールでも追いつけないものだ。
Aからの球出しで1球毎に実戦形式をトライするのも面白いが、Bと的を配置し、打ちっ放しで ① ② への広角な打ち分け感覚を磨こう。
Dの対応力に応じてAは球出しの角度スピードを変えてやろう。
このショートクロスを防ぐため AB が前後を逆転しDから等距離を置く陣形が有効という説もある。
陣形に絶対優位は無いが・・・お試しあれ。
左右反転してバックハンド(或いは逆クロス)も磨こう。
②へのポール廻しを警戒してBがサイドに寄りAもややセンターケアの動きを見せるのがセオリー。
この時②へのロブの配球も有効だが、
①へのショートクロスのトップスピンが、
相手が守り切れないナイスなプレースメントになる。
スピードは有るに越した事はないが、案外緩いボールでも追いつけないものだ。
Aからの球出しで1球毎に実戦形式をトライするのも面白いが、Bと的を配置し、打ちっ放しで ① ② への広角な打ち分け感覚を磨こう。
Dの対応力に応じてAは球出しの角度スピードを変えてやろう。
このショートクロスを防ぐため AB が前後を逆転しDから等距離を置く陣形が有効という説もある。
陣形に絶対優位は無いが・・・お試しあれ。
左右反転してバックハンド(或いは逆クロス)も磨こう。
2007年07月23日
【 練習メニュー:ストローク 】
ダブルスでの以下のような状況を想定したストローク練習です。
A アドサイドサービスライン付近に居て、
緩いボレーがバックサイドアレーに落ちて来た時
B アドサイド(又はデュースサイド)
サービスライン付近に居て、緩いボレーが
センターTゾーン手前に落ちて来た時
C デュースサイドミッドゾーンに居て、
アレーへ角度のあるボールを打たれた時
A は、バックハンドで強い回転のトップスピンの
順ショートクロス又はフォアに回り込んで
強いトップスピンの逆ショートクロス
B は、高い打点でフォアのトップスピンで
センターTゾーンを狙う
デュースサイドからの場合はバックハンドで同様に
C は、コート外からサイドスピン気味のトップスピンで
ポールまわしのダウンザラインへ
A→①、B→②、C→③に的をおきます。
ABの球出しは失敗ボレー想定ですからバックスピンを掛けた緩く浮いた軌道で。
Cは、コート外に追い出して打たせたいのですが、あまりスピードのあるボールだと追いつけないので、山なりのトップスピンボールでバウンド後の距離を稼ぐようにしましょう。
フットワークの良い人の場合は、少しずつスピードを上げてみましょう。
参加者が多い時は図の通り3箇所並行で球出しします。
移動しながら打つのではなく、ABCそれぞれの場所固定で4~8球交替です。
A アドサイドサービスライン付近に居て、
緩いボレーがバックサイドアレーに落ちて来た時
B アドサイド(又はデュースサイド)
サービスライン付近に居て、緩いボレーが
センターTゾーン手前に落ちて来た時
C デュースサイドミッドゾーンに居て、
アレーへ角度のあるボールを打たれた時
A は、バックハンドで強い回転のトップスピンの
順ショートクロス又はフォアに回り込んで
強いトップスピンの逆ショートクロス
B は、高い打点でフォアのトップスピンで
センターTゾーンを狙う
デュースサイドからの場合はバックハンドで同様に
C は、コート外からサイドスピン気味のトップスピンで
ポールまわしのダウンザラインへ
A→①、B→②、C→③に的をおきます。
ABの球出しは失敗ボレー想定ですからバックスピンを掛けた緩く浮いた軌道で。
Cは、コート外に追い出して打たせたいのですが、あまりスピードのあるボールだと追いつけないので、山なりのトップスピンボールでバウンド後の距離を稼ぐようにしましょう。
フットワークの良い人の場合は、少しずつスピードを上げてみましょう。
参加者が多い時は図の通り3箇所並行で球出しします。
移動しながら打つのではなく、ABCそれぞれの場所固定で4~8球交替です。
2007年06月28日
【 課題にチャレンジ 】
先々週から、これまでDJが一方的に決めてきた練習メニューに一工夫加えました。
メンバーそれぞれが課題とするメニューを組み込む事です。
なぁんだ、そんな事かって・・・そうです、そんな事なんです。
一方的に押し付けられるメニューと、自分がやりたい課題とでは当然意欲が違うだろし、テーマ・課題を思い描ける人は、きっと成長を続けられると思います。
何故か「ファーストボレー」が一番人気に。
人望厚いsakasakaが真っ先に取り上げたテーマだった・・・からでしょう。
他には、トップスピンストローク、トップスピンサーブ、
ボレーでラケットを引かない(面づくり)等々。
「安定感」「状況に応じたポジショニング」「集中力の持続」「チャンスボールを確実に決める」と言う難題を取り上げた人も居ました。
・・・当面の課題・テーマを挙げて下さい・・・
と言った結果の反応ですが、受け取り方も様々なんだなぁと感じました。
練習メニューに反映するためだから、より具体的なテーマ・課題は即日組み込みました。
難題に関しては相応の解説を加え、あらためてより具体的なモノを捻りだしてもらうように要請しました。
既に4日間をこなしほとんどの希望を最低1回(30分)は消化していますが、
23日(土)「トップスピンサーブ」に取り組んだ結果について・・・
過去にもトップスピンサーブに取り組んでもらった事、度々。
男子数名が何とか形になりつつあるものの、女子はまだ未達。
この日は7人の参加でしたが、4カゴやりましたので一人50球以上は打てたはずです。
トップスピンサーブを課題に挙げなかった人にも取り組んでもらいましたが、
後半はかなりいい感じで確率も高くなって来ました。
しかし・・・です。
その後のゲーム形式サービスダッシュになった途端、
いつものサーブに戻してしまう人が大半でした。
いつものサーブが確率高く入るならまだしも、
なぜ、いい感じになりつつあるトップスピンサーブを打ち続けないんでしょう?
サーブに限らず、ひとつの形を身に付ける過程で、練習では取り組むけど、試合ではいままでのやり方・・・と言う2本立てでは成功は覚束ないでしょう。
試合で、或いは試合形式で、入れなければならない緊張感を持ってやってこそ初めて本物になるとも言えます。
新しく取り組んだ形が、形にもならず全く話しにならないのならともかく、あそこまでいい感じになってきたのに、それでは元の木阿弥です。
何本打ったらモノに出来るかは個人差がありますが、
環境が許すなら、土日に各100本づつ。
3週間目には、これだと言うものがつかめるはずです。
そこまで一気に練習できない人も、とにかくひとつの形で打ち続ける事。
こうすると決めた事に「徹する」ことです。
2006年8月12日付けブログ「トップスピンサーブにチャレンジする皆様へ」ご参照ください。
メンバーそれぞれが課題とするメニューを組み込む事です。
なぁんだ、そんな事かって・・・そうです、そんな事なんです。
一方的に押し付けられるメニューと、自分がやりたい課題とでは当然意欲が違うだろし、テーマ・課題を思い描ける人は、きっと成長を続けられると思います。
何故か「ファーストボレー」が一番人気に。
人望厚いsakasakaが真っ先に取り上げたテーマだった・・・からでしょう。
他には、トップスピンストローク、トップスピンサーブ、
ボレーでラケットを引かない(面づくり)等々。
「安定感」「状況に応じたポジショニング」「集中力の持続」「チャンスボールを確実に決める」と言う難題を取り上げた人も居ました。
・・・当面の課題・テーマを挙げて下さい・・・
と言った結果の反応ですが、受け取り方も様々なんだなぁと感じました。
練習メニューに反映するためだから、より具体的なテーマ・課題は即日組み込みました。
難題に関しては相応の解説を加え、あらためてより具体的なモノを捻りだしてもらうように要請しました。
既に4日間をこなしほとんどの希望を最低1回(30分)は消化していますが、
23日(土)「トップスピンサーブ」に取り組んだ結果について・・・
過去にもトップスピンサーブに取り組んでもらった事、度々。
男子数名が何とか形になりつつあるものの、女子はまだ未達。
この日は7人の参加でしたが、4カゴやりましたので一人50球以上は打てたはずです。
トップスピンサーブを課題に挙げなかった人にも取り組んでもらいましたが、
後半はかなりいい感じで確率も高くなって来ました。
しかし・・・です。
その後のゲーム形式サービスダッシュになった途端、
いつものサーブに戻してしまう人が大半でした。
いつものサーブが確率高く入るならまだしも、
なぜ、いい感じになりつつあるトップスピンサーブを打ち続けないんでしょう?
サーブに限らず、ひとつの形を身に付ける過程で、練習では取り組むけど、試合ではいままでのやり方・・・と言う2本立てでは成功は覚束ないでしょう。
試合で、或いは試合形式で、入れなければならない緊張感を持ってやってこそ初めて本物になるとも言えます。
新しく取り組んだ形が、形にもならず全く話しにならないのならともかく、あそこまでいい感じになってきたのに、それでは元の木阿弥です。
何本打ったらモノに出来るかは個人差がありますが、
環境が許すなら、土日に各100本づつ。
3週間目には、これだと言うものがつかめるはずです。
そこまで一気に練習できない人も、とにかくひとつの形で打ち続ける事。
こうすると決めた事に「徹する」ことです。
2006年8月12日付けブログ「トップスピンサーブにチャレンジする皆様へ」ご参照ください。
2007年06月16日
【練習メニュー:2アップ vs 2バック・・・その2】
梅雨入り宣言が出た途端に雲行きが変わり週末は暇を持て余す状況ではなくなりましたね。
と言う訳で、早速今日の練習に役立つ、具体的な練習メニューのパターンをご紹介します。
ダブルスの試合前の練習のように、AvsC、BvsDでボレー&ストローク、スマッシュ&ロブなどの練習はアップメニューとしても良く見かける練習ですが、今回取り上げるのはあくまでも2アップvs2バックからのダブルス実戦形式練習なので、動くボールは1個です。
ポジション的にはAB側が優位なので、ABは出来るだけ早い段階でポイントゲットする。
逆にCDは、容易にポイントを与えず、逆転するためにどうするか。
それがこの練習で意識して欲しい事です。
球出しをAからだけでなく、B・C・Dからと変えるだけで、4パターンが経験できます。
球出しの1本目だけをクロスに、或いはストレートに、センターに、アットランダムにと言う4条件を付加すると、4×4で16パターンになります。
さらに、球出しを「速い厳しいボール」「緩くて反撃を受けるようなボール」「ロブ」等ボールの質的条件を変えるとさらに多くの状況を経験できます。
また2バックのCD側からの球出しを「全てロブから」と言う条件にして、
これも、Cからの球出しをクロスへ、ストレートへ、センターへ、アットランダムに4パターン。
Dからも同様に4パターンの球出しで、計8パターンを以下3通りのバリエーションで。
1.CD側は甘めのロブを上げ、スマッシュを打たせる。
1本で決めさせない守備力を磨くため、とにかく拾ってロブで返す。
2.CD側は、ABに容易にスマッシュされない深さ・高さのロブを上げ、
抜けたらネットポジションをとる。
3.ABは、確実に決められると言う自信がある場合のみスマッシュ。
僅かでも不安がよぎったらハイボレー若しくはストロークでつなぎ、
より甘いロブを待つ。
スマッシュミスしたら罰金○○円などとすると緊張感が高まります。
罰金は宴会費に・・・。
と言う訳で、早速今日の練習に役立つ、具体的な練習メニューのパターンをご紹介します。
ダブルスの試合前の練習のように、AvsC、BvsDでボレー&ストローク、スマッシュ&ロブなどの練習はアップメニューとしても良く見かける練習ですが、今回取り上げるのはあくまでも2アップvs2バックからのダブルス実戦形式練習なので、動くボールは1個です。
ポジション的にはAB側が優位なので、ABは出来るだけ早い段階でポイントゲットする。
逆にCDは、容易にポイントを与えず、逆転するためにどうするか。
それがこの練習で意識して欲しい事です。
球出しをAからだけでなく、B・C・Dからと変えるだけで、4パターンが経験できます。
球出しの1本目だけをクロスに、或いはストレートに、センターに、アットランダムにと言う4条件を付加すると、4×4で16パターンになります。
さらに、球出しを「速い厳しいボール」「緩くて反撃を受けるようなボール」「ロブ」等ボールの質的条件を変えるとさらに多くの状況を経験できます。
また2バックのCD側からの球出しを「全てロブから」と言う条件にして、
これも、Cからの球出しをクロスへ、ストレートへ、センターへ、アットランダムに4パターン。
Dからも同様に4パターンの球出しで、計8パターンを以下3通りのバリエーションで。
1.CD側は甘めのロブを上げ、スマッシュを打たせる。
1本で決めさせない守備力を磨くため、とにかく拾ってロブで返す。
2.CD側は、ABに容易にスマッシュされない深さ・高さのロブを上げ、
抜けたらネットポジションをとる。
3.ABは、確実に決められると言う自信がある場合のみスマッシュ。
僅かでも不安がよぎったらハイボレー若しくはストロークでつなぎ、
より甘いロブを待つ。
スマッシュミスしたら罰金○○円などとすると緊張感が高まります。
罰金は宴会費に・・・。
2007年06月14日
【練習メニュー:2アップ vs 2バック】
2バック陣形で戦う事ってありますか?
6月1日コラム【練習メニュー:Aからの球出しで】のように、
C・D側が1アップ1バックという形は良く見かけますが・・・
どちらが良いかは一概に言えませんが、
2バックは意外と戦い易い陣形ですよ。
もちろんいつまでも後に居るわけではありません。
機を見て攻め上がる時も二人並んで行くんです。
2アップでも2バックでも、パートナーが並んで横に居る。
故に平行陣ではなく「並行陣」と書きます。
横に居てくれれば、何をしようとしているかも周辺視野で感じる事が出来ます。
さて、図の陣形からの練習メニューですが、
条件設定次第で様々なメニューを創造(想像)できるでしょう。
今週末、梅雨入りでアウトドアでの練習はつぶれる処が多いかもしれませんね。
暇つぶしに、どんなパターンの練習が出来るか考えてみて下さい。
6月1日コラム【練習メニュー:Aからの球出しで】のように、
C・D側が1アップ1バックという形は良く見かけますが・・・
どちらが良いかは一概に言えませんが、
2バックは意外と戦い易い陣形ですよ。
もちろんいつまでも後に居るわけではありません。
機を見て攻め上がる時も二人並んで行くんです。
2アップでも2バックでも、パートナーが並んで横に居る。
故に平行陣ではなく「並行陣」と書きます。
横に居てくれれば、何をしようとしているかも周辺視野で感じる事が出来ます。
さて、図の陣形からの練習メニューですが、
条件設定次第で様々なメニューを創造(想像)できるでしょう。
今週末、梅雨入りでアウトドアでの練習はつぶれる処が多いかもしれませんね。
暇つぶしに、どんなパターンの練習が出来るか考えてみて下さい。
2007年06月01日
【練習メニュー:Aからの球出しで】
A がサービスラインの少し内側からの球出しで始める練習メニューです。
5.25付け「前衛アタックからの展開」と陣形は似ていますが・・・
ABペアがサービスサイド、Aはサービスダッシュして1stボレーを受けたと言う設定からスタートです。
左右反転してアドサイドでもやります。
1stボレーを想定した球出しをどこへ配球するかはAの任意としますが、基本的にはクロス側Dへの球出しと言う条件付きで始める事が多いです。概ね①~②の範囲で、深さスピードを変えたり、特定のコースで「repeat」したり、色々試せます。
球出しの制約なしで、ストレートロブやCへのアタック、C側のアレー狙いも有りにすると、また違った展開が経験できるでしょう。
どんな配球をすればABペアは優位に立てるか・・・逆に窮地に立つか。
Dの力量次第でもありますし、球出し後のABペアのポジショニングによっても様々な展開が楽しめるでしょう。
Dの返球には制約を与えませんので、このポジションに入る人のレベルよっても展開は違ってきます。
その気になれば球出しでいきなりノータッチエースも可能ですが
「そんな奴は居らんやろぉ~」
まぁ、こういうコースへ配球すればエースが取れる、と言う事を実感するために1本くらいは試してみてもいいかもしれませんが・・・
A自身が球出しを工夫する事により、Dの対応力を試す事も、その返球に対するA自身とBの対応力を試す事も出来るわけです。
敢えて苦手なパターン、不利になるパターンを「repeat」して打開策を色々試すと言う事が可能です。
あまりやらない人が多いのですが、Cも下がって2バックの陣形からスタートすると、さらに多様な展開が楽しめると思います。
Aのスタートポジションが前過ぎないようにだけ注意しましょう。
球出し後に詰めてくるかステイするかは、A自身が判断します。
5.25付け「前衛アタックからの展開」と陣形は似ていますが・・・
ABペアがサービスサイド、Aはサービスダッシュして1stボレーを受けたと言う設定からスタートです。
左右反転してアドサイドでもやります。
1stボレーを想定した球出しをどこへ配球するかはAの任意としますが、基本的にはクロス側Dへの球出しと言う条件付きで始める事が多いです。概ね①~②の範囲で、深さスピードを変えたり、特定のコースで「repeat」したり、色々試せます。
球出しの制約なしで、ストレートロブやCへのアタック、C側のアレー狙いも有りにすると、また違った展開が経験できるでしょう。
どんな配球をすればABペアは優位に立てるか・・・逆に窮地に立つか。
Dの力量次第でもありますし、球出し後のABペアのポジショニングによっても様々な展開が楽しめるでしょう。
Dの返球には制約を与えませんので、このポジションに入る人のレベルよっても展開は違ってきます。
その気になれば球出しでいきなりノータッチエースも可能ですが
「そんな奴は居らんやろぉ~」
まぁ、こういうコースへ配球すればエースが取れる、と言う事を実感するために1本くらいは試してみてもいいかもしれませんが・・・
A自身が球出しを工夫する事により、Dの対応力を試す事も、その返球に対するA自身とBの対応力を試す事も出来るわけです。
敢えて苦手なパターン、不利になるパターンを「repeat」して打開策を色々試すと言う事が可能です。
あまりやらない人が多いのですが、Cも下がって2バックの陣形からスタートすると、さらに多様な展開が楽しめると思います。
Aのスタートポジションが前過ぎないようにだけ注意しましょう。
球出し後に詰めてくるかステイするかは、A自身が判断します。
2007年05月25日
【前衛アタックからの展開】
前衛に居るとアタックを受ける事もしばしば・・・
Block Volley は、ネットプレーヤーの必修科目です。
Dがかなり深い位置からならさほど脅威は感じませんが、ベースラインの内側からだと・・・
テニスは格闘技だなぁと感じる瞬間ですね。
初心者と言えども試合に出たら覚悟が必要ですから、ブロックボレーは真っ先に教えます。
図のポジションで、コーチDからの球出しで始める練習メニューです。
主役はB。
スピードボールでボディーを狙われた場合、返すのが精一杯ですが、可能なら①のセンターへ弾き返したいですね。
アタックされたボールをセンターへ弾き返してエースなんて小気味良いですよね。
相手は二度と貴方を狙ったりしなくなるはずです。
でも、もう1回くらいは想定しておきましょうか。
多少余裕で受けられる時は②③のコースも意表をつけます。
「前衛アタックからの展開」ですから、ブロックボレー打ちっぱなしで終わりではなく、ポイントが決まるまで実戦形式でプレースメントを試します。
Dも球出しが済んで安閑とはしていられませんし、Cの反応力も試されます。
参加人数や時間に余裕がある時は、前衛アタックでのブロックボレーだけをたっぷりこなしたあと、この実戦練習に移ります。もちろん左右反転して逆サイドも。
人数が多い時でも、一人最低8ポイントくらいは続けてやりたいですね。
2アップvs1アップ1バック陣形での練習パターンは他にも色々考えられます。
また次回以降に紹介したいと思います。
Block Volley は、ネットプレーヤーの必修科目です。
Dがかなり深い位置からならさほど脅威は感じませんが、ベースラインの内側からだと・・・
テニスは格闘技だなぁと感じる瞬間ですね。
初心者と言えども試合に出たら覚悟が必要ですから、ブロックボレーは真っ先に教えます。
図のポジションで、コーチDからの球出しで始める練習メニューです。
主役はB。
スピードボールでボディーを狙われた場合、返すのが精一杯ですが、可能なら①のセンターへ弾き返したいですね。
アタックされたボールをセンターへ弾き返してエースなんて小気味良いですよね。
相手は二度と貴方を狙ったりしなくなるはずです。
でも、もう1回くらいは想定しておきましょうか。
多少余裕で受けられる時は②③のコースも意表をつけます。
「前衛アタックからの展開」ですから、ブロックボレー打ちっぱなしで終わりではなく、ポイントが決まるまで実戦形式でプレースメントを試します。
Dも球出しが済んで安閑とはしていられませんし、Cの反応力も試されます。
参加人数や時間に余裕がある時は、前衛アタックでのブロックボレーだけをたっぷりこなしたあと、この実戦練習に移ります。もちろん左右反転して逆サイドも。
人数が多い時でも、一人最低8ポイントくらいは続けてやりたいですね。
2アップvs1アップ1バック陣形での練習パターンは他にも色々考えられます。
また次回以降に紹介したいと思います。
2007年04月19日
【ロブボレー】
相手前衛の頭上を抜くロブボレーの練習です。
英語圏で通用する言葉かどうか定かではありませんが、ロブボレー:Lob-Volleyと呼んでいます。
甘いとスマッシュの反撃を喰らうリスキーなショットですが、相手の陣形を崩すためには必須で、タイミング・高さ・コースが良いとエースにもなるショットです。
参加者が多い時は図の様に相手前衛を想定した Z にも立ってもらいますが、甘くてもスマッシュは禁止。あくまでもCからABへの球出しで打ちっぱなしの練習です。ただし、ただ立っているだけではナイスロブかどうか判らないので、Zにはボールに触れるかどうか反応はしてもらいます。
Zのレディーポジションにも注意が必要ですね。
ABとも、それぞれネットポジション後衛を想定し、両サイドでフォア・バックあらゆる球出しでの経験値を高めてもらいます。
相手前衛(Z)の頭上にロブの頂点を合わせれば、ナイスロブになるでしょう。
Zがジャンプしてラケットヘッドにギリギリ触るような高さに上げて forced error を誘う、なんて言うロブが上げられた時は痛快ですよ。
次回は実戦的なロブボレーの練習メニューを予定しています。
英語圏で通用する言葉かどうか定かではありませんが、ロブボレー:Lob-Volleyと呼んでいます。
甘いとスマッシュの反撃を喰らうリスキーなショットですが、相手の陣形を崩すためには必須で、タイミング・高さ・コースが良いとエースにもなるショットです。
参加者が多い時は図の様に相手前衛を想定した Z にも立ってもらいますが、甘くてもスマッシュは禁止。あくまでもCからABへの球出しで打ちっぱなしの練習です。ただし、ただ立っているだけではナイスロブかどうか判らないので、Zにはボールに触れるかどうか反応はしてもらいます。
Zのレディーポジションにも注意が必要ですね。
ABとも、それぞれネットポジション後衛を想定し、両サイドでフォア・バックあらゆる球出しでの経験値を高めてもらいます。
相手前衛(Z)の頭上にロブの頂点を合わせれば、ナイスロブになるでしょう。
Zがジャンプしてラケットヘッドにギリギリ触るような高さに上げて forced error を誘う、なんて言うロブが上げられた時は痛快ですよ。
次回は実戦的なロブボレーの練習メニューを予定しています。
2007年03月16日
【half volley】・・・その2
ローボレーにするかハーフボレーにするか・・・
誰にでも一度や二度ならず迷った事があるでしょう。
そしてローボレーにするつもりが、バウンド地点にラケットを差し出してフレームショットでミスした事も・・・
さて、ハーフボレーだけを集中して練習した事はありますか?
ハーフボレーはとにかくバウンドの上がり端を捕える事が肝要です。
タイミングが合わない人向けの練習方法を紹介します。
しゃがんで右膝(右利きの人)を着いた体勢で、左手に持ったボールを0.5~1mほどの高さから落下させます。右手でバウンド直後のボールをできるだけ低い位置で床を払うようにしてキャッチします。上から押さえ込むように捕ってはダメですよ。フローリングの床なら家でも出来ます。
コートではもちろんラケットを持ってやります。
ボレーヤーはサービスライン上でレディーポジションをとり球出しのボールが手を離れるのを注視します。
球出しは、ボレーヤーより1~1.5m位ネット寄りに立ち、1mほどの高さからボールを自然落下させます。
ボレーヤーは踏み込みながら地面を這うようにラケットを押し出し、できるだけ低い位置で捕らえボールをネット方向に運びます。
ネットギリギリを狙ったり、深いロブを試すのも良いでしょう。
ハーフボレーを打たされるケースでは、相手前衛がポーチを狙ってくる可能性が高いのでロブで返すと言うのは安全策でもあります。
とにかくどこへ落す(運ぶ)かと言う意識は常に必須です。
慣れないうちは、球出しの手を離す瞬間に「ハイ」などと声を掛けてあげるのも良いでしょう。
ボールがバウンドした音「トン」に続くインパクトの音「トン」が、「トン・トン」では遅すぎます。
言葉で表現すると「トトン」ですね。「ン・」の分だけ間合いを詰めます。
ラケットスイングはグリップを支点にヘッドだけを動かしてはいけません。
打ちたい方向へ面を向けてグリップとヘッドを平行移動させます。
振るというより運ぶ意識です。
面のかぶせ加減・開き加減は垂直面を基準に飛ばしたい軌道(高さ)に合わせて微調整してみましょう。
球出しの高さを様々に変えてもタイミングを合わせられれば第1関門クリヤーです。
続いてネット方向からの球出しで実戦的なハーフボレーのタイミングを掴みましょう。
当然ですが球出しの如何が練習の効率に関わってきます。
最初はネット越しでなく、同じサイドからソフトボールのピッチャーのようにアンダースローの球出しが良いでしょう。球出しも目標物があると案外ばらつきが少なくなりますので、サービスラインでバウンドさせるようにネット付近から球出しします。
ボレーヤーはサービスラインから2mほど後退してレディーポジションをとります。
中・上級クラス向けには、当然ネット越しの球出しが必要です。
スライス、トップスピンなどを織り交ぜてバウンドの違いを体験できればいいですね。
誰にでも一度や二度ならず迷った事があるでしょう。
そしてローボレーにするつもりが、バウンド地点にラケットを差し出してフレームショットでミスした事も・・・
さて、ハーフボレーだけを集中して練習した事はありますか?
ハーフボレーはとにかくバウンドの上がり端を捕える事が肝要です。
タイミングが合わない人向けの練習方法を紹介します。
しゃがんで右膝(右利きの人)を着いた体勢で、左手に持ったボールを0.5~1mほどの高さから落下させます。右手でバウンド直後のボールをできるだけ低い位置で床を払うようにしてキャッチします。上から押さえ込むように捕ってはダメですよ。フローリングの床なら家でも出来ます。
コートではもちろんラケットを持ってやります。
ボレーヤーはサービスライン上でレディーポジションをとり球出しのボールが手を離れるのを注視します。
球出しは、ボレーヤーより1~1.5m位ネット寄りに立ち、1mほどの高さからボールを自然落下させます。
ボレーヤーは踏み込みながら地面を這うようにラケットを押し出し、できるだけ低い位置で捕らえボールをネット方向に運びます。
ネットギリギリを狙ったり、深いロブを試すのも良いでしょう。
ハーフボレーを打たされるケースでは、相手前衛がポーチを狙ってくる可能性が高いのでロブで返すと言うのは安全策でもあります。
とにかくどこへ落す(運ぶ)かと言う意識は常に必須です。
慣れないうちは、球出しの手を離す瞬間に「ハイ」などと声を掛けてあげるのも良いでしょう。
ボールがバウンドした音「トン」に続くインパクトの音「トン」が、「トン・トン」では遅すぎます。
言葉で表現すると「トトン」ですね。「ン・」の分だけ間合いを詰めます。
ラケットスイングはグリップを支点にヘッドだけを動かしてはいけません。
打ちたい方向へ面を向けてグリップとヘッドを平行移動させます。
振るというより運ぶ意識です。
面のかぶせ加減・開き加減は垂直面を基準に飛ばしたい軌道(高さ)に合わせて微調整してみましょう。
球出しの高さを様々に変えてもタイミングを合わせられれば第1関門クリヤーです。
続いてネット方向からの球出しで実戦的なハーフボレーのタイミングを掴みましょう。
当然ですが球出しの如何が練習の効率に関わってきます。
最初はネット越しでなく、同じサイドからソフトボールのピッチャーのようにアンダースローの球出しが良いでしょう。球出しも目標物があると案外ばらつきが少なくなりますので、サービスラインでバウンドさせるようにネット付近から球出しします。
ボレーヤーはサービスラインから2mほど後退してレディーポジションをとります。
中・上級クラス向けには、当然ネット越しの球出しが必要です。
スライス、トップスピンなどを織り交ぜてバウンドの違いを体験できればいいですね。
2007年03月13日
ハーフボレー【half volley】
ハーフボレーは止むを得ず使うショットであって、積極的に狙って打つショットではないと思いますが、ネットダッシュの途上などでサービスライン付近に居るとハーフボレーで処理せざるを得ないケースは多くなりますね。
ローボレーにするかハーフボレーにするか・・・足元の微妙なところで打たされるケースでミスした(させられた)場合、unforced errorになるのかforced errorとカウントされるのかは定かではありませんが、迷ったらミスの確率が高まる事は確かです。
球種と軌道の見極めが肝になりますが、とにかく早い判断が必要ですね。
上図はネットから4m地点に落下する弾道の低いボールをイメージしたものですが、バウンド地点±10cm以内(3.9~4.1m)ではボールが地面に近過ぎスイートエリアで捕らえる事は不可能です。
ローボレーにするならこのゾーンより前(3.75m辺り)へ思い切り良く踏み込み、ハーフボレーなら少し踏み込みを抑えて4.15~4.3m地点と言う事になります。あまり踏み込みを抑えすぎてバウンドが高くなるとタイミングが合せ難くなりこれもミスの要因となります。
緑色のラインはハーフボレーの返球の軌道です。
次回は練習方法などをご紹介したいと思います。
ローボレーにするかハーフボレーにするか・・・足元の微妙なところで打たされるケースでミスした(させられた)場合、unforced errorになるのかforced errorとカウントされるのかは定かではありませんが、迷ったらミスの確率が高まる事は確かです。
球種と軌道の見極めが肝になりますが、とにかく早い判断が必要ですね。
上図はネットから4m地点に落下する弾道の低いボールをイメージしたものですが、バウンド地点±10cm以内(3.9~4.1m)ではボールが地面に近過ぎスイートエリアで捕らえる事は不可能です。
ローボレーにするならこのゾーンより前(3.75m辺り)へ思い切り良く踏み込み、ハーフボレーなら少し踏み込みを抑えて4.15~4.3m地点と言う事になります。あまり踏み込みを抑えすぎてバウンドが高くなるとタイミングが合せ難くなりこれもミスの要因となります。
緑色のラインはハーフボレーの返球の軌道です。
次回は練習方法などをご紹介したいと思います。
2007年03月02日
練習メニュー:Volley振り回し
2アップ対2アップでのボレー戦を想定した練習です。
Cからの連続した球出し10球でAを振り回します。Aの対応力次第で、球出しのスピード、タイミングを変えるのはもちろんです。
BDは配置せず打ちっぱなしとします。ワイドに振られたボールはワイドに、センターのボールはセンターに返球すると言うように決めておくのも一法です。
フォアバック交互の球出しで逆サイドをケアするフットワークを養います。ランダムな球出しで、逆を突かれた時の対応力アップも目指します。
振り回されて拾った場所に留まって居ませんか?
ワイドに振られた時はセンターに、センターに寄せられた時はサイドがオープンになります。つなぎのボレーをクロスに返した場合でも、当然オープンコートを埋めるために戻ります。短いボレーで前へおびき出された時は、うしろに出来たオープンスペースを埋めるため元のポジションに戻ります。
キープポジションと言っています。
球出しではなく、実戦的なボレーvsボレーの練習とする場合はBDも配置し、ロブもOKで文字通り実戦的なプレースメントを試します。
Cからの連続した球出し10球でAを振り回します。Aの対応力次第で、球出しのスピード、タイミングを変えるのはもちろんです。
BDは配置せず打ちっぱなしとします。ワイドに振られたボールはワイドに、センターのボールはセンターに返球すると言うように決めておくのも一法です。
フォアバック交互の球出しで逆サイドをケアするフットワークを養います。ランダムな球出しで、逆を突かれた時の対応力アップも目指します。
振り回されて拾った場所に留まって居ませんか?
ワイドに振られた時はセンターに、センターに寄せられた時はサイドがオープンになります。つなぎのボレーをクロスに返した場合でも、当然オープンコートを埋めるために戻ります。短いボレーで前へおびき出された時は、うしろに出来たオープンスペースを埋めるため元のポジションに戻ります。
キープポジションと言っています。
球出しではなく、実戦的なボレーvsボレーの練習とする場合はBDも配置し、ロブもOKで文字通り実戦的なプレースメントを試します。
2007年02月20日
スライディングステップ:sliding step
コートカバー力を養うフィジカルトレーニングも兼ねた練習メニューです。
シングルス左右サイドライン際への振り回し10球で行います。
右図AのようにTゾーンの後からスタートします。
コーチCは手出しで、1セット目は左右交互に、2セット目以降慣れてきたら逆を突く球出しも織り交ぜて。
厳しすぎる球出しでは結果的に走らずにあきらめてしまうので練習になりません。
10球連続休む間の無いタイミングで、Aのフットワーク力に応じたぎりぎりの配球(球出し)を行います。
Aの返球は原則としてロブ。ネットの向こうに前衛を立たせておくと効果的です。
拾ってすぐに逆サイドへ走って次のボールを拾わなければならないので、必要以上にワイドへ走りすぎてはダメですよね。
そのため最後の一歩を 大きく踏み出してsliding step にする必要があります。クレーコート育ちの方なら習うともなく身に付いたステップだと思いますが、右利きの場合フォアもバックもスライドする足は右が基本です。スライドしながら拾って、直後にストップし、態勢スタンスを整えオープンコートをカバーします。
拾えると判断したらとにかく走る。そして一球拾って安堵せず次に備える。
シングルスプレーヤーでなくとも身に付けたいフットワークです。
あきらめない気持ちとフットワークを養える最高のメニューですよ。
シングルス左右サイドライン際への振り回し10球で行います。
右図AのようにTゾーンの後からスタートします。
コーチCは手出しで、1セット目は左右交互に、2セット目以降慣れてきたら逆を突く球出しも織り交ぜて。
厳しすぎる球出しでは結果的に走らずにあきらめてしまうので練習になりません。
10球連続休む間の無いタイミングで、Aのフットワーク力に応じたぎりぎりの配球(球出し)を行います。
Aの返球は原則としてロブ。ネットの向こうに前衛を立たせておくと効果的です。
拾ってすぐに逆サイドへ走って次のボールを拾わなければならないので、必要以上にワイドへ走りすぎてはダメですよね。
そのため最後の一歩を 大きく踏み出してsliding step にする必要があります。クレーコート育ちの方なら習うともなく身に付いたステップだと思いますが、右利きの場合フォアもバックもスライドする足は右が基本です。スライドしながら拾って、直後にストップし、態勢スタンスを整えオープンコートをカバーします。
拾えると判断したらとにかく走る。そして一球拾って安堵せず次に備える。
シングルスプレーヤーでなくとも身に付けたいフットワークです。
あきらめない気持ちとフットワークを養える最高のメニューですよ。
2007年02月08日
練習メニュー:グランドスマッシュ
グランドスマッシュを打つ事はありますか?
高く上がったロブのスマッシュは落下速度が速くなり難易度も高くなります。
20mまで上がったロブだとバウンド直前で時速72km程度に達します。
10mなら時速36km、5mなら18km程度になります。
20mまで上がったロブでも、バウンド後は10m未満しか弾みませんから、一度バウンドさせた方が格段にスピードダウンしタイミングが取り易くなります。
ベースラインのうしろからネット越しに自分でトスを上げてダイレクトスマッシュを打ってみましょう。スライス回転を掛けたいのでトスを思い切り右前に上げ、左足を踏み込んでスイングしてください。
サーブと似たような練習ですが、サーブとの根本的な相違点は左足です。サーブでは軸として動かしてはいけない左足ですが、スマッシュ、特にグランドスマッシュでは左足の踏み込みが鍵です。
なぜスライス回転を掛けるのか?
サービスラインの内側から打てるような浅いロブならフラットで叩きつける事が出来ますが、深いポジションからだと、フラットでスピードを上げるほどアウトのリスクが高まります。長さを抑えようとするとネットに・・・。
サーブ同様、ネットの上0.5~1mを通しても入るためには回転で落下させる必要があるわけです。
インパクトポイントを立ち位置の30~50cm右前において、ボールの右半分を叩くつもりでスイングしてみましょう。
左足の踏み込みとインパクトがシンクロすればむきになってスイングしなくても打球に威力が増します。
もちろんスイングが早いほどスピードも回転も増しますが・・・。
ネット越しの球出し練習では、ダイレクトスマッシュ同様、落下点に素早く下がることが成功の秘訣です。
グランドスマッシュの場合は、ワンバウンド地点ではなくツーバウンド地点を予測して下がっておき、踏み込んで打てる余地を作りましょう。
そして下がりながら左手の指差しの構えを素早く作ります。左手をボール方向に指して出来るだけ伸ばすことで、ボールとの距離が測れます。左肩がやや上がり相対的に右肩が下がった体勢になりますが、右肘は肩の高さまで上げます。
実戦的にグランドスマッシュを打つ練習もやってみましょう。
2アップ陣形から球出し(前衛A頭越えのロブ)で始めます。
ロブの高さ、深さ、コースを変えて、プレースメントの対応力を試します。
高いロブに余裕で追いつけた時はグランドスマッシュにトライします。
スマッシュが無理でもしっかりスイングできそうならCD のポジション次第で、隙を付いてショートクロスやダウンザラインへのパス。もちろんセンターも狙い目。
追いつくのがやっとのロブなら、ロブで切り返し陣形を立て直します。
大事なのはイージボールを与えない事。
それ以前にアウト・ネットでポイントを失わない事。
グランドスマッシュを打ってもそれで決まると考えずフォローのポジショニングを怠らない事。
もちろん A のポジショニングも重要ですね。
高く上がったロブのスマッシュは落下速度が速くなり難易度も高くなります。
20mまで上がったロブだとバウンド直前で時速72km程度に達します。
10mなら時速36km、5mなら18km程度になります。
20mまで上がったロブでも、バウンド後は10m未満しか弾みませんから、一度バウンドさせた方が格段にスピードダウンしタイミングが取り易くなります。
ベースラインのうしろからネット越しに自分でトスを上げてダイレクトスマッシュを打ってみましょう。スライス回転を掛けたいのでトスを思い切り右前に上げ、左足を踏み込んでスイングしてください。
サーブと似たような練習ですが、サーブとの根本的な相違点は左足です。サーブでは軸として動かしてはいけない左足ですが、スマッシュ、特にグランドスマッシュでは左足の踏み込みが鍵です。
なぜスライス回転を掛けるのか?
サービスラインの内側から打てるような浅いロブならフラットで叩きつける事が出来ますが、深いポジションからだと、フラットでスピードを上げるほどアウトのリスクが高まります。長さを抑えようとするとネットに・・・。
サーブ同様、ネットの上0.5~1mを通しても入るためには回転で落下させる必要があるわけです。
インパクトポイントを立ち位置の30~50cm右前において、ボールの右半分を叩くつもりでスイングしてみましょう。
左足の踏み込みとインパクトがシンクロすればむきになってスイングしなくても打球に威力が増します。
もちろんスイングが早いほどスピードも回転も増しますが・・・。
ネット越しの球出し練習では、ダイレクトスマッシュ同様、落下点に素早く下がることが成功の秘訣です。
グランドスマッシュの場合は、ワンバウンド地点ではなくツーバウンド地点を予測して下がっておき、踏み込んで打てる余地を作りましょう。
そして下がりながら左手の指差しの構えを素早く作ります。左手をボール方向に指して出来るだけ伸ばすことで、ボールとの距離が測れます。左肩がやや上がり相対的に右肩が下がった体勢になりますが、右肘は肩の高さまで上げます。
実戦的にグランドスマッシュを打つ練習もやってみましょう。
2アップ陣形から球出し(前衛A頭越えのロブ)で始めます。
ロブの高さ、深さ、コースを変えて、プレースメントの対応力を試します。
高いロブに余裕で追いつけた時はグランドスマッシュにトライします。
スマッシュが無理でもしっかりスイングできそうならCD のポジション次第で、隙を付いてショートクロスやダウンザラインへのパス。もちろんセンターも狙い目。
追いつくのがやっとのロブなら、ロブで切り返し陣形を立て直します。
大事なのはイージボールを与えない事。
それ以前にアウト・ネットでポイントを失わない事。
グランドスマッシュを打ってもそれで決まると考えずフォローのポジショニングを怠らない事。
もちろん A のポジショニングも重要ですね。
2007年02月01日
練習メニュー:スマッシュ・・・2アップvs3バック
図のようにAB2アップ、CDE3バックでのスマッシュ練習です。
ルールはひとつだけ。
CDEは出来るだけサービスラインの内側に落ちるロブを上げます。
つまりABに打たせてやるイージロブを上げるという事です。
万が一深いロブになってABを抜いてしまっても、ベースラインに留まってロブ上げに徹します。
ABはもちろんスマッシュで、3本以内に決める事を目標にします。
逆にベースライン3人はとにかく簡単に決めさせないよう、必死で拾います。
結果として深いロブになってしまうのはOKです。
ABは深いロブで抜かれたら、つないで再びネットに詰めます。
5人の技量次第ですがベースラインに3人居るとなかなかエースは取れないものですよ。
ルールはひとつだけ。
CDEは出来るだけサービスラインの内側に落ちるロブを上げます。
つまりABに打たせてやるイージロブを上げるという事です。
万が一深いロブになってABを抜いてしまっても、ベースラインに留まってロブ上げに徹します。
ABはもちろんスマッシュで、3本以内に決める事を目標にします。
逆にベースライン3人はとにかく簡単に決めさせないよう、必死で拾います。
結果として深いロブになってしまうのはOKです。
ABは深いロブで抜かれたら、つないで再びネットに詰めます。
5人の技量次第ですがベースラインに3人居るとなかなかエースは取れないものですよ。
2007年01月25日
練習メニュー:スマッシュ
並行陣、ネットプレーを旨とするプレイヤーにスマッシュ嫌いは許されませんね。
ロブを上げさせる。
上がったら「待ってました」と言えるくらい好きになって欲しいです。
そして得意ですと言って欲しい。
故に練習ではスマッシュメニューは欠かせません。
練習では、良い感じをつかんでもらう為イージーロブのスマッシュからはじめます。
初級者にはグランドスマッシュから取り組んでもらいます。
そして必ず的を置いて狙う場所を意識させます。
的を逆クロスへ置いて打たせる事が多いですね。
初級者のスマッシュはほとんど順クロスへ飛びます。
逆クロスは意識しないと打てないコースです。
逆クロスへ打てるようになれば、どこへでも打てます。
イージーロブで調子が出て来たら、高さを変えたロブにタイミングを合わせるようにします。
そして、仕上げはもちろんジャンピングスマッシュです。
A1⇒A2⇒A3へと横に移動しながら3球打たせる練習もたまにやっています。
スマッシュでトップスピンを打つ人はまずいないでしょうね。
基本はフラットだから、強いサイドスピンは結構相手が面食らいます。
深いロブで叩きつけられない場合は、サイドスピンを掛ける事でアウトのリスクを減らせます。
ロブを上げさせる。
上がったら「待ってました」と言えるくらい好きになって欲しいです。
そして得意ですと言って欲しい。
故に練習ではスマッシュメニューは欠かせません。
練習では、良い感じをつかんでもらう為イージーロブのスマッシュからはじめます。
初級者にはグランドスマッシュから取り組んでもらいます。
そして必ず的を置いて狙う場所を意識させます。
的を逆クロスへ置いて打たせる事が多いですね。
初級者のスマッシュはほとんど順クロスへ飛びます。
逆クロスは意識しないと打てないコースです。
逆クロスへ打てるようになれば、どこへでも打てます。
イージーロブで調子が出て来たら、高さを変えたロブにタイミングを合わせるようにします。
そして、仕上げはもちろんジャンピングスマッシュです。
A1⇒A2⇒A3へと横に移動しながら3球打たせる練習もたまにやっています。
スマッシュでトップスピンを打つ人はまずいないでしょうね。
基本はフラットだから、強いサイドスピンは結構相手が面食らいます。
深いロブで叩きつけられない場合は、サイドスピンを掛ける事でアウトのリスクを減らせます。
2007年01月18日
練習メニュー:チップ&チャージ
ネットポジションを取るためのリターンをチップ&チャージと呼ぶ人がいます。
chip shotと言うのは元々はゴルフ用語のようですね。
グリーン近くから、ホールへ寄せるためのコンパクトに運ぶようなスイング。
charge:襲撃する、充電する、詰める、突入する等々色々な意味があるようですが、何となくイメージは湧きます。
大事な事は、ネットポジションを取るためのアプローチショットだと言う事。
一撃必殺エース狙いのリターンではなく、chip shotでアプローチして欲しいわけです。テニスの場合は留まっている訳には行きませんから、ウオークショット(walk-shot)がお勧めです。
コーチがサーバー(図D)を務めます。
交代のタイミングはその時々参加者に応じ様々です。
あまり早いローテーションだと、良い感じがつかめないうちに終わってしまうので、最低でも8ポイントはリターナー固定で続けます。多い時はひとカゴ100球程度やる事もあります。もちろんサーバーは疲れたら交代です。
ネットポジションをとるためのリターンですから、リターンを打ってネットに詰めてもらいます(A⇒A)。
4人入っての実戦練習なので、前衛(C)のポーチはもちろん有りです。けん制するためのストレートへのリターンもロブも、もちろん有りですが、とにかくネットポジションをとって、リターン以後のできるだけ早い段階でポイントを取れるような組立てにトライしてもらう事を主眼としています。サーバーのポジションが深いなら、アングルボレー、ドロップボレーは是非狙いたいショットです。
もちろん自分が打ったリターン次第で窮地に立つ事もありますが、何が起こっても・・・それもテニスです。
当チームメンバーのウイークポイントはロブです。ロブが上がると追えない。故にネットへの詰めが中途半端で足元にもウイークポイントを作ってしまいます。
リターンサイドは主に得意なサイドで行いますが、たまに逆サイドも練習してもらっています。
サーバーとリターナーが最も運動量が多いのですが、リターンサイドの前衛(B⇒B)にも積極的な動きが欲しいですね。
chip shotと言うのは元々はゴルフ用語のようですね。
グリーン近くから、ホールへ寄せるためのコンパクトに運ぶようなスイング。
charge:襲撃する、充電する、詰める、突入する等々色々な意味があるようですが、何となくイメージは湧きます。
大事な事は、ネットポジションを取るためのアプローチショットだと言う事。
一撃必殺エース狙いのリターンではなく、chip shotでアプローチして欲しいわけです。テニスの場合は留まっている訳には行きませんから、ウオークショット(walk-shot)がお勧めです。
コーチがサーバー(図D)を務めます。
交代のタイミングはその時々参加者に応じ様々です。
あまり早いローテーションだと、良い感じがつかめないうちに終わってしまうので、最低でも8ポイントはリターナー固定で続けます。多い時はひとカゴ100球程度やる事もあります。もちろんサーバーは疲れたら交代です。
ネットポジションをとるためのリターンですから、リターンを打ってネットに詰めてもらいます(A⇒A)。
4人入っての実戦練習なので、前衛(C)のポーチはもちろん有りです。けん制するためのストレートへのリターンもロブも、もちろん有りですが、とにかくネットポジションをとって、リターン以後のできるだけ早い段階でポイントを取れるような組立てにトライしてもらう事を主眼としています。サーバーのポジションが深いなら、アングルボレー、ドロップボレーは是非狙いたいショットです。
もちろん自分が打ったリターン次第で窮地に立つ事もありますが、何が起こっても・・・それもテニスです。
当チームメンバーのウイークポイントはロブです。ロブが上がると追えない。故にネットへの詰めが中途半端で足元にもウイークポイントを作ってしまいます。
リターンサイドは主に得意なサイドで行いますが、たまに逆サイドも練習してもらっています。
サーバーとリターナーが最も運動量が多いのですが、リターンサイドの前衛(B⇒B)にも積極的な動きが欲しいですね。
2007年01月11日
練習メニュー:catchでtouchを磨こう
ドロップボレー習得のためにキャッチボレーの練習です。
昨年6月に一度コラムを書きましたが、リニューアル版です。
ボレーは常にボールを受け止める気持
・・・ヒットではなくキャッチで・・・
球出しのボールをラケットで受け止め(上に上げ)て、反対の手でキャッチするという練習です。
参加者が多い時はネット越しでなく、2人組で片面に3組、計12名まで同時に出来ます。
ネットを挟んで3組程度までなら、ベースラインからのロブや、速いボールのキャッチ練習も出来るでしょう。
ボールをキャッチする技術は、面づくりとドロップボレーのタッチを習得することに直結します。
ボールを上に上げるコツは、上向きの面を作ることです。
理論上、地面に水平に飛んで来たボールは、45°上向きの面で受けると真上に上がり、カットしなくても自然にバックスピンが掛ります。
このバックスピンがドロップボレーの決め手になります。
ゆったりした球出しであれば、45°よりさらに上向きの面で待ち構える必要があります。
慣れないうちは、とにかく緩い球出しでフォアの腰辺りの高さのボールで練習し、頭の高さ辺りへのコントロールが安定してきたら、徐々にスピードボールにトライしてみましょう。フォアが安定してきたらバック、正面のボール、低いボール、短いボールなどなどにトライしてみましょう。
バックや正面のボールが苦手なら、集中的に苦手なコースに球出ししてもらって練習しましょう。
球出しのお手伝いが必要なら、どうぞご連絡ください。
インパクトでグリップを強く握ると高く上がり過ぎてしまいます。
ボールの勢いを殺す力の抜き加減がポイントなのですが、当った瞬間に脱力するより、ドロップボレー(キャッチ)にするぞと待ち構えた時点で、ボールに弾かれて飛ばされてしまうくらいに緩く握っておく方が上手く行くと思います。
ほんとに弾かれて、まったくボールが上がらないようなら、次からはあと少しだけ強めに握る、と言うように調節して行きましょう。
キャッチ(インパクト)の衝撃でラケットが弾かれる感覚をしっかり味わってください。
やってみると判るはずですが、肩口以上の高いボールは受けにくいです。
ドロップボレーにし易いのは、腰から下、ローボレーは絶好のチャンスです。
慣れない間は、球出しを腰より低い位置へ出してあげましょう。もちろんスピードも控えめで・・・。
キャッチボレーの練習は、ラケットを引き過ぎる人、振り過ぎる人の矯正メニューにもなります。
球出しやアンダーサーブのコントロール精度向上の練習にもなるんですよ。
昨年6月に一度コラムを書きましたが、リニューアル版です。
ボレーは常にボールを受け止める気持
・・・ヒットではなくキャッチで・・・
球出しのボールをラケットで受け止め(上に上げ)て、反対の手でキャッチするという練習です。
参加者が多い時はネット越しでなく、2人組で片面に3組、計12名まで同時に出来ます。
ネットを挟んで3組程度までなら、ベースラインからのロブや、速いボールのキャッチ練習も出来るでしょう。
ボールをキャッチする技術は、面づくりとドロップボレーのタッチを習得することに直結します。
ボールを上に上げるコツは、上向きの面を作ることです。
理論上、地面に水平に飛んで来たボールは、45°上向きの面で受けると真上に上がり、カットしなくても自然にバックスピンが掛ります。
このバックスピンがドロップボレーの決め手になります。
ゆったりした球出しであれば、45°よりさらに上向きの面で待ち構える必要があります。
慣れないうちは、とにかく緩い球出しでフォアの腰辺りの高さのボールで練習し、頭の高さ辺りへのコントロールが安定してきたら、徐々にスピードボールにトライしてみましょう。フォアが安定してきたらバック、正面のボール、低いボール、短いボールなどなどにトライしてみましょう。
バックや正面のボールが苦手なら、集中的に苦手なコースに球出ししてもらって練習しましょう。
球出しのお手伝いが必要なら、どうぞご連絡ください。
インパクトでグリップを強く握ると高く上がり過ぎてしまいます。
ボールの勢いを殺す力の抜き加減がポイントなのですが、当った瞬間に脱力するより、ドロップボレー(キャッチ)にするぞと待ち構えた時点で、ボールに弾かれて飛ばされてしまうくらいに緩く握っておく方が上手く行くと思います。
ほんとに弾かれて、まったくボールが上がらないようなら、次からはあと少しだけ強めに握る、と言うように調節して行きましょう。
キャッチ(インパクト)の衝撃でラケットが弾かれる感覚をしっかり味わってください。
やってみると判るはずですが、肩口以上の高いボールは受けにくいです。
ドロップボレーにし易いのは、腰から下、ローボレーは絶好のチャンスです。
慣れない間は、球出しを腰より低い位置へ出してあげましょう。もちろんスピードも控えめで・・・。
キャッチボレーの練習は、ラケットを引き過ぎる人、振り過ぎる人の矯正メニューにもなります。
球出しやアンダーサーブのコントロール精度向上の練習にもなるんですよ。
2007年01月04日
練習メニュー:2対1のボレーボレー
新年おめでとうございます。
2007年第1弾も練習メニューの紹介です。
ボレーボレーはお馴染みの練習メニューのひとつですが、2対1で行う事で、実戦的な練習になります。
図のように2対1を2組、一度に6人で行えるので参加者が多い時に効率的です。
センターラインで二分したサービスエリア内でA・B対C、D・E対Fがラリーを行います。
ルールはボレー回し同様サービスエリア内に落す事。
初級者レベルでは、とにかくネットを越して返す事が先決ですが、浮かさずに相手の足元や二人の間、一人サイドのオープンスペースを狙ってみましょう。
バックボレーに苦手意識があるとフォアサイドを空けがちになります。
実戦を想定し、浮かさない事。逆に、浮いて来たボールは確実に足元やオープンコートに沈めましょう。
この練習はフォームを固めると言うより、反応力を高める事が主眼になります。
故に逆説的に言えば、ボールを追う事に一所懸命になるあまりフォームがおろそかになりやすい傾向があります。とりあえずボールが返ると満足してしまいがちになるからです。
意識は常にフットワークとフォームと言い聞かせましょう。
具体的には、「広めのスタンス」「膝を折った低い姿勢(ボールを下から見るつもりで)」
「ラケットは最短距離でセット」「インパクト後は次に備えラケットを体の正面に戻す」
「振られたり踏み込んだあとはキープポジション」です。
また、足が動かないと、手だけで反応してしまいがちになります。
手だけの反応は、ラケットヘッドが必要以上に動くためコントロールミスにつながります。
ボレーは足で拾い、足で運ぶ。これを常に言い聞かせましょう。
2007年第1弾も練習メニューの紹介です。
ボレーボレーはお馴染みの練習メニューのひとつですが、2対1で行う事で、実戦的な練習になります。
図のように2対1を2組、一度に6人で行えるので参加者が多い時に効率的です。
センターラインで二分したサービスエリア内でA・B対C、D・E対Fがラリーを行います。
ルールはボレー回し同様サービスエリア内に落す事。
初級者レベルでは、とにかくネットを越して返す事が先決ですが、浮かさずに相手の足元や二人の間、一人サイドのオープンスペースを狙ってみましょう。
バックボレーに苦手意識があるとフォアサイドを空けがちになります。
実戦を想定し、浮かさない事。逆に、浮いて来たボールは確実に足元やオープンコートに沈めましょう。
この練習はフォームを固めると言うより、反応力を高める事が主眼になります。
故に逆説的に言えば、ボールを追う事に一所懸命になるあまりフォームがおろそかになりやすい傾向があります。とりあえずボールが返ると満足してしまいがちになるからです。
意識は常にフットワークとフォームと言い聞かせましょう。
具体的には、「広めのスタンス」「膝を折った低い姿勢(ボールを下から見るつもりで)」
「ラケットは最短距離でセット」「インパクト後は次に備えラケットを体の正面に戻す」
「振られたり踏み込んだあとはキープポジション」です。
また、足が動かないと、手だけで反応してしまいがちになります。
手だけの反応は、ラケットヘッドが必要以上に動くためコントロールミスにつながります。
ボレーは足で拾い、足で運ぶ。これを常に言い聞かせましょう。
2006年12月26日
練習メニュー:的当てボレー
アップで良くやるメニューのひとつです。
小文字のabcがネットポジションでボレー、大文字のABCがストローク。
A対a、B対b、C対c対面でラリーを行います。
Volley対Strokeのラリー、所謂ボレストと呼ばれる練習ですが、当チームでは「的当てボレー」と呼んでいます。
ストローカーABC側のサービスライン付近にターゲットを置いておきます。
ボレーヤーは全てのボレーをこのターゲットへ落します。以前は的にボールを置いてやったのですが、流石にボールではなかなか当りません。直径62cmのこのターゲットなら当る確率も高まり達成感も得られます。ストローカーはとにかくつないでボレーを打たせる役割に徹しますが、相手のレベルに応じて、厳しいボールを打っても良いでしょう。
ボールカゴはBの後方ベースラインの外へ。
ターゲットはウイルソンのEZ ターゲットZ2576を使っています。テニス365ショップで買ったつもりでいましたが見つかりません。EZドットと言う商品に改良されたのでしょうか。
4~8球程度で全員が全てのポジションをローテーションする頃にはすっかり暖まっています。
小文字のabcがネットポジションでボレー、大文字のABCがストローク。
A対a、B対b、C対c対面でラリーを行います。
Volley対Strokeのラリー、所謂ボレストと呼ばれる練習ですが、当チームでは「的当てボレー」と呼んでいます。
ストローカーABC側のサービスライン付近にターゲットを置いておきます。
ボレーヤーは全てのボレーをこのターゲットへ落します。以前は的にボールを置いてやったのですが、流石にボールではなかなか当りません。直径62cmのこのターゲットなら当る確率も高まり達成感も得られます。ストローカーはとにかくつないでボレーを打たせる役割に徹しますが、相手のレベルに応じて、厳しいボールを打っても良いでしょう。
ボールカゴはBの後方ベースラインの外へ。
ターゲットはウイルソンのEZ ターゲットZ2576を使っています。テニス365ショップで買ったつもりでいましたが見つかりません。EZドットと言う商品に改良されたのでしょうか。
4~8球程度で全員が全てのポジションをローテーションする頃にはすっかり暖まっています。
2006年12月19日
練習メニュー:ボレー回し
「ボレー回し」はアップメニューのひとつとして良くやる練習です。
ルールはひとつだけ。・・・ボールが来た反対サイドのサービスエリヤへ落すように返球する・・・これだけです。
アップメニューとしてその日の最初に行う場合は、緩めのボールで何本でもつなぎ合える様にします。
4ポイント程度でポジションをローテーションし、待ちのメンバーが居れば交替します。
2順目に入ったら、サービスエリヤ内のオープンコートを見つけて振り回したり足元を攻めたりと積極的に相手のミスを誘うような配球をします。
1ポイントでミスした人が抜けるルールを加えると緊張感も高まります。
この練習には、コースを切りかえるという意図があります。
飛んで来た方向へ返すのはある意味一番容易です。
ボールの軌道に面を正対させれば良い訳ですから。
飛んで来た方向ではなく、逆サイドへ切りかえるには、それなりに面を作る必要があります。ターゲットエリアをサービスコート内とする事でコントロール意識も強まります。
実戦でも、直前にボールを打った人へ返すより、動いていない人に配球する方が効果的なケースが結構あります。
浮いたボールを出すと、自分ではなく隣に居るパートナーが痛い思いをする、という所も実戦さながらです。
ルールはひとつだけ。・・・ボールが来た反対サイドのサービスエリヤへ落すように返球する・・・これだけです。
アップメニューとしてその日の最初に行う場合は、緩めのボールで何本でもつなぎ合える様にします。
4ポイント程度でポジションをローテーションし、待ちのメンバーが居れば交替します。
2順目に入ったら、サービスエリヤ内のオープンコートを見つけて振り回したり足元を攻めたりと積極的に相手のミスを誘うような配球をします。
1ポイントでミスした人が抜けるルールを加えると緊張感も高まります。
この練習には、コースを切りかえるという意図があります。
飛んで来た方向へ返すのはある意味一番容易です。
ボールの軌道に面を正対させれば良い訳ですから。
飛んで来た方向ではなく、逆サイドへ切りかえるには、それなりに面を作る必要があります。ターゲットエリアをサービスコート内とする事でコントロール意識も強まります。
実戦でも、直前にボールを打った人へ返すより、動いていない人に配球する方が効果的なケースが結構あります。
浮いたボールを出すと、自分ではなく隣に居るパートナーが痛い思いをする、という所も実戦さながらです。
2006年11月01日
並行陣 vs 雁行陣の練習パターン
ABがイージーボールを確実に仕留める練習もやっておきたいですね。
Cからの球出しは甘めのストロークとロブ。
Dのポジションはデンジャラスですが、百戦錬磨の皆さんなら易々と仕留めさせはしませんよね。
もちろんこのポジションに居続けなければならない訳ではないので、特にロブを上げた場合などは、Dの動き次第でABの攻め方も変わってくるでしょう。
一発で決めようとしてネットに掛けてしまったり、サイドラインを割ったりと、もったいないミスも案外でるものです。
かと言って、慎重になる余りCへのつなぎのボレーを打つのはいただけません。
このような実戦的な場面で活かせるように、ドロップボレーやアングルボレー、逆クロスへのボレー、もちろんスマッシュの精度を高める練習もやっておきたいですね。
Cからの球出しは甘めのストロークとロブ。
Dのポジションはデンジャラスですが、百戦錬磨の皆さんなら易々と仕留めさせはしませんよね。
もちろんこのポジションに居続けなければならない訳ではないので、特にロブを上げた場合などは、Dの動き次第でABの攻め方も変わってくるでしょう。
一発で決めようとしてネットに掛けてしまったり、サイドラインを割ったりと、もったいないミスも案外でるものです。
かと言って、慎重になる余りCへのつなぎのボレーを打つのはいただけません。
このような実戦的な場面で活かせるように、ドロップボレーやアングルボレー、逆クロスへのボレー、もちろんスマッシュの精度を高める練習もやっておきたいですね。
2006年10月26日
並行陣 vs 雁行陣の練習パターン
Aのショットがかなり深く、Cにとって難易度が高い返球となるケースでは、B後方からセンターへの高いロブでABを下げるのが最善策でしょう。仮にロブが浅くなった場合でもCDツーバックの守備体制をとれる時間を稼ぐため、とにかく高いロブです。トップスピンロブが打てるならもちろんトライしましょう。
サイドラインの外から返球するケースならポール回しのダウンザラインも選択肢として残るでしょう。
Bにバックハンドでタッチさせる中ロブも面白いですね。
Aにローボレーを打たせ、浅いボールを待って反撃と言う手も有りますが、浮かさない事が必須です。
コーチがAかCに入り、Aからの球出しで始めるケースと、Aのスタートポジションをサービスラインまで下げ、Cからのリターン想定の球出しでAにファーストボレーを打たせるケースも実戦的です。
サイドラインの外から返球するケースならポール回しのダウンザラインも選択肢として残るでしょう。
Bにバックハンドでタッチさせる中ロブも面白いですね。
Aにローボレーを打たせ、浅いボールを待って反撃と言う手も有りますが、浮かさない事が必須です。
コーチがAかCに入り、Aからの球出しで始めるケースと、Aのスタートポジションをサービスラインまで下げ、Cからのリターン想定の球出しでAにファーストボレーを打たせるケースも実戦的です。
2006年10月17日
並行陣 vs 雁行陣の練習パターン
Aのショットが浅く浮いてしまい、Cが余裕でフォアに回り込んで返球できるケースでは、ABペアはかなりピンチになります。
Cはほとんどあらゆるコースへ強打のストロークが打てるでしょう。
ダウンザライン、センター、クロスへのパッシングの他、Bへのアタックもあります。
練習では、アタックされた場合の対応力を向上させるためかなりの確率でアタックもトライします。
Bはアタックされた場合、CDのセンターへ弾き返す面づくりが出来ればしめたものですね。
ストロークに自信がない場合は、ストレートロブが有力でしょう。
ストロークに自信があっても、もちろんストレートロブはあります。
練習では、ABを抜くロブはもちろん、A又はBがバックハンドでギリギリ届くロブ、ジャンピングスマッシュが可能なロブなど、様々なケースにトライしてもらいます。失敗したケースを繰り返しトライできるのが練習の良いところですから。
実戦で一番確率の高いコースは、やはりセンターセオリーでしょうか。
何となくAへつなぐというショットだけは避けたいですね。
Cはほとんどあらゆるコースへ強打のストロークが打てるでしょう。
ダウンザライン、センター、クロスへのパッシングの他、Bへのアタックもあります。
練習では、アタックされた場合の対応力を向上させるためかなりの確率でアタックもトライします。
Bはアタックされた場合、CDのセンターへ弾き返す面づくりが出来ればしめたものですね。
ストロークに自信がない場合は、ストレートロブが有力でしょう。
ストロークに自信があっても、もちろんストレートロブはあります。
練習では、ABを抜くロブはもちろん、A又はBがバックハンドでギリギリ届くロブ、ジャンピングスマッシュが可能なロブなど、様々なケースにトライしてもらいます。失敗したケースを繰り返しトライできるのが練習の良いところですから。
実戦で一番確率の高いコースは、やはりセンターセオリーでしょうか。
何となくAへつなぐというショットだけは避けたいですね。
2006年10月13日
並行陣 vs 雁行陣の練習パターン
Aの打球がワイドに振れ(ブルーライン)、Cがサイドラインの外から打つケースでは、ポール回しのダウンザラインは狙ってみたいショットのひとつです。
逆に、Aの打球がセンターに寄って(オレンジライン)Cがバックハンドで返球する事になった時も、アレーを狙ったパッシングはセオリーかも知れません。
なぜなら、Cがバックハンドで返球するケースではBがポーチに出てくる確率が高くなるからです。
Bが動けば当然エースです。
強引なパッシングショットだけでなくBの頭を抜くロブも極めて有効ですね。
ロブの場合は、もう少し内側を狙っても良いでしょう。
Cの球出しから練習する場合、球出しのポジションをフレキシブルに変えてみるのも一法です。
逆に、Aの打球がセンターに寄って(オレンジライン)Cがバックハンドで返球する事になった時も、アレーを狙ったパッシングはセオリーかも知れません。
なぜなら、Cがバックハンドで返球するケースではBがポーチに出てくる確率が高くなるからです。
Bが動けば当然エースです。
強引なパッシングショットだけでなくBの頭を抜くロブも極めて有効ですね。
ロブの場合は、もう少し内側を狙っても良いでしょう。
Cの球出しから練習する場合、球出しのポジションをフレキシブルに変えてみるのも一法です。
2006年10月02日
並行陣 vs 雁行陣の練習パターン
まずCの配球パターンの可能性を列記します
ストローク系
(注:スピード、球種、深さで難易度を変える)
①ダウンザラインへパッシング(注)
②Bへのボディーアタック(注)
③センターへのストローク(注)
④Aバックサイドへのストローク(注)
⑤A正面へのストローク(注)
⑥Aフォアサイドへのストローク(注)
⑦Aフォアサイドショートクロスへのストローク(注)
⑧センターへの浮き球(Bのチャンスボール)
⑨クロスへの浮き球(Bがポーチ出来そうな球)
⑩クロスへの浮き球(Aが詰めて決められそうな球)
ロブ系
①ストレート、センター、クロスへのロブ
(下がらずにスマッシュ可能な深さ)
②ストレート、センター、クロスへのロブ(やや下がってスマッシュ・・・)
③ストレート、センター、クロスへのロブ(ジャンピングスマッシュ・・・)
④ストレート、センター、クロスへのロブ(スマッシュ不可で二人を下げる深さ)
⑤ダウンザラインへ中ロブ(右利きBにハイバックで触らせる)
⑥センターへ中ロブ(右利きAにハイバックで触らせる)
ご想像の通り、この練習でのCの球出しは、ストローク或いはロブで、ダウンザラインからショートクロスまでかなり広範囲、あらゆるコースが選択できます。
コースだけでなく、ABのレベルに応じてスピード・球種・深さを変える事で難易度の調整も可能です。
エース級のパッシングやロブにどれだけ反応できるか、ブロックをも打ち砕く強打をどう凌ぐか、反対に、Cのミスショットとなる甘いボールが来た時に、確実にしとめられるか。
甘くなれば標的にされるDの対応力も試されます。
球出し後の展開はまさに千変万化です。
練習の際、Cからの球出しは基本的にランダムが良いと思います。
Bへのボディーアタックだけ・・・とか言って始めると、スタート時点から、Bがポジションを下げてしまったり、Dがセンター寄りに構えたりと実戦的ではなくなってしまいます。
何処へ出すかは未知としておき、球出しの構えから推測させる事も大事だと思います。
同じ陣形でAからの球出しで始めるパターン。
Aが出したボールの難易度でCの返球を予測する事も実戦対応力の向上につながります。
この場合、Cにはコーチだけでなく、メンバーも交替で入ります。
固定ペアがいる場合は、出来るだけペアで入ってもらいます。
Aにコーチが入るパターンも当然あります。
クロスAのスタートポジションをサービスラインの直前まで下げ、そのAへの球出しから始めるパターン。
Aサービスダッシュ、リターンダッシュでのファーストボレーからと言う状況設定です。
ファーストボレーだけはクロスへと言うルールで、その後のCの配球から実戦形式になります。
もちろん、もう一方のサイドもやります。
ryo-koさんから「2アップの陣形が優勢になるパターンがまだ良く理解できていません」と言うコメントをいただきました。
どちらが優勢かは、対峙する4名のプレーヤーの技量次第で一概には言えませんが・・・と前回コラムに書きましたが、一般的にはボレーやスマッシュを広角に打てるネットポジションにアドバンテージがあると思います。特にCからのロブやストロークが甘いボールになった時に優位性が増すでしょう。
「ネットへ出るのは何のため」・・・「ロブを上げさせるため」と言えるくらいスマッシュ好きなら、わくわくするポジションのはずです。
しかし、肝心のスマッシュやボレーが苦手な人にとっては、決して優位ではなく標的にされるだけのデンジャラスで居心地の悪いポジションになってしまうでしょう。
ストローク系
(注:スピード、球種、深さで難易度を変える)
①ダウンザラインへパッシング(注)
②Bへのボディーアタック(注)
③センターへのストローク(注)
④Aバックサイドへのストローク(注)
⑤A正面へのストローク(注)
⑥Aフォアサイドへのストローク(注)
⑦Aフォアサイドショートクロスへのストローク(注)
⑧センターへの浮き球(Bのチャンスボール)
⑨クロスへの浮き球(Bがポーチ出来そうな球)
⑩クロスへの浮き球(Aが詰めて決められそうな球)
ロブ系
①ストレート、センター、クロスへのロブ
(下がらずにスマッシュ可能な深さ)
②ストレート、センター、クロスへのロブ(やや下がってスマッシュ・・・)
③ストレート、センター、クロスへのロブ(ジャンピングスマッシュ・・・)
④ストレート、センター、クロスへのロブ(スマッシュ不可で二人を下げる深さ)
⑤ダウンザラインへ中ロブ(右利きBにハイバックで触らせる)
⑥センターへ中ロブ(右利きAにハイバックで触らせる)
ご想像の通り、この練習でのCの球出しは、ストローク或いはロブで、ダウンザラインからショートクロスまでかなり広範囲、あらゆるコースが選択できます。
コースだけでなく、ABのレベルに応じてスピード・球種・深さを変える事で難易度の調整も可能です。
エース級のパッシングやロブにどれだけ反応できるか、ブロックをも打ち砕く強打をどう凌ぐか、反対に、Cのミスショットとなる甘いボールが来た時に、確実にしとめられるか。
甘くなれば標的にされるDの対応力も試されます。
球出し後の展開はまさに千変万化です。
練習の際、Cからの球出しは基本的にランダムが良いと思います。
Bへのボディーアタックだけ・・・とか言って始めると、スタート時点から、Bがポジションを下げてしまったり、Dがセンター寄りに構えたりと実戦的ではなくなってしまいます。
何処へ出すかは未知としておき、球出しの構えから推測させる事も大事だと思います。
同じ陣形でAからの球出しで始めるパターン。
Aが出したボールの難易度でCの返球を予測する事も実戦対応力の向上につながります。
この場合、Cにはコーチだけでなく、メンバーも交替で入ります。
固定ペアがいる場合は、出来るだけペアで入ってもらいます。
Aにコーチが入るパターンも当然あります。
クロスAのスタートポジションをサービスラインの直前まで下げ、そのAへの球出しから始めるパターン。
Aサービスダッシュ、リターンダッシュでのファーストボレーからと言う状況設定です。
ファーストボレーだけはクロスへと言うルールで、その後のCの配球から実戦形式になります。
もちろん、もう一方のサイドもやります。
ryo-koさんから「2アップの陣形が優勢になるパターンがまだ良く理解できていません」と言うコメントをいただきました。
どちらが優勢かは、対峙する4名のプレーヤーの技量次第で一概には言えませんが・・・と前回コラムに書きましたが、一般的にはボレーやスマッシュを広角に打てるネットポジションにアドバンテージがあると思います。特にCからのロブやストロークが甘いボールになった時に優位性が増すでしょう。
「ネットへ出るのは何のため」・・・「ロブを上げさせるため」と言えるくらいスマッシュ好きなら、わくわくするポジションのはずです。
しかし、肝心のスマッシュやボレーが苦手な人にとっては、決して優位ではなく標的にされるだけのデンジャラスで居心地の悪いポジションになってしまうでしょう。
2006年09月29日
並行陣 vs 雁行陣
2アップ(並行陣)対1アップ1バック(雁行陣)。
よく見かける、或いは遭遇する場面です。
どちらが優勢かは、対峙する4名のプレーヤーの技量次第で一概には言えませんが・・・
でもDって居心地悪くないですか。
さてCならどう攻めるか?
Cがそう来たら、Aは・・・Bは・・・
その時Dはどう動くか・・・
この陣形で、Cからの球出しで始める練習パターンをいくつか紹介します。
と言っても、今日はここまで。
お暇があれば、想像してみてください。
暇があれば・・・ですよ。仕事中はくれぐれもご用心。
よく見かける、或いは遭遇する場面です。
どちらが優勢かは、対峙する4名のプレーヤーの技量次第で一概には言えませんが・・・
でもDって居心地悪くないですか。
さてCならどう攻めるか?
Cがそう来たら、Aは・・・Bは・・・
その時Dはどう動くか・・・
この陣形で、Cからの球出しで始める練習パターンをいくつか紹介します。
と言っても、今日はここまで。
お暇があれば、想像してみてください。
暇があれば・・・ですよ。仕事中はくれぐれもご用心。
2006年09月22日
ワイドへ切り込むスライスサーブ・・・その後の展開
あえてポール回しを誘うようにサイドを空けておき、待ってましたとブロックする。そんな憎い動きが出来るあなたはかなりのツワモノです。
DJがBなら、ほぼ8・9割、Dにポール回しを諦めさせるポジションをとります。ここを抜かれたらエースの確率が高いですからね。
Cは・・・、Dがワイドへ寄ったのに合わせ、センターのオープンコートを埋めるポジションを取るのが賢明でしょう。Dのポール回しが内側にずれたり、Bにブロックされた場合、センターを狙われる確率が高いからです。
さてDは・・・、Bの動き次第ではポール回しを敢行するか、逆にショートクロスへの切り返しの選択もあります。Aからのショットが速くて追いつくのに精一杯なら、ストレートロブが安全策になるでしょう。
いずれにしても易々とBにボレーさせてはいけませんし、Aのネットダッシュもあるので、ショートクロスへの切り返しも浮かせないようにしたいですね。
http://djmcen.com/2nd/tennis.html/
DJがBなら、ほぼ8・9割、Dにポール回しを諦めさせるポジションをとります。ここを抜かれたらエースの確率が高いですからね。
Cは・・・、Dがワイドへ寄ったのに合わせ、センターのオープンコートを埋めるポジションを取るのが賢明でしょう。Dのポール回しが内側にずれたり、Bにブロックされた場合、センターを狙われる確率が高いからです。
さてDは・・・、Bの動き次第ではポール回しを敢行するか、逆にショートクロスへの切り返しの選択もあります。Aからのショットが速くて追いつくのに精一杯なら、ストレートロブが安全策になるでしょう。
いずれにしても易々とBにボレーさせてはいけませんし、Aのネットダッシュもあるので、ショートクロスへの切り返しも浮かせないようにしたいですね。
http://djmcen.com/2nd/tennis.html/
2006年09月15日
ワイドへ切り込むスライスサーブは・・・
デュースコートからワイドへスライスサーブを打つ事って、もちろんありますよね。
滅多にエース狙いのサーブなど打たないDJですが、センターやボディへのトップスピンを多用し、レシーバーのポジションに変化が見えた時などは・・・あわよくばのエースを狙うことも。
図は、雁行陣で後衛のストローク合戦にも置き換えられます。
ポーチを避けるためにワイドに振る事は、もちろん良くある話です。
しかし、角度をつけたショットは諸刃の刃。
逆にワイドへ切り返されたり、ポール回しのダウンザラインでリターンエースを奪われる事も。
それでも打ってみたくなるのが人情です。DJは、たまに・・・ですが。
こんな場面でもやはり重要な役割を果たすのが前衛の動きです。
あなたがB或いはCなら・・・
ABCDのポジションを動かして、配球を研究する事が出来る練習コートがあります。雨でコートに立てない時など、暇つぶしに遊んでみてください。
http://djmcen.com/2nd/tennis.html
滅多にエース狙いのサーブなど打たないDJですが、センターやボディへのトップスピンを多用し、レシーバーのポジションに変化が見えた時などは・・・あわよくばのエースを狙うことも。
図は、雁行陣で後衛のストローク合戦にも置き換えられます。
ポーチを避けるためにワイドに振る事は、もちろん良くある話です。
しかし、角度をつけたショットは諸刃の刃。
逆にワイドへ切り返されたり、ポール回しのダウンザラインでリターンエースを奪われる事も。
それでも打ってみたくなるのが人情です。DJは、たまに・・・ですが。
こんな場面でもやはり重要な役割を果たすのが前衛の動きです。
あなたがB或いはCなら・・・
ABCDのポジションを動かして、配球を研究する事が出来る練習コートがあります。雨でコートに立てない時など、暇つぶしに遊んでみてください。
http://djmcen.com/2nd/tennis.html
2006年09月05日
DJがCなら・・・
DJがCなら、ロブが抜けると判断したらネットへ詰めます。
時にトリッキーな動き(C1、C2)も見せます。
理由は・・・「ロブを上げさせるため」であったり、
「センターやダウンザラインへ打たせるため」であったりします。
A・Bから逆襲のロブで抜かれるのは覚悟の上です。
その時は下がってまた逆襲のタイミングを計ります。
浅いロブなら「待ってましたぁ・・・」です。
パスを打ってくるようなら、ボレーの網に掛かります。
ネットに詰めれば詰めるほど、より広角に散らす事が可能です。
A・Bが2バックのままなら、ドロップボレーのチャンスです。
どれくらい前へ詰めるかは、ロブの深さ、相手の反応(余裕)などでも変わってきます。
Dより前へ出る事が多いですが、ボールに対してDと等距離という事も有ります。
左右(C1、C2)にフェイントを掛けたり、思い切りネット際まで詰めたりして撹乱に嵌ってくれると痛快です。
Cが前へ出た時に、逆にDが下がるケースも良く見かけますが、Dが下がるのはあくまでも返球がロブだと判断した時で良いでしょう。
二人のどちらかが下がって居なければならないと言う決まりはありませんから。
せっかくA・Bを下げたのに、じりじりとポジションを下げてしまうC・Dペアが居ます。
「ロブに対してはロブの返球になる確率が高い」と言うのがその理由で、ある意味優れた推測力なのですが、ネットから離れるほど、Cの足元もしくはセンターへ沈めるショットを打たれ、A・Bに再びネットへ詰められて一転守勢に立たされます。
「でも、ネットへ詰めてロブで抜かれると、ほとんど追いつけないんだもの」と言う切実な嘆きも耳にします。
ポジションを下げていれば、確かにロブには追いつける。
しかし、ロブを追いかけ易くしておく事が目的ではないはず。
仮にロブに追いついてもスマッシュでミスする、或いはスマッシュすら打てないなら本末転倒だし、足元を攻められてforced errorを強いられるのも本意ではないでしょう。
それなら、甘い返球を決め易いポジションに動いて誘ってみませんか。
もう相手のボールに振り回されて動くのはやめましょう。
先に仕掛け先に動く事でテニスはずいぶん違ったものになってきます。
ボレーやスマッシュの練習が今まで以上に張り合いのあるものになってくるはずです。
足が遅いからと嘆いている女性と、ヨーイドンで15mダッシュの競争をした事があります。
結果はほとんど差がありませんでした。
足が遅いのではなく、動き出すのが遅いだけなんです。
心当たりのある人は、動き出すキッカケを大事にしましょう。
時にトリッキーな動き(C1、C2)も見せます。
理由は・・・「ロブを上げさせるため」であったり、
「センターやダウンザラインへ打たせるため」であったりします。
A・Bから逆襲のロブで抜かれるのは覚悟の上です。
その時は下がってまた逆襲のタイミングを計ります。
浅いロブなら「待ってましたぁ・・・」です。
パスを打ってくるようなら、ボレーの網に掛かります。
ネットに詰めれば詰めるほど、より広角に散らす事が可能です。
A・Bが2バックのままなら、ドロップボレーのチャンスです。
どれくらい前へ詰めるかは、ロブの深さ、相手の反応(余裕)などでも変わってきます。
Dより前へ出る事が多いですが、ボールに対してDと等距離という事も有ります。
左右(C1、C2)にフェイントを掛けたり、思い切りネット際まで詰めたりして撹乱に嵌ってくれると痛快です。
Cが前へ出た時に、逆にDが下がるケースも良く見かけますが、Dが下がるのはあくまでも返球がロブだと判断した時で良いでしょう。
二人のどちらかが下がって居なければならないと言う決まりはありませんから。
せっかくA・Bを下げたのに、じりじりとポジションを下げてしまうC・Dペアが居ます。
「ロブに対してはロブの返球になる確率が高い」と言うのがその理由で、ある意味優れた推測力なのですが、ネットから離れるほど、Cの足元もしくはセンターへ沈めるショットを打たれ、A・Bに再びネットへ詰められて一転守勢に立たされます。
「でも、ネットへ詰めてロブで抜かれると、ほとんど追いつけないんだもの」と言う切実な嘆きも耳にします。
ポジションを下げていれば、確かにロブには追いつける。
しかし、ロブを追いかけ易くしておく事が目的ではないはず。
仮にロブに追いついてもスマッシュでミスする、或いはスマッシュすら打てないなら本末転倒だし、足元を攻められてforced errorを強いられるのも本意ではないでしょう。
それなら、甘い返球を決め易いポジションに動いて誘ってみませんか。
もう相手のボールに振り回されて動くのはやめましょう。
先に仕掛け先に動く事でテニスはずいぶん違ったものになってきます。
ボレーやスマッシュの練習が今まで以上に張り合いのあるものになってくるはずです。
足が遅いからと嘆いている女性と、ヨーイドンで15mダッシュの競争をした事があります。
結果はほとんど差がありませんでした。
足が遅いのではなく、動き出すのが遅いだけなんです。
心当たりのある人は、動き出すキッカケを大事にしましょう。
2006年09月01日
あなたがCなら・・・どう動きますか?
時々やるフォーメーション練習です。
図のCからの、ストレートへのロブの球出しから始めます。
ただし、ロブだけだと打ち出す前にBが動き始めてしまうので、ミエミエな動きをしたらクロスへの球だしもあるよ。と言っておきます。
Aの頭越しのロブは基本的にBが追う。これはBが後衛だからと言うより、斜めに追った方が処理しやすいからです。
左図のケースではロブの落下地点への距離はA・Bほとんど変わりませんが、ボールはバウンド後さらに後方へ逃げるので、Aは回りこまないと拾い難くなります。
しかし、ロブの高さによっては、Aもジャンピングスマッシュの動きを見せると共に自ら追う事も可能ですし、届かないのに打てるフリをする演技派もいます。
球出しのロブは、メンバーのレベルに応じて様々な高さ、深さ、時にはトップスピンロブも混ぜます。A・B二人に返球の制約は与えません。
届くならAがスマッシュしても構わないので、Dもオチオチしては居られません。
浅いロブなら落さずにボレーでもOKです。
BまたはAがどこでどのような返球をするか、そのボールがC・Dにとって厳しいものになるか、はたまた甘いボールになってしまうか・・・
もちろん返球後はポイントが決まるまでラリーです。
さて、タイトルの「あなたがCなら・・・どう動きますか?」ですが・・・
ロブがAの頭を越えBがそのロブを追い、Aがサイドチェンジしてサービスラインのやや後まで下がったと仮定したら、Cはどうしますか?と言う設問です。
じっとその場で返球を待ちますか?それとも・・・
DJの答えは後日あらためて。
図のCからの、ストレートへのロブの球出しから始めます。
ただし、ロブだけだと打ち出す前にBが動き始めてしまうので、ミエミエな動きをしたらクロスへの球だしもあるよ。と言っておきます。
Aの頭越しのロブは基本的にBが追う。これはBが後衛だからと言うより、斜めに追った方が処理しやすいからです。
左図のケースではロブの落下地点への距離はA・Bほとんど変わりませんが、ボールはバウンド後さらに後方へ逃げるので、Aは回りこまないと拾い難くなります。
しかし、ロブの高さによっては、Aもジャンピングスマッシュの動きを見せると共に自ら追う事も可能ですし、届かないのに打てるフリをする演技派もいます。
球出しのロブは、メンバーのレベルに応じて様々な高さ、深さ、時にはトップスピンロブも混ぜます。A・B二人に返球の制約は与えません。
届くならAがスマッシュしても構わないので、Dもオチオチしては居られません。
浅いロブなら落さずにボレーでもOKです。
BまたはAがどこでどのような返球をするか、そのボールがC・Dにとって厳しいものになるか、はたまた甘いボールになってしまうか・・・
もちろん返球後はポイントが決まるまでラリーです。
さて、タイトルの「あなたがCなら・・・どう動きますか?」ですが・・・
ロブがAの頭を越えBがそのロブを追い、Aがサイドチェンジしてサービスラインのやや後まで下がったと仮定したら、Cはどうしますか?と言う設問です。
じっとその場で返球を待ちますか?それとも・・・
DJの答えは後日あらためて。
2006年08月12日
トップスピンサーブにチャレンジする皆様へ
プロが打つ様な弾道と強いキックのイメージは棚の上に飾っておきましょう。
あくまでも将来の目標です。
強い回転を生むには速いスイングが必要ですが、どこをどう叩けば良いか(ヒッテングポイントとスイングの方向)が掴めていない内に、闇雲にフルスイングしても上手く行くとは思えません。
ボールのどこを、どのように叩けばトップスピン回転が生まれるかを推理してみて下さい。
後から前ではなく、ベースラインに沿って(右利きなら)左から右へのスイングが必要です。
時計の文字盤がベースラインに沿って立っていると想像して下さい。
ラケットヘッドが真下を向いた6時から、7・8・9・10・11・12・・・3時へと、針の先端が通る軌道をなぞって、ゆっくり振り上げてみましょう。
肘を高く上げ、ラケットヘッドを背中(腰)に落し、肘と手首をゆっくり伸ばしてヘッドが天空を指す位置まで振り上げて行きます。
6時(真下)から12時(天空)までは、まさに上へ向かって振り上げる事になる訳です。
何時辺りでインパクトすれば順回転が掛かると思いますか?
そうです・・・9時ですね。下図A参照。
10時なら、回転軸が右に30°位傾き、弾んだ後サーバーから見て右にキックする回転になります。下図B参照。
11時ならさらに回転軸が傾き、むしろスライス回転と呼ぶ方が適切でしょうね。
何度までの傾きをトップスピンと呼ぶのか定義は明確では有りませんが・・・。
ラケットヘッドが9~10時辺りで、やや上向きの面で打ち上げる事が出来れば、間違いなくトップスピンと呼べる回転が生まれます。
この上向きの面を作るためにPronation:回内という操作が良く言われる訳ですが、始めの一歩はこれも棚に置いておきましょう。手のひらを上に向けて振れば良いだけです。
昔のラケットはフェース部分だけカバーが付いていました。
カバーを付けたまま素振りをすると、空気を押し上げる感覚が実感できます。
9~10時のインパクトポイントは、頭の真後ろになるでしょうか。
直立ではインパクトポイントを見る事は出来ませんね。
膝を少し曲げて、上体と首を少しずつ反らして行けば、インパクトポイントが見えるようになるでしょう。
この空中のポイントに、ボールを吊るしてみましょう。
ゴムのついた練習ボールが売られています。
これを竿先に付ければ高い位置で保持できるでしょう。
大きな木の枝先の葉をボールに見立てても良いでしょう。
この方法で、インパクトポイントとスイングを覚えて行ける筈です。
ボールを真上に投げ上げる練習も効果が有りますよ。
いきなりコートに立ってボールを打ち始めてはいけません。
素振りを1日100本。たった100本です。
1週間700本もやれば、スイングの感覚が出来てくるはすです。
並行して、頭の後ろに上げるトスアップの練習もやっておきましょうね。
1週間たったら、いよいよコートで試してみて下さい。
ただし、スイングはゆっくりですよ。普段の40~50%位のスピードです。
スイングとインパクトポイントが正しければ、山なりのボールが打ち出されるはずです。
しかし、間違いなくトップスピン回転は掛かっています。
1日100球。1週間も続ければ、だいぶスイングと飛球方向も定まってくるはずです。
まだフォルトなんか気にする事は有りません。
ただしネットするようだったらスイングが間違っています。
また、始めの一歩の素振りに立ち返って下さい。
ネットせず、飛球方向も定まってきたら、頭の後ろで打ち上げるという感覚をモノに出来た証拠です。
いよいよスイングスピードを上げる段階です。
当然ですが、スイングスピードが上がるほど回転が強くなってきます。
1stも2ndも80%程度の力で常に一定のスイングを試みて下さい。
この段階をクリヤーできれば、2ndサーブにかなり自信が出てくるはずです。
スイングスピードを上げても、90%以上の確率で入るようになったら、トスを少しネット寄りに変えて、ボールの下にもぐりこんで打ってみましょう。
スピードアップしたスピンサーブになります。
ここをクリヤーした頃には、もう誰のアドバイスが無くても、振り出す方向とインパクトポイントを様々に工夫して、七色のサーブを身に付けて居る事でしょう。
あくまでも将来の目標です。
強い回転を生むには速いスイングが必要ですが、どこをどう叩けば良いか(ヒッテングポイントとスイングの方向)が掴めていない内に、闇雲にフルスイングしても上手く行くとは思えません。
ボールのどこを、どのように叩けばトップスピン回転が生まれるかを推理してみて下さい。
後から前ではなく、ベースラインに沿って(右利きなら)左から右へのスイングが必要です。
時計の文字盤がベースラインに沿って立っていると想像して下さい。
ラケットヘッドが真下を向いた6時から、7・8・9・10・11・12・・・3時へと、針の先端が通る軌道をなぞって、ゆっくり振り上げてみましょう。
肘を高く上げ、ラケットヘッドを背中(腰)に落し、肘と手首をゆっくり伸ばしてヘッドが天空を指す位置まで振り上げて行きます。
6時(真下)から12時(天空)までは、まさに上へ向かって振り上げる事になる訳です。
何時辺りでインパクトすれば順回転が掛かると思いますか?
そうです・・・9時ですね。下図A参照。
10時なら、回転軸が右に30°位傾き、弾んだ後サーバーから見て右にキックする回転になります。下図B参照。
11時ならさらに回転軸が傾き、むしろスライス回転と呼ぶ方が適切でしょうね。
何度までの傾きをトップスピンと呼ぶのか定義は明確では有りませんが・・・。
ラケットヘッドが9~10時辺りで、やや上向きの面で打ち上げる事が出来れば、間違いなくトップスピンと呼べる回転が生まれます。
この上向きの面を作るためにPronation:回内という操作が良く言われる訳ですが、始めの一歩はこれも棚に置いておきましょう。手のひらを上に向けて振れば良いだけです。
昔のラケットはフェース部分だけカバーが付いていました。
カバーを付けたまま素振りをすると、空気を押し上げる感覚が実感できます。
9~10時のインパクトポイントは、頭の真後ろになるでしょうか。
直立ではインパクトポイントを見る事は出来ませんね。
膝を少し曲げて、上体と首を少しずつ反らして行けば、インパクトポイントが見えるようになるでしょう。
この空中のポイントに、ボールを吊るしてみましょう。
ゴムのついた練習ボールが売られています。
これを竿先に付ければ高い位置で保持できるでしょう。
大きな木の枝先の葉をボールに見立てても良いでしょう。
この方法で、インパクトポイントとスイングを覚えて行ける筈です。
ボールを真上に投げ上げる練習も効果が有りますよ。
いきなりコートに立ってボールを打ち始めてはいけません。
素振りを1日100本。たった100本です。
1週間700本もやれば、スイングの感覚が出来てくるはすです。
並行して、頭の後ろに上げるトスアップの練習もやっておきましょうね。
1週間たったら、いよいよコートで試してみて下さい。
ただし、スイングはゆっくりですよ。普段の40~50%位のスピードです。
スイングとインパクトポイントが正しければ、山なりのボールが打ち出されるはずです。
しかし、間違いなくトップスピン回転は掛かっています。
1日100球。1週間も続ければ、だいぶスイングと飛球方向も定まってくるはずです。
まだフォルトなんか気にする事は有りません。
ただしネットするようだったらスイングが間違っています。
また、始めの一歩の素振りに立ち返って下さい。
ネットせず、飛球方向も定まってきたら、頭の後ろで打ち上げるという感覚をモノに出来た証拠です。
いよいよスイングスピードを上げる段階です。
当然ですが、スイングスピードが上がるほど回転が強くなってきます。
1stも2ndも80%程度の力で常に一定のスイングを試みて下さい。
この段階をクリヤーできれば、2ndサーブにかなり自信が出てくるはずです。
スイングスピードを上げても、90%以上の確率で入るようになったら、トスを少しネット寄りに変えて、ボールの下にもぐりこんで打ってみましょう。
スピードアップしたスピンサーブになります。
ここをクリヤーした頃には、もう誰のアドバイスが無くても、振り出す方向とインパクトポイントを様々に工夫して、七色のサーブを身に付けて居る事でしょう。