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Drop Volley 雨の日でも練習がしたい。そんなあなたに専用の練習コートをご提供します。プロフィール下のURLからどうぞ。______苦手を克服したい人は、どうぞ熊谷までいらしてください。

DJMcEn
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◇ついにマッチポイント◇

あの時あの場面・・・148
2007全英女子ダブルスファイナル・・・最終ポイント
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik
第3セット第8ゲーム A-40:Huber

ついにマッチポイント、この時を迎えてしまいました。
Black が短く何事かささやき、頷くHuber 。そしてそれぞれのポジションへ付くが、すぐにBlack を見て歩み寄るHuber 。今度は少し長い会話で、あらためて作戦を確認しポジションに付く。

s3g8_p10バックサイドを狙った1st は白帯に掛かりフォールト。
スピンの2nd は杉山 のバックサイドを突く。
ベースライン内側に上がっていた杉山 、高い打点となったリターンだが、伸び上がりながらクロスへダブルバックを振り切る。
先ほどのポイントに続き、絶妙なタイミングでポーチに動くBlack
センターベルトの上を越えHuber サイドへ向かうボールに、肩口の高さのバックボレーをシングルハンドで合せるBlack 。お手本にしたいバックボレーだ。
タイミング良く捕らえたボールはSrebotnik の膝元を襲った。
ラケットは出したものの至近距離からのボレーに面を合せる事が出来ない。
当り損ねたSrebotnik のボレーは、ネットを越えずに右サイドラインを大きく割った。

その瞬間飛び跳ねてラケットを投げ捨て喜ぶHuber 。続いてBlack も飛び跳ねてラケットを投げ捨てHuber に駆け寄る。Huber の首に抱きつくBlack 。そのBlack を抱きかかえ、くるりと一回転Black を振り回すHuber 。そして抱き合ったままネットへ向かい杉山・Srebotnik と握手を交わした。
僅差なのだが、ネットプレー巧者が上回った。
おめでとうBlack・Huber

ゲームセットです。
ご愛読いただいた皆さま、ありがとうございました。
引き続き同じテーマで連載できそうな候補を検討中です。
こんなプレースメントを自分もやってみたいなぁと思える見所の多い対戦を探してみます。


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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:05 | コメント(1)| トラックバック(0)

◇第3セット第8ゲーム 40-40:Huber◇

あの時あの場面・・・147
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g8_p9フラットの1st はセンターラインを僅かに割るフォールト。
2nd スピンサーブがSrebotnik の正面を突くが、トスを見てワイドは無いと読んだSrebotnik は、トスの頂点で左へ一歩ポジションを変え、更に放たれたサーブの軌道を見てフォアに回り込んだ。十分なテークバックからフォアのリターンをクロスに振り切るSrebotnik
しかしBlack もまた、ダウンザラインは無いと読んで絶妙なタイミングでポーチに動く。
センターベルト上を通りクロスへ抜けようとするリターンに、大きな左足の踏み込みでフォアのジャンピングハイボレーを合せ、杉山 の足元を突く。
一歩ネットに詰めていた杉山 、眼前で弾んで向かって来るボールのライジングにダブルバックで払いのけるようにラケットを振り上げた。高い滞空時間の長いロブとなったが、如何せん浅い。
ネット近くのサイドライン際で弾むのをじっくり待ったBlack は、ミスしようが無いグランドスマッシュをセンターライン近くに叩き込む。杉山 のロブはオンザラインだったようだが、ポーチで勝負は決していた。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第8ゲーム 40-A:Huber◇

あの時あの場面・・・146
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g8_p81st フラットサーブが杉山 のボディを突く。
ど真ん中オンザラインだ。
サイドステップで小さく右へ寄ってバックへ回り込んだ杉山
ダブルバックをコンパクトに合せに行ったが、打ち損じたか、フォロースルー途中で右手を離した。
リターンのボールはサービスラインを少し越えた辺りでサイドラインを割った。
強打でボレーミスさせられた直後のサービスでリベンジを果たしたHuber 、デュースに戻した。
このサーブを返せないとアドバンテージは取れない。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第8ゲーム 40-40:Huber◇

あの時あの場面・・・145
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g8_p7スライス気味の1st がSrebotnik の正面を突く。
小さく左へサイドステップしてフォアリターンを振り抜くSrebotnik
低くて速いリターンがクロスHuber へ返る。
サービスラインで弾み、アレーを抜けてコートの外へ逃げるボールにHuber 小さく踏み込みかけた時、杉山 がポーチに動く。
それを見たHuber は、ダウンザラインへトップスピンロブだ。アレーへ深い。
Huber・Black はネットへ詰めて来る。
フェンスへ大きく弾むボールにSrebotnik も深く下がってダブルバックを振り抜き高いロブで返す。
これがクロスBlack サイドへ深くオンザラインとなり高く弾む。Huber のロブ滞空時間が51 駒1.7 秒。Srebotnik のロブ滞空時間は84 駒2.8 秒だ。
Black ステップバックし、更に下がりながらジャンピンググランドスマッシュだ。
センターライン付近を突くスマッシュだが、サイドスピンが掛かり当たりが薄く短い。
杉山 踏み込んで、詰めてくるHuber の足元へダブルバックを叩き込む。
ローボレーだが、余裕で受けたかに見えたHuber のフォアボレーは、杉山 のフォアサイドへ深くベースラインを割った。デュースコートはがら空きだったが、出合い頭で制御不能だったか。
ブレイクバックに望みをつないだ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 16:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第8ゲーム 30-40:Huber◇

あの時あの場面・・・144
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g8_p6コーナーを狙った1st はやや長くフォールト。
スピンの2nd は杉山 のバックサイドを突くがやや浅い。
ベースライン内側で構えていた杉山 、思い切り良く踏み込んでダブルバックのリターンをライジングで叩きBlack へのアタックだ。
しかしBlack 、sway しながらシングルバックの面を胸の前でブロックし、クロスSrebotnik のボディーへ切り返す。
Srebotnik も腰の高さを突かれたボールにシングルバックの面を何とか合せるが、当り損なったボールは、詰めていたHuber のバックサイドへ緩く浮いて弾む。
Huber このチャンスボールをじっくり引き付け、Srebotnik へのアタック。左足向うずねを突く。
素早い反応で何とかダブルバックの面を合せたSrebotnik だったが、高さと深さが僅かに足りないボールはBlack の頭上に緩く上がってしまった。
Black 軽くジャンプしてスマッシュをセンターに叩き込み、ポイントをイーブンに戻した。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第8ゲーム 15-40:Huber◇

あの時あの場面・・・143
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g8_p5高いトスから放たれた1st フラットサーブがSrebotnik の正面バック寄りを突く。
スプリットステップ後もレディーポジションの位置のまま、小さいテークバックからダブルバックのリターンをコンパクトに合せたSrebotnik だったが、ミスショットに気付きボールがネットを越える前にしゃがみ込んでしまった。
ボールは緩やかな弧を描いてサイドライン大きく割った。
制御し切れないサーブだったか。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第8ゲーム 15-30:Huber◇

あの時あの場面・・・142
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g8_p41st フラットサーブがセンターコーナーを突く。
杉山 、大きく左足をクロスステップして跳び付くようにフォアリターンを合せ逆クロスHuber サイドへ返す。
Black ポーチに動くが届かない。
サーブ&ボレーのHuber はアレーへ回り込みながらフォアボレーを逆クロス杉山 サイドへ運ぶ。
ここまでは15-0からのポイントと同じ展開だ。
サービスライン上で弾みアレーへ流れるボールに杉山 踏み込んでダブルバックをコンパクトに振り抜き、センターへ運んだ。
ややダウンザライン寄りに戻っていたBlack 、このハイボールにダブルハンドのまま手を出したが、ラケットトップに当たったボールはネットへ沈んだ。
後ろセンター寄りに待ち構えていたHuber に任せてもいいボールだった。
迷いながらも伸ばしてしまった腕は引くに引けなかったと言う印象だ。
名手Black らしからぬun forced error でブレイクのチャンスが訪れた。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:05 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第8ゲーム 15-15:Huber◇

あの時あの場面・・・141
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g8_p31st フラットサーブがエリア中央深くを突く。
Srebotnik 、回り込んでバックハンドリターンを逆クロスHuber サイドへ返す。
サーブポジションからステップバックしてこのボールに対応するHuber 、フォアハンドでクロスに返す。
サービスライン付近で弾むボールにSrebotnik も回り込んでフォアストロークを振り切る。
アレー深く差し込まれたショットにHuber ステップバックしながらフォアを振り抜くがクロスサービスライン内側に落ちる短いショットだ。
Srebotnik 踏み込みながらフォアストロークをしっかりと叩きネットへ詰める。
深く突かれたショットに、Huber 再びステップバックしながらクロスアレーへ運ぶ。
しかし、ネットへ詰めていたSrebotnik 、ミドルのフォアボレーで巧みに球足をコントロールしクロスショートアングルへ落とした。
バウンド後アレーを越えコート外に逃げるボールをHuber 懸命に追うが届かない。
Srebotnik が初めて見せたタッチショット。
ボレーはキャッチを彷彿させる、大好きなプレースメントだ。
こう言うボレーが打てるなら、もっとネットプレーを見せて欲しかった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:45 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第8ゲーム 15-0:Huber◇

あの時あの場面・・・140
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g8_p21st フラットサーブがセンターコーナーを突く。
杉山、大きく左足をクロスステップして跳び付くようにフォアリ ターンを合せ逆クロスHuber サイドへ返す。
サーブ&ボレーのHuber はアレーへ回り込みながらフォアボレーを逆クロス杉山 サイドへ運ぶ。
サービスライン上で弾むボレーに杉山 もフォアに回り込んで、今度はセンターだ。
アレーからネットポジションへ詰めてきたHuber 、このボールに右左と大きなステップで踏み込んでフォアミドルボレーの面を合せたが、根元近くに当ったか、ボールはネット下へ落ちた。
1ポイント目のVolley Winners を帳消しにしてしまったun forced error だ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第8ゲーム 0-0:Huber◇

あの時あの場面・・・139
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g8_p1このポイントはポジションを上げている杉山
Srebotnik のバックサイド、センターコーナーを狙った1st は白帯に触れて浮き上がりフォールトとなった。
スピンの2nd がエリア中央深くを突く。
Srebotnik 高く弾むサーブに小さくフォアへ回り込みフォアリターンをハードヒットしクロスへ。
サーブ&ボレーのHuber 、サービスライン上で胸の高さのリターンにフォアボレーの面を合せながら踏み込んでクロスに押し込む。
サービスエリアで弾んでコートの外に逃げるボールに、Srebotnik 斜め右前へ左右と大きく踏み込んで、低く滑るボールを救い上げるような面操作でクロスに返す。が、浮いてしまった。
ネットへ詰めて来ていたHuber は、頭よりやや高い打点で、ほとんどスマッシュに近いスイングで、杉山 のフォアサイド足元へ叩き込んだ。
その瞬間杉山 は顔を左へ背けるしかなかった。
杉山・Srebotnik が2バックだったら、Huber はもちろんここへは打ち込まなかっただろうが、挽回のチャンスは生まれたかも知れない。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:24 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第7ゲーム 15-40:杉山◇

あの時あの場面・・・138
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g7_p5スライス気味の1st がサービスエリアのほぼ真ん中で弾みHuber のフォアサイドを突く。
レディーのポジションから場所を変えずフォアリターンを振り抜くが、当り損なったかセンターベルトの右を越え杉山 のバックサイドへ浅くなった。
チャンスボールになった筈のリターンだったが、ダウンザラインを警戒したSrebotnik はこれを見送るしかなかった。
杉山 ダブルバックのストロークをクロスのミッドゾーン中央へ。
Huber フォアへ回り込み強いスピンを掛けてクロスに返す。
杉山 も再びクロスHuber へつなぐが、当り損なったか緩いループを描きサービスライン付近の浅いボールとなる。
Huber ベースラインの内側へ踏み込みながら今度はフラットドライブのハードヒットだ。
これがベースライン際、杉山 の足元へ突き刺さる。
杉山 ステップバックしながらハーフボレーのような低い打点でライジングボールに面を合せに行くが、Black の正面方向へ飛んだボールは低くネットに掛かる。
Huber のエース級の強打が優り、ブレイクを許し、2-5と後がなくなった。
杉山 にとっては、ストロークの競り合いで打ち負ける結果となったのが悔しいはずだ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第7ゲーム 15-30:杉山◇

あの時あの場面・・・137
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g7_p41st フラットサーブがBlack の正面を突く。
サイドステップで一歩右に寄り、ダブルバックのリターンを選択したBlack
しかしSrebotnik が動く。センターベルト上を通るリターンにシングルハンドでバックの面を合せ、Huber の前へ。
足元までは届かず、かなり手前でバウンドしてサイドへ逃げて行くボールに、Huber 反応良く下がりながらフォアの面を軽く合せただけでクロスに運ぶ。
センターを越えてアドコートへ動いていたSrebotnik 手を出そうとするが届きそうで届かない。
杉山 が懸命に追いフォアのランニングショットをダウンザラインへ。
Huber のボールを見てネットへ詰めていたBlack は、ダウンザラインを当然のように予測し、余裕で踏み込みながらシングルハンドバックのミドルボレーをセンター深くに放つ。
杉山 、懸命に追うが、これは届かない。
Srebotnik のポーチのタイミングは完璧だったが・・・。
ネットへ詰めていたBlack にやはり一日の長があると言うべきか。ポーチは返されると苦しくなるのが定説かも知れない。


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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:56 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第7ゲーム 15-15:杉山◇

あの時あの場面・・・136
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g7_p31st フラットサーブがHuber のバックサイド、センターライン寄りを突く。
Huber は右足をクロスに踏み込み、跳び付くようにダブルバックの面をコンパクトに合せ逆クロス杉山 サイドへリターン。
エンドもサイドもコーナーぎりぎりとなったリターンに、杉山 はステップバックしながらジャンピングライジングショットを放つが、これも深い。
Huber もステップバックしベースラインから大きく離れてフォアのジャンピングショットを放つ。またクロスだ。
ミッドゾーンでバウンドするボールをベースラインの外で引き付けて杉山 も再びクロスに。
Huber 三度杉山 サイドへストロークをつなぎチャンスメークする。
Srebotnik センターに動くがスピードもあり届かない。
サイドライン一杯のボールに、コートの外へ追いかけながらフォアを振り抜く杉山 だが、クロスに運べない。
ダウンザラインを待ち構えているBlack のほぼ正面、何とか足元に沈めるのが精一杯だったか。
Black は余裕のシングルハンドバックのローボレーを面と踏み込みでセンターに運ぶ。
セオリー通りの配球を読んでいた杉山 、緩い弾道のボレーも幸いしてフットワーク良くこのボールに追い付くが、ダブルバックのラケット先端でようやく捕らえたボールは、身を屈めたSrebotnik の頭越しだが、ネットに詰めて待ち構えていたHuber のフォアサイドにお誂えのチャンスボールとなってしまい、落ち着いてオープンコートへ運ばれてしまった。
ダウンザラインへ運べばも挽回のチャンスも生まれたかもしれないが、Black のボレーが決めてとなった感じだった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第7ゲーム 0-15:杉山◇

あの時あの場面・・・135
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g7_p2バックサイドを狙った1st はネットを叩いたがレット。
やり直しの1st はスライスでセンターライン際を攻める。
左・右と大きなサイドステップでセンターに寄り、伸び上がりながらフォアのリターンを逆クロスアレー方向に振り抜いたBlack
しっかり振り上げスピンを掛けたかに見えたリターンだったがボールが持ち上がらず白帯を叩いた。
杉山 にとってはラッキーなポイントだ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:41 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第7ゲーム 0-0:杉山◇

あの時あの場面・・・134
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g7_p14-2とリードを許し何としてもキープしたい第7ゲームを迎える。
1st はネットを叩いたがレット。
やり直しの1st フラットがバックサイド浅く入る。
Huber スプリットステップの着地で半歩踏み込み、更に右足を踏み込みながらダブルバックのリターンをコンパクトに合せクロスに運びながらネットへ詰める。チップ&チャージだ。
サービスエリア内の浅いリターンに杉山 も左右左とネットへ歩を進め、詰めて来たHuber のフォアサイド足元へハードヒットを沈める。
Huber ローボレーをしっかりブロックしてクロスに返す。
短いショットを打った流れでネットへ動いていた杉山 、詰めながら回り込んでフォアボレーをセンターへ運ぶ。
しかし1st ボレー後センターに寄っていたHuber の悠々守備範囲。腰のやや下の高さのボールにダブルバックのミドルボレーを合せ杉山 のバックサイドへ。
胸の高さに浮いたボールに、杉山 ダブルバックの強打でBlack へのアタックを試みたが、無常にも白帯を叩いて落ちた。

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un forced error
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第6ゲーム 40-15:Black◇

あの時あの場面・・・133
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g6_p5珍しくトスを上げ直して臨む1st はややスライス気味でSrebotnik の正面からフォアサイドへ流れる。
Srebotnik レディーポジションと同じオープンスタンスのまま、フォアリターンを振り抜き、詰めて来るBlack のフォアサイドへ沈める。
サービスエリアコーナー近くへ沈むリターンに、ローボレーは無理と判断したBlack 、左足を大きく右へクロスに踏み込み方向転換し右を向き、打点を引き付けてハーフボレーで小さく合せただけの面でダウンザラインに運ぶ。
緩い軌道を描いてアレーに落ちたチャンスボールに、杉山 一旦ステップバックしてから踏み込んでダブルバックを振り抜く。ショートクロスだ。
しかし狙いより内側に入ったボールはネットを越えて沈んだものの、センターに寄っていたHuber にも余裕の守備範囲。左足をワイドに踏み込んでシングルハンドでバックローボレーの面を合せ、センター深く運ぶ。ダブルハンドだったら当りが強くなってアウトしたかもしれない。
Srebotnik ステップバックしながらダブルバックを小さく振り抜いてHuber 越しにトップスピンロブを上げた。
Huber クロスステップで追い始めたがウォッチした。
ボールはベースラインを僅かにオーバー。
キープを許してしまった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第6ゲーム 30-15:Black◇

あの時あの場面・・・132
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g6_p4フラットの1st が杉山 のバックサイド、サービスエリアコーナー深くを突く。
アレーに寄り、小さなテークバックからダブルバックのリターンを合せ、クロスに返す杉山
ネットダッシュして来るBlack のバックサイド足元に落とす。
Black バックハンドのハーフボレーの面を巧みにコントロールし、クロス杉山 サイドへ低く運ぶが、浅い。
リターン後アレーに踏みとどまってこのボレーを見届けた杉山 は、サービスラインで弾んだボールにフォアに回り込んだ。ダウンザラインも余裕で狙えたと思うが、選択したショットはHuber へのアタックだ。
しかし、胸の高さに浮いたボールはHuber 余裕のフォアボレーでT ゾーンへ運ばれる。
Black の1st ボレー後、ポジションを上げT ゾーン付近へ寄っていたSrebotnik 、ほぼ足元へ叩き込まれたボールに、腰高で真上から見下ろすような体勢で処理したハーフボレーは、Black サイドのネットへ掛かった。
これはforced error だろう。
杉山 の強攻策が裏目に出た。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第6ゲーム 30-0:Black◇

あの時あの場面・・・131
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g6_p32バックの杉山・Srebotnik
1st は白帯を叩きフォールト。
2nd を前に杉山 ポジションを上げる。
スピンの2nd は、Srebotnik の正面フォア寄りを突き高く弾む。
小さく左・右とサイドステップでアレーに寄り、オープンスタンスのままフォアのリターンを振り切るSrebotnik
そのSrebotnik のスイング始動の直前、センターへポーチに動くHuber
高い打点で振り切ったSrebotnik のリターンは、逆を突く形となり、がら空きのダウンザライン、アレーのど真ん中へ気持ち良く抜けて行った。

古来より、ポーチのタイミングは難しいと言われている。
インパクト後でも間に合うケースも無くはないが、一般的にはそれでは遅い。
レシーバーの眼が最もボールに集中するのが「サーブがバウンドする瞬間」だから、そこが動くタイミングだと言うのが最も理解できる。
コマ送りで再生してみるとそのタイミングが良くつかめる。


Huber はネットポジションで小刻みなステップを続けていたが、Black のサーブが相手コートでバウンドした瞬間からスプリットステップ着地後の体の沈みこみが始まる。当然まだ左足の蹴り出しはしていない。ボールの着地(バウンドの瞬間)から9駒後に頭が右へ動き始める。ポーチへ動くきっかけとなる左足蹴り出しが始まったところだ。テレビ映像は秒30駒と聞いているので、0.3秒後になる。
人間の視覚反応時間(目から得た情報で体のどこかを動かすまでの速さ)は、若い人で0.3秒と言われているから、感覚的にはほぼバウンドの瞬間に動き出す決断をした事になる。
一方のSrebotnik のリターンインパクトは、ボールの着地(バウンドの瞬間)から17駒目、0.57秒後になる。Huber の頭が動き出してから0.27秒後だ。理論的には、動き出したのを見て逆を突いたとも考えられるが、前衛の頭だけの動きならフェイクもある。
Srebotnik はサーブのコースから、ダウンザラインを早い時期に決断していたと見るのが妥当だろう。
Huber の動き出しのタイミングは絶妙だったのだが・・・。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第6ゲーム 15-0:Black◇

あの時あの場面・・・130
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g6_p2Srebotnik はポジションを下げ2バックだ。
1st はサービスラインを越えフォールト。
ここでSrebotnik がサービスライン内側に上がる。
スピンの2nd がバックサイドを突き、アレーへ寄りながらダブルバックのリターンをクロスに振り抜く杉山
サービスエリアコーナー近くで弾んでワイドに逃げるリターンに、Black はコート外へ追い、シングルハンドバックの面を合せ、ストレートへロブを上げる。
Srebotnik まず左足を寄せ、右足を引いてジャンプするがスマッシュは出来ない。ジャンプして目一杯伸ばしたラケットの先でようやく捕らえたボールは、コートに戻って待ち構えるBlack の前、サービスエリア内に落ち高く弾む。
右足を蹴って左足へ重心を移しながら空中でフォアハンドを逆クロスにハードヒットするBlack
リターン後、珍しくネットへ詰めて来た杉山 のほぼ正面へのアタックだ。
左へ体を寄せながらフォアの面でブロックした杉山 だったが、面の手元に当ったボールはクロス方向のネット下へ転がる。至近距離からの強打に面を合せるのはプロでも至難。
これはforced error か。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第6ゲーム 0-0:Black◇

あの時あの場面・・・129
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

CM を挟んで再開された録画は第4ゲームではなく第6ゲームに飛んでしまっていた。ゲームは相変わらずブレイク合戦のようでBlack・Huber ペアが3-2とリード。
s3g6_p11st スライスサーブが浅くSrebotnik のバックサイド寄り正面を突く。
杉山 はポジションを下げ、2バックだ。
Srebotnik はスプリットステップ後、レディーポジションとまったく同じスタンスで着地し、ダブルバックのリターンを詰めてくるBlack のフォアサイドへ返す。
Black このリターンを十分に引き付けてストレート杉山 の前へ運ぶ。
サービスライン近くに落ちたボレーに杉山 一歩詰めてダブルバックのストロークをストレートBlack へ。
一歩ネットに詰めていたBlack は、1st ボレー同様、スイングのないブロックするフォアボレーで再びストレートへ。シングルスサイドライン上1st よりやや深い2nd ボレーを、杉山 も再びストレートBlack へ。
Black このボールを三度杉山 サイドへ。この三度目が最も深いボレーとなったが、ブロックしただけのボレーなので鋭さは無い。
杉山 ステップバックしながらダブルバックを振り抜き、今度はBlack 越えのトップスピンロブだ。しかし深さが足りない。
Black まず右足を引き、左足をクロスにバックステップ、続いて引いた右足でジャンピングスマッシュ。ボールの右を叩いたスマッシュは、クロスSrebotnik の正面からアレーへ弾む。小さく右へステップして面を合せロブを上げたSrebotnik だったが、当たりが良すぎたか、クロスBlack の頭を大きく越えた。
それにしてもこのポイントの展開は第3セット第2ゲーム 40-40:Black・・・117に似ている。
あのポイントでは、Black vs 杉山 のラリーが4回続き、最後は杉山 のフォアのトップスピンロブで幕を引いた。
Black にはあのポイントのリベンジと言う思いがあったのではないか。
アングルやドロップボレーも打てるチャンスはあった。しかし、敢えて今回は杉山 のバックサイドへ集め、トップスピンロブを打たせるように仕向けた。ダブルスNo.1 の意地が、あのポイントの幕引きを許さなかったのではないかと・・・。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 40-A:杉山◇

あの時あの場面・・・128
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p81st フラットがオンザラインでBlack の正面フォア寄りを突く。
Black 広いオープンスタンスのまま、小さく左へステップしながらフォアリターンをクロスに振り抜いた。
Srebotnik はセンターライン越えまで動くが届かない。
杉山 ワイドへ逃げるリターンに、右・左・右と大きなクロスステップでコート外に追いかけダブルバックハンドのランニングショットをクロスに返球する。
デュースサイドのサービスエリアセンターコーナー近くに落ちたボールだが、ダウンザラインを警戒してサイドに動いていたHuber には手が出せない。
Black ハーフボレーで合せたボールはネット際へ。
しかし、このBlack のボレーの少し前にラインパーソンからアウトのジャッジが掛かってプレーが止まった。
すかさず審判台に歩み寄りBlack の同意を得ずにチャレンジを告げたHuber
Official Review がボールの軌道を描いた後、ボールマークを映し出す。ボールマークは1/3ラインに掛かっている。
チャレンジ成功。

やり直しとなったポイントの1st はネットに掛かるフォールト。
続く2nd はやり直し前の1st のコースとほぼ同じだったが、僅かにラインを割ってしまった。
スピンを掛けたようだが、置きに行ったような、らしくない不自然なスイングだった。
ダブルフォールトでブレイクを許してしまった。
ブレイク合戦でファイナルセット1-2と先行を許す。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 40-40:杉山◇

あの時あの場面・・・127
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p71st フラットがサービスエリアのほぼ真ん中深くへ。
Huber バックへ回り込み、ダブルバックハンドのリターンをダウンザラインだ。
半歩センター寄りにネットへ詰めたSrebotnik 、逆を突かれた恰好となり、ダブルハンドのまま、跳び付くようにラケットを出したが、ようやくトップで届いたボールは、ネット下へ掛かった。
Srebotnik の動き出しは決して早くはない。故にHuber は、逆を突いたと言う事ではなく、決め打ちのダウンザラインだったのだと思う。
キープが危うくなった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 40-30:杉山◇

あの時あの場面・・・126
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p61st フラットサーブがセンターを突く。
オンザラインだ。
Black 左足を大きくクロスステップして、ベースライン沿いに跳び付きフォアリターンを逆クロス杉山 サイドへ返す。
Huber は右へサイドステップしてこのリターンコースを空けた。
白帯に掛かって跳ねたリターンは球足が遅くなってアレーへ落ちる。
ベースラインからコートの外へ懸命に追う杉山
Srebotnik杉山 との距離を空け過ぎない様センターへ寄る。
右足で大きく跳び込みながらシングルハンドバックを小さく合せクロスに運ぶ杉山
「ワイドからはワイドへ」は、セオリーのひとつでもあるが・・・。
Black は当然の事の様にネットへ詰めており、踏み込みながら胸の高さのバックボレーをガラ空きのストレートへ流し込んだ。
ネットインはやはり打った側に有利に傾く事が多い。
やっと届いたネットインのボールは、クロスへ運ぶのが精一杯だったのだとは思うが、ストレートへのロブなら、挽回のチャンスも作れた。また、ダブルスはパートナーとの距離を常に一定に保つのがコートに空きを作らないコツと言われるが、このケース、Srebotnik が、センターに寄らなかったら、Black のプレースメントは難しいものになっただろう。
すべては綾である。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 16:24 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 30-30:杉山◇

あの時あの場面・・・125
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p5ワイドを狙った1st は長さもサイドもラインを割った。
スライスの2nd がややワイド気味に浅く入る。
サイドステップし、サイドライン近くへ大きく右足を開いてオープンスタンスでフォアリターンを返すHuber
インパクトは画面が切れて見えないが、クロスに飛んだボールはセンターベルトの僅か右白帯の下に掛かる。
越えてもSrebotnik のポーチに捕まったと思うが、Huberun forced error か。
杉山 のスライスの切れが良かったか。
個人的にはネットに掛けて失うポイントが最も悔やまれる。
サーバー側に立てば当然楽なポイントは嬉しいが、観客は喜ばないだろう。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 15-30◇

あの時あの場面・・・124
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p41st がBlack の正面バックサイド寄りを突く。
小さくサイドステップでアレーへ寄りオープンスタンスのまま、上体も振らずに小さくダブルバックのリターンを振り抜くBlack 。ダウンザラインだ。
Srebotnik アレーへ運ばれるボールに右腕を目一杯伸ばしてブロックする。
ボールはBlack サイドのサービスラインを少し越えた所に落ちセンター方向へ弾む。
ボールが落ちたのを見るやHuber がポジションチェンジに動く。
Black はボールを追って右に動くが、インパクトポジションはまだアドコートだ。
HuberBlack のインパクト時点ではまだデュースコートだ。
ボールとHuber が、そしてBlack が交錯する。
Huber の背中を掠める様に放たれたBlack のフォアストロークは逆クロス杉山 サイドのサービスラインを越えて弾み、Black もポジションをチェンジしてネットへ詰める。
杉山 のダブルバックハンドは詰めて来るBlack の正面へ。
Black 少し跳び上がりながら腰の前でシングルバックの面を合せ、再び杉山 サイドへ深く返すが、球足は遅い。
杉山 少し踏み込んでのダブルバックのストロークを今度はセンターへ。しかし想定よりクロスへ入ったか。
ネットへ詰め待ち構えていたHuber 、余裕のフォアボレーをSrebotnik のバックサイドへ。
Srebotnik は何とかダブルバックの面を合せるが、至近距離からのボレーに反応が間に合わず方向の制御が効かない。ロブ気味に上がったボールはサイドもエンドも大きく割った。
結果的にはポジションチェンジが功を奏した恰好だが、このポジションチェンジは想定外だった。
ダブルスランキングトップならではの勘だろうか。
一般論として、このケースでチェンジするプレーヤーは稀だろう。
巻き戻せるなら、チェンジしなかった時のBlack のプレースメントを見てみたい。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 15-15:杉山◇

あの時あの場面・・・123
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p31st がHuber の正面バック寄りを突く。
スプリットステップで僅かに前へ詰め、広いオープンスタンスのまま、ダブルバックのテークバックに入るHuber 。振り抜いたリターンはダウンザラインだ。
気配を察知したSrebotnik も広いスタンスのスプリットステップで半歩アレーに寄り、顔の高さになったハイバックボレーを小さく踏み込んでシングルハンドでクロスBlack の膝元へ叩き込む。
Srebotnik に向き合って広いスタンスで構えていたBlack は、右手だけ反応し、フォアの面でブロックした。高く上がったロブはストレート杉山 サイドのサービスラインを僅かに越えた辺りへ。
杉山 このボールに機敏に詰め、左足を踏み込みながらフォアでジャンピングスイングボレーだ。
クロスのサービスライン付近に刺さってコーナーへ弾むボールにHuber も懸命に横飛びで面を合わせに行く。しかし、高く上がったストレートロブは、エンドラインをはっきりと割った。少し手首の操作が強すぎたか?

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 0-15:杉山◇

あの時あの場面・・・122
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p21st がセンターライン際深くへ入る。
左足を大きくクロスして右へ跳び込みフォアリターンの面を合せるBlack
ブロックしただけの面でストレートへ高くロブを上げる。
良く制御されたロブはSrebotnik を悠々と越え、ミッドゾーン深くへ落ちる。
ロブを追う杉山 、サイドチェンジするSrebotnik
すかさずネットへ詰めるBlack
Huber もセンター寄りに詰める。
杉山 ショートクロスも狙えたが、ダウンザラインを選んだ。
ややワイド寄りだったBlack は、難なくこのミドルボレーに反応し、セオリー通りセンターへ運ぶ。
杉山 もこのセンターは読み通り。しかし余裕で構えたかに見えたダブルバックハンドだったが、バランスを崩したようなスイングで振り抜けない。
フォアサイドに浮いて来たボールを鋭い踏み込みとスイングでクロス深く押し込むBlack
しかし杉山 ここも読みは鋭い。アレーに落ちサイドラインの外に逃げようとするボールに、左・右・左・右とセンターから4歩で何とか追い付いた。が、ここはロブを上げるのが精一杯。コートの外へ走りながら上げたロブはクロスHuber が一歩右へ動いて待ち構える。万事休すだ。
Huber スマッシュはストレートSrebotnik の足元へ。
ミッドゾーンまでポジションを下げていたSrebotnik 、サービスライン際で弾んだスマッシュにジャンプしながらダブルバックの面を合せる。難しい高さのライジングボレーだったが、タイミングと高さ面の向きが噛み合ったボールはアレーへ抜けて行った。
勝利したかのように抱き合ってこのポイントを喜ぶ杉山Srebotnik
Srebotnik へぶつける事を躊躇したかの様な、スイングを抑えたスマッシュだった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 0-0:杉山◇

あの時あの場面・・・121
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

新年おめでとうございます。
2007全英女子ダブルスファイナルも第3ゲームに入り、いよいよクライマックスが近づいて来ました。
ゲームセットを迎えた後、今後をどうするか、そろそろ考えなければなぁとほろ酔い気分で思いをめぐらせています。
とりあえずはゲームセットまでビデオテープが耐えてくれる事を祈りつつ・・・。


s3g3_p11st フラットサーブがHuber の正面を突く。
左へかわしフォアのリターンを振り抜いたHuber は、クロスへ抜けたのを見届けるや、ネットへ詰める。
深いリターンに、杉山 下がりながらジャンピングショットをクロスへ運ぶ。
Huber ほぼ正面に飛んで来るボールに、敢えてバックへ回り込む。
Huber のインパクトとほぼ同時にSrebotnik がセンターに一歩サイドステップで動いた。
が、Huber は肩口の高さになったダブルバックのミドルボレーを迷い無くダウンザラインへ運んだ。
杉山 、必死にこのボールを追ったが一歩届かない。
Huber の足元に沈んだショットならともかく、Srebotnik がセンターに動いた意図が判らない。
一方のHuber は浮いて来た杉山 からのボールを見て、ダウンザラインへの意図を持ってバックへ回り込んだのだろう。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第2ゲーム 40-A:Black◇

あの時あの場面・・・120
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g2_p10-11st フラットサーブが杉山 のほぼ正面を突く。
杉山 オープンスタンスのままフォアのリターンを詰めて来るBlack のバックサイドへ沈める。
Black はシングルバックハンドのダイビングローボレーで、クロス杉山 のバックサイドへ上手く運ぶ。
杉山 ここでダブルバックハンドのトップスピンロブをストレートへ。
Black マイボールの判断は早く、このロブを斜め右後ろに追い、大きく跳び込んでフォアのジャンピングハイボレーでセンターへ返球する。
届かないHuber は直ちにポジションチェンジに動く。
杉山 センターからダウンザラインに振るが、Black は再びこのボールにジャンピングハイボレーで跳び付き今度もセンターへ返球する。
Srebotnik が身を屈め逆ショートクロスへの軌道を開ける(Srebotnik 越しの逆ショートクロスも見たかった)が、杉山 ここはセンターへ沈める。以降図10-2へ。

s3g2_p10-2しかしアレーからセンターに戻りかけていたBlack は難なくシングルバックのローボレーをダウンザラインへ運ぶ。
ここでこのポイント二本目のトップスピンロブをダブルバックハンドでセンターへ上げる杉山
やや浅いロブに反応良くステップバックし目一杯反り返りながらジャンピングスマッシュするBlack
Srebotnik のフォアサイドを突いたスマッシュだったが、ようやくトップで届いたスマッシュは勢いに欠け、Srebotnik 落ち着いてミドルボレーをクロスBlack サイドへ運ぶ。
スマッシュからの体勢を立て直し、このボールにハーフボレーの面を合せに行ったBlack だったが、Srebotnik からのボールが難しい長さとなりやや引き込んだポイントで捕らえたボールは下フレームに近く、思ったより持ち上がらず白帯下に掛かってしまった。
右に左に上にと振り回し捲くった杉山 、やっぱり得意なのはベースラインプレーか。
長いラリーを制しブレークバックでゲームカウントを1-1に戻した。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第2ゲーム 40-40:Black◇

あの時あの場面・・・119
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g2_p9このポイントも杉山 はポジションを下げ2バックだ。
ややスライス気味の1st がSrebotnik のバックサイドを突く。
右足をクロスしてダブルバックのリターンをクロスに運ぶSrebotnik
ネットへ詰めるBlack のフォアサイドサービスライン付近へ落とす。
Black またも難しいハーフボレーをダウンザラインへ運ぶ。
滞空時間の長い緩いループの1st ボレーがサービスラインを少し越えたシングルスライン近くで弾む。
ダブルバックの早いタイミングでライジングボールにスピンを掛けてショートクロスへプレースメントする杉山
強振ではない。小さく救い上げるような柔らかいタッチだ。
センター寄りだったHuber が左前ネットへ跳び込むが届かない。
1ポイント前のトップスピンロブに続くナイスプレースメントだ。落としたい場所に落とせる。プロだから当然ではあるが、ここへ落とせるショットを持っていないと、ベースラインプレーは苦しくなる。
2バック陣形が功を奏している。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第2ゲーム 40-A:Black◇

あの時あの場面・・・118
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g2_p8バックサイドコーナー近くを狙った1st は僅かに長くフォールト。
2バックからポジションを上げるSrebotnik
スピンの2nd は杉山の正面バック寄りを突く。
右足を小さく踏み出しダブルバックのリターンをクロスに放つ杉山
ポーチを察知したのか、センターベルトの右Huber にぶつけるようなコースのリターンだ。
しかしHuber ポーチに動きながらも上手く体を右にかわし胸の高さのボールにダブルバックの面をブロックして合せ、オープンのセンターへ運んだ。
Black はベースラインに留まっていた。
再びdeuce だ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:16 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第2ゲーム 40-40:Black◇

あの時あの場面・・・117
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g2_p7-12バック体勢を続ける杉山・Srebotnik
1st フラットがSrebotnik のほぼ正面を突く。
Srebotnik ポジションを変えることなくフォアのリターンをクロスセンター寄りに返す。
サービスエリアに沈むリターンに跳び込みながらバックのハーフボレーを合せるBlack
難しいバウンドだったが、緩いループながらもストレート杉山 サイドへ深く運ぶ。
杉山 、バックステップしながら、フォアのストロークをセンターへ振り抜く。
Black これもセンターに跳び付いてバックの面を合せ、ストレート杉山 の前へ。
ややセンター寄りの浅いボレーに、杉山 踏み込んで今度はダウンザラインへハードヒット。

ここまで図7-1、以下図7-2へ

Black 三度跳び付き、フォアボレーをブロックしダウンザラインへ。しかし浅い。
杉山 ダブルバックをふり抜き再びダウンザラインへ。
s3g2_p7-2ポジションをセンター寄りに戻すBlack の逆を突いた形となり、Black このボールにまた跳び付きフォアの面を合せる。しかし勢いに欠け浮いたボレーはサービスラインを少し越えた所で弾み杉山 のチャンスボールになった。
ここで杉山 ハードヒットから一転、コンパクトなワイパースイングでストレートにトップスピンロブだ。
機敏にステップバックしたBlack だったがジャンプしてスイングする事を諦めた。
ゆったりとループを描いたボールはベースライン手前に沈む。The 絶妙。
杉山 は、センター・ダウンザライン・ダウンザラインとBlack を揺さぶり甘くなったボレーで見事に仕留めた、冷静なプレーだった。
Black はストレートに拘り過ぎた嫌いがあるが、左右に揺さぶられてのボレーはほとんどラケットトップで届いた状況で、アドバンテージが奪えず、コースを変えようにも変えられなかったと言うのが本音だろうか。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:51 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第2ゲーム 30-40:Black◇

あの時あの場面・・・116
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g2_p6このポイントもSrebotnik はポジションを下げて2バックだ。
1st はセンターベルト右の白帯でネット。
スピンの2nd はサービスエリアのど真ん中に入り杉山 の正面を突く。
杉山 フォアに回り込んで逆クロスのリターンを振り抜き、詰めて来るBlack へ。
サービスライン手前から、跳び込みながらシングルバックハンドのミドルボレーを合せるBlack
ボールに視線が集中したその直後、タイミング良くポーチに動いたSrebotnik のお誂えのコースにボールは吸い込まれるように入って行く。
肩の高さのシングルハンドバックボレーをHuber のボディーにアタックだ。
虚を突かれたHuber は、ダブルハンドでバックの面を操作するが、フレームに当たった(?)ボールはBlack サイドへと転がった。
2nd でポジションを上げていたSrebotnik のThe Poach だったが、Black にしてみれば不本意だったろう。クロスへの配球には常にポーチされる危険が付きまとう。そんな事は百も承知のつわもの達だから、裏のかきあいだ。
一つ前のポイントでは、杉山 のリターンが沈んでローボレーになったので、クロスへのボレーを中ロブ気味に上げてポーチを防いだ。今回のポイントでは、杉山 のリターンもやや浮いて、腰上のミドルボレーだった。視線が下に落ちるローボレーでは出易いポーチも、ミドルボレーでは動き難い。そう確信した上でのクロスだったのだろうが、想定より内側に入ってしまい、さらに深さを狙ったためか浮いたボレーになった。ダウンザラインへの配球が一瞬頭をよぎり、それがクロスへ配球する面の僅かな狂いになったのかも知れない。
アングルに切り込むか、ダウンザラインに流し込む事も出来た筈のBlack だから、もちろんこのままでは終われない。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:53 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第2ゲーム 30-30:Black◇

あの時あの場面・・・115
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g2_p51st はセンターベルトボール2つ分下へ。
スライスの2nd はワイドへ。
それを見てHuber はダウンザラインケアに動く。
Srebotnik 右足を大きくアレーに踏み込んで、フォアをダウンザラインへ振り切った。
ネットの上50cm 辺りを越えて行くボールに、ワイドに動き始めていたHuber だったが届かない。
ボールの落下点を見届けたSrebotnik はコートサイドを向き、続けてバックコートを向いて天を仰いだ。
カメラ映像の左下が切れて見えないが、僅かに長かったか・・・?

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第2ゲーム 30-15:Black◇

あの時あの場面・・・114
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g2_p4このポイントもSrebotnik がポジションを下げ2バックだ。
バックサイドコーナーを狙った1st は僅かに長くサイドも割ってフォールト。
ここでSrebotnik サービスライン内側へ上がる。
杉山 もベースライン内側に上がった。
スピンの2nd もバックサイドコーナーギリギリを突く。
ライジングでダブルバックのリターンをコンパクトに合せクロスへ、ネットに詰めて来るBlack のバックサイド足元へ沈めるナイスリターンだ。
Black 難しい長さのリターンに、サービスラインへ一歩踏み込んでシングルハンドバックでローボレーの面を合せ、何とかクロスに返す。
しかし、緩いループでようやくサービスラインを越えた浅い1st ボレーは、杉山 のチャンスボールだ。しっかり引き付け、高い打点でダウンザラインへハードヒットする。
ポーチの動きを見せてセンター近くまで動いたHuber だったが、Black のボレーが落ちる間にポジションを戻しつつあり、難なくブロックしたかに見えたフォアボレーだったが、無常にも白帯に掛かる。
杉山 の威力あるフォアハンドが二度続けてHuber のボレーを砕きポイントをイーブンに戻した。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第2ゲーム 30-0:Black◇

あの時あの場面・・・113
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g2_p3このポイントも杉山 がポジションをベースラインまで下げ2バックだ。
ややスライス気味の1st がSrebotnik のバックサイドを突く。
ダブルバックハンドを振り抜き、詰めて来るBlack のフォアサイド足元へリターン。
Black は左足でサービスラインをまたいで踏み込みながら、フォアのミドルボレーをクロスに押し込む。
ミッドゾーンでバウンドしアレーへ弾んで行く1st ボレーに、Srebotnik もアレーに身を寄せ、フォアハンドを引き付けダウンザラインへ運ぶ。
Black の1st ボレーに合せてワイドケアに動き始めていたHuber だったが、厳しいコースに左足を大きくアレー側にステップし、ダブルハンドのまま窮屈そうにバックボレーの面を差し出す。
かろうじてトップでブロックしただけのボールはデュースコートサービスエリアのTゾーン手前で弾み、杉山 のチャンスボールとなる。
センターへ戻るHuber 、逆サイドケアに戻るBlack
ベースライン近くに居た杉山 だったが、Huber のボールに反応良く詰め、フォアハンドをセンターにハードヒットする。
Black には届かない。
Huber 今度はセンターに跳び付く様にフォアボレーの面を差し出す。
肩口辺りのボレーだったが、強打を制御できず、杉山 の頭を越えベースラインを遥かにオーバーした。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:16 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第2ゲーム 15-0:Black◇

あの時あの場面・・・112
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g2_p2Srebotnik がポジションを下げ、2 back で臨む。
1st が杉山 の正面を突く。
やや右にかわしながらダブルバックのリターンを小さく合せた杉山
しかしスイートで捕らえ損なったボールは高い弾道でBlack の頭を越えアウト。
ネットへ詰めながら、Black は迷う事なく見送った。
暫く呆然と立ち尽くす杉山
サーブが良過ぎたのだとは思うが、ならばリターンでロブと言う選択肢は無かったのか・・・?
2 back を活かせなかった事への後悔が残る。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第2ゲーム 0-0:Black◇

あの時あの場面・・・111
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g2_p1Srebotnik の正面を突いた1st はLet 。
やり直しの1st もSrebotnik の正面を突く。
左後ろへ体をかわしながらフォアのリターンをコンパクトに合せたSrebotnik だったが、前衛Huber への警戒は完全に薄れた。
これぞポーチと言う絶妙なタイミングで動き出すHuber
センターベルト少し右、顔の高さに浮いたリターンにフォアハイボレーの面を引き付けて踏み込む。
的確に捉えたボレーは、僅かにステップバックして身構えた杉山 の左足つま先の横に突き刺さる。
杉山 まったく反応できない。
のけ反らせたサーブで作ったチャンスを見逃さなかったHUber 、サービスサイド優位の典型的なポイントパターンだ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第1ゲーム 40-A:Srebotnik◇

あの時あの場面・・・110
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g1_p81st フラットサーブがBlack のバックサイドへ。
サイドステップで小さくアレーへ寄りながら、胸の高さの打点でダブルバックのリターンをコンパクトに合せる。
フォロースルーはほとんどない。
カウンターパンチのダウンザラインだ。
クロスを読んでセンター方向へ一歩動いた杉山 の、完全に逆を突いた。
リターンのボールはオンザライン。
ワイドからのダウンザラインはセオリーのひとつでもある。
際どいが、長いラリーだった前ポイントの後の確かな選択だった。
杉山・Srebotnik 痛いbreak になった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:51 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第1ゲーム 40-40:Srebotnik◇

s3g1_p7-1あの時あの場面・・・109
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

1st スライスサーブがワイドへ。
Huber アレーへ寄りながらフォアのリターンをクロスへ返す。
浅めのリターンにSrebotnik はサーブ後のポジションからほとんど動かず対応し、クロスの打ち合いが始まる。
Huber 次のストロークは、アレーへ深い。
ここまで図P7-1

Srebotnik ベースラインから下がって再度クロス、サービスラインとシングルスサイドラインのコーナーへ。
続くHuber のストロークはやや内側に入ったが、ダウンザラインケアに動いていた杉山 はポーチに出られない。
今度はSrebotnik のストロークが、アレー深くを突く。
Huber 下がりながらもしっかりスピンを掛けたストロークを四度クロスへ。

s3g1_p7-2サービスラインを少し越える浅いボールだが、高く弾む。
Srebotnik ベースラインの外から、今度はダウンザラインだ。
センター近くまで動いていたBlack だが、戻りの反応も早い。Black のポジションが、ダウンザラインを誘い込んだ感がある。
Black シングルバックハンドのミドルボレーをガラ空きのクロスコートミッドゾーンへ落とす。
Srebotnik のボールがやや内側に入ってしまったとは言え、大振りせずに面で運ぶ絶妙なプレースメントだ。
杉山 も右に左に良く動いたが、Huber は一貫してクロス。
痺れを切らしたSrebotnik の負けか。

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◇第3セット第1ゲーム 30-40:Srebotnik◇

あの時あの場面・・・108
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g1_p61st フラットサーブが、バックサイド深くを突く。
アレーへ体を寄せダブルバックのリターンを振り抜くBlack
杉山 手の届きそうなコースだったが、高かったのか、手を出さず見送った。
リターンは、ステイするSrebotnik のフォアサイドライン際へ深く落ちる。
咄嗟にハーフボレーのように面を合わせたSrebotnik のボールは、杉山 の左頬をすり抜けて、逆クロスサービスライン手前のサイドラインへ落ちる。
Black はコート外に逃げてゆくボールのライジングに跳び付く様にシングルハンドの面を軽く合せ、ダウンザラインへ中ロブ気味のボールを運び、惰性で更に大きく一歩コートの外へ。
ポジションを少し下げてダウンザラインを警戒していた杉山Black のこのボールに機敏に反応し、アレーへ飛び込みながらフォアのジャンピングハイボレーを、狭いHuberBlack のセンター、アレーのど真ん中に決めた。
Huber はセンターラインを越えてアドバンテージサイドへ寄っておりクロスコートは大きく空いていたが、抜くのはやはりここしかない。deuce

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第1ゲーム 30-30:Srebotnik◇

あの時あの場面・・・107
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g1_p51st フラットサーブが、Huber のバック寄り正面を突く。
Huber オープンスタンスのまま、右に重心を移しながら、ダブルバックハンドをコンパクトに振り抜く。
ストレートアタックか?
やや浮いた弾道となったリターンに杉山 はダブルバックのハイボレーの面を合せに行く。・・・が、直前で、杉山 ラケットを引きこれを見送った。しかしスピンの掛かったボールはベースライン僅か内側に落ちた。
Srebotnik がwatch と言う声を発したかどうかは定かでない。
苦笑いしながらSrebotnik に近寄る杉山
無理をし過ぎたポーチに続いてミスジャッジ。
悔しいwatch だったろう。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第1ゲーム 30-15:Srebotnik◇

あの時あの場面・・・106
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g1_p41st フラットサーブがBlack の正面を突く。
Black 僅かに左へ足を開きオープンスタンスでスピンを掛けたフォアリターンを振り抜く。
Black のテークバック完了と同時に杉山 がポーチに動く。
しかし、リターンの弾道はセンターベルトから左へ2m 以上離れ、これ以上無いクロスだ。
届かない事も予測したSrebotnik は、ベースラインに留まっている。
杉山 はセンターライン手前から右足をクロスに目一杯踏み込みシングルハンドで右手を一杯に伸ばす。ようやくトップで捕らえたボールは、力なくHuber が待つサービスエリア中央に弾んだ。
半歩ステップバックして身構えたHuber は、このチャンスボールをボレーのような面使いのスライスショットでクロス深く運ぶ。
ポジションチェンジが遅れたSrebotnik は、懸命にオープンコートのカバーに動くが時既に遅し。緩やかな弧を描いたボールはスローモーションのようにSrebotnik の眼前を過ぎて行った。オンザラインのお返しだ。
サインプレーならSrebotnik のポジションチェンジはもう少し違った動きになっただろうか?
杉山 は動き出した以上後に引けない形となったポーチだったが、Black のリターンコースが良すぎたため、無理をし過ぎた恰好になった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:38 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第1ゲーム 15-15:Srebotnik◇

あの時あの場面・・・105
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g1_p3バックサイドを突いた1st はレット。
再びバックサイドを突いた1st はセンターベルト右白帯でネット。
2nd スライスサーブはワイドを突く。
Huber アレーへ一歩サイドステップで寄ってフォアリターンをクロスに返す。
深いリターンにSrebotnik 一つ前のポイント同様下がりながらだが今度はフォアでスピンを掛けたストロークをクロスに振り切る。
オンザラインとなる深いストロークに、ベースラインに居たHuber は右、左、右、左とクロスでステップバックしながらフォアハンドを合わせるが、タイミングが合わなかったボールはクロスサイドラインを大きく割った。
伊達 ならハーフボレーに近いライジングで返しただろう。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第1ゲーム 15-0:Srebotnik◇

あの時あの場面・・・104
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g1_p21st フラットサーブがBlack バックサイドへ。
ダウンザラインを警戒し右へ寄る杉山
アレーへ寄り右足をクロスしながらダブルバックで肩口辺りでのリターンをクロスに返すBlack
ベースラインにステイするSrebotnik の正面深くリターンが返る。ネットへ詰めるHuber
ステップバックしながらダブルバックをライジングで合せるSrebotnik
トップスピン気味のストレートロブはこの場面でベストな選択だったろう。
が、Huber 機敏に右、左、右とクロスにステップバックしジャンピングスマッシュする。
Huber の反応に合わせ、ポジションを下げた杉山 だったが、下がりながら縦に出したダブルバックの面のトップで受けたローボレーはスマッシュの勢いに負け、ネットのかなり下に掛かった。
下がりながらでなければ、スイートでブロック出来ていたかも知れないが、スマッシュが優った。
これはforced error だろう。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 09:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第1ゲーム 0-0:Srebotnik◇

あの時あの場面・・・103
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g1_p1コートチェンジして迎えるファイナルセット第1ゲームは順当にSrebotnik サービスから。
比較的低いリリースポイントから高いトスを上げるSrebotnik
ジャンプして放った1st フラットサーブがセンターへ、Huber のバックサイドを突く。
右足を大きく左へクロスして跳び付くようにリターンを合せに行ったHuber だったが、フレームヘッドに衝突したボールは大きくBlack 側サイドラインを超えた。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第9ゲーム 40-30:Black◇

あの時あの場面・・・102
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s2g9_p62度目のセットポイント。
1st フラットサーブが杉山 のバックサイドへ低く滑る様に入る。
スプリットステップし上体を小さくターンしてアレー方向へ体を倒しながらコンパクトにリターンの面を合せた。かに見えたが、しかしボールはHuber の前のネット、白帯のかなり下に掛かってしまった。
このゲーム2度続いてしまった杉山 のリターンミスだ。
前回クロスサイドライン方向へ浮いてアウトした反省から面をかぶせ過ぎたか、はたまたスイートスポット下に外してしまったようにも見える。
Black のサービスが優ったと言う事か?
第1セット6-3、第2セット3-6、セットオールでファイナルセットへ入る。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第9ゲーム 40-15:Black◇

あの時あの場面・・・101
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s2g9_p51st フラットサーブがセンターへ。
Srebotnik 右足をクロスに運び横向きになり前のめりになりながらダブルバックハンドの面をかろうじて合わせるが、詰めてくるBlack のフォアサイドへ緩く浮いてしまう。
大きなステップで詰めるBlack 。フォアハイにラケットを立て、左足を大きく踏み込みながら体勢を右に向けボールを引き付ける。
顔の高さから押し込んだBlack の1st ボレーは杉山 のバックサイドへ。
レディーポジションでややバック寄りに面を寄せていた杉山 、バックサイドウエストの高さを突かれたボールに最短距離で面を合わせる。これぞブロックボレー。
速いタイミングのボレーが、今度はBlack のフォアサイドへ。1st ボレーの踏み込みの惰性で更にネットに寄っていたBlack 。肩口の高さのボールに巧みにフォアの面を合せダウンザラインへのロブを狙ったが、トップに当ったボールは意図した高さに上がらない。
杉山 バック側へ体を倒しながらフォアのジャンピングハイボレーをダウンザラインに叩き込んだ。
アマチュアの試合なら、1st ボレーは間違いなくレシーバーサイド前衛にぶつけに行っただろう。
完全にサーブで仕留めた甘いリターンだった。
ぶつけに行かなかったBlack の優しさに杉山 もプロらしい反応で応えた。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:22 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇あの時あの場面・・・100◇

s2g9_p42007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

「あの時あの場面・・・001」から始めたこの観戦記も、ようやく100ポイント目を迎えました。そして第2セットも佳境です。

第2セット第9ゲーム 30-15:Black
下唇を噛みながら虚空を見上げトスアップに入るBlack
フラット気味の1st が杉山 のバックサイドを突く。
右足をクロスに寄せてアレーへ弾むボールにダブルバックのリターンをコンパクトに合わせた杉山
しかし高い弾道となったリターンはサービスライン手前のクロスサイドラインを1m 近く割った。
フレーム下に引っ掛けたか?
40-15 いよいよセットポイントとなった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第9ゲーム 15-15:Black◇

s2g9_p31st スライスがワイドを突く。
Srebotnik アレーへ寄りながら、フォアハンドリターンをクロスに深く、詰めて来るBlack の正面へ返す。
Black キャリオカ気味のフットワークで体を右にかわしながらシングルバックハンドのボレーをへその前で受け、逆クロスSrebotnik サイドへ深く運ぶ。
ミッドゾーンほぼ真ん中で弾むボールを、Srebotnik フォアへ回り込みセンターへ強打したが、白帯のすぐ下ネットに掛ける。
Black のボレーが想定外に伸びて食い込まれたか。
越えれば、Huber・Black の丁度真ん中で、どちらが手を出すか、見てみたいコースだったが・・・。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:41 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第9ゲーム 15-0:Black◇

s2g9_p21st スライスサーブがセンターライン寄りに入る。
杉山 スプリットステップして左足を引き寄せながらフォアハンドを振り切る。
スピンが掛かったリターンは、サーブ&ボレーに出るBlack のバックサイドへ。
サービスライン直前で、ダッシュの方向を切換え、サイドライン方向へ落ちるボールに跳び付くBlack
右足・左足と大きく踏み込み、右腕を一杯に伸ばしてラケットを差し出したが、やっとトップが届いたボールは、Huber のネット前へ転がる。
これはforced error か。
見送ればサイドラインギリギリか、はたまたサイドアウトか、際どいコースを突いたリターンだった。
15オール、イーブンに戻す。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第9ゲーム 0-0:Black◇

s2g9_p1
ボディーを狙ったフラット1st サーブは、ネットしてサービスラインを越えフォルト。
スライス気味の2nd はSrebotnik のほぼ正面に入り、フォア側に打ち頃に弾んだ。
Srebotnik その場で軽くスプリットステップしてオープンスタンスのまま上体だけターンしてフォアリターンを振り抜く。しかしスピンを掛けループを描いたリターンは、僅かに右へ動いたHuber のフォアサイド高めに浮いてしまう。
Huber 十分に引き付けた頭の高さのハイボレーを杉山 のバックサイド膝元付近へ流し込む。
杉山 バック側に面を出すが反応が間に合わない。
Black のサーブはコースもスピードも格別厳しいものには見えなかったが、Srebotnik の打ち損じだろうか?
Huber へのアタックにしてはセンターに寄ってしまった。
キープを許してはいけないゲームの第1ポイント、他に策は無かったのか???

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第8ゲーム 40-30:杉山◇

s2g8_p6-1Black のバックサイドを狙った1st はネット。
越えてもサイドラインを割っただろう。
2nd に入る前、今度はHuber が左手を背中に回しサインを出す。ポーチがあるのか?
スピン系の2nd がフォアサイドに入る。
Black ベースライン内側に踏み込んで引き付けてしっかりクロスへリターンしネットへ詰める。アレーに達するほどのワイドボールになったため、Huber ダウンザラインケアに動き、ポーチは諦めた。
杉山 サイドラインの外へ倒れこむように体を預けながら、ダブルバックハンドの高い打点のストロークをBlack の正面足元へフラット気味に沈める。ハーフボレーになりそうなボールに果敢なフットワークで大きく前に跳び込みながらシングルバックハンドローボレーの面を合わせるBlack 。体が突っ込んだ分強い当りになって浮いてしまいがちだが、上手く勢いを殺ぎ、クロスサービスライン内側へ落とす。以下、図s2g8_p6-2へ続く。

s2g8_p6-2杉山 もこの短い1st ボレーに細かいステップ4歩で追い付き、フォアハンドでクロスへロブを上げる。Black のポジションがネットに近かったので、ロブは良い選択だったが・・・浅い。
Black 機敏なステップワークでサービスライン近くまで下がりながらジャンピングスマッシュ。
トップで捕らえたスマッシュは鋭さに欠けたが、杉山 寄りのセンターライン近くに浅く突き刺さる。このスマッシュに、杉山 巧みにハーフボレーの面を合わせ三度クロスへ返す。緩いループを描いて正面に飛んでくるボールをスイングボレーするBlack 。しかし流石のBlack もスマッシュ後の体勢の立て直しに手間取り、やや無理があったか?ボールはセンターを高く抜け、杉山の後方でベースラインを割った。自分に腹を立てるように叫んで下を向くBlack
ゲーム3-5と踏ん張りを見せる。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 17:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第8ゲーム 40-15:杉山◇

s2g8_p5ボディーを狙った1st は長くフォルト。スライス気味の2nd がHuber のバックサイドを突く。
Huber ほとんど位置を変えずダブルバックハンドのリターンを振り抜くが、ステイする杉山 のフォアサイドアレー方向へ、サービスエリア内で弾む浅いリターンだ。
杉山 にとっては踏み込んで振り切れる攻めのボールだったが、素直過ぎるクロスへの配球で、Black に計画とおりのポーチを許してしまった。
ややセンター寄りとなり、踏み込んでいたBlack 右肩付近となる面の作り難いコースだったが、膝を折って腰を屈め、頭の右横でブロックし、センターへ運んだ。
2nd サーブを受ける前に、Black が左手拳を背中にまわしグーを作ると共にポジションを上げていた。
リターンがクロスに返ったらポーチに出ると言うサインだったのだろうか。
杉山 はポーチに出てきたらぶつけるつもりでセンター寄りに打ったのかも知れないが、Black のしたたかさが優った。
似たようなケース、第8ゲームの1ポイント目では、ダウンザラインへのトップスピンロブを選択しミスを誘った杉山 だったが、このポイントでの強攻策は、Black の技術が優った。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:08 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第8ゲーム 40-0:杉山◇

s2g8_p440-0とリードした4ポイント目。フラット1st サーブがBlack の正面バックサイド寄りオンザラインを突く。Black 上半身だけ反応しダブルバックハンドのリターンをコンパクトに合わせるが、当り損いのようなリターンはストレートSrebotnik のフォア側へフラフラと上がった。
しかしSrebotnik が右にジャンプしながら目一杯ラケットを伸ばしてようやく届くラッキーなコースへ飛んだ。
Srebotnik ハイボレーで面を合わせるのが精一杯。
アレーへ浅く落ちたが高く弾んだボールをBlack 高い打点のダブルバックハンドをしっかり振り切りクロスへ。
サービスラインを少し越えた程度の浅いボールを杉山 ダブルバックでHuber の逆を突くダウンザラインかと思いきや、内側に入り過ぎた。
Huber のポジションを考えるとダウンザラインへの緩い中ロブで楽々エースが奪えただろう。それでもセンターに寄って詰めて来たHuber の逆を突く格好にはなり、フォアの面を合わせストレートへ返すのがやっとのボレーは浅く緩い弾道で杉山 のフォア側前に落ちた。今度こそ決められるボールだった。
Srebotnik も身を屈め、逆ショートクロスへのコースを開ける。しかし最も空いているダウンザラインへ思い切り良く振り切った筈のフォアがやはり内側へ高く浮き、今度はHuber 余裕のフォアハイボレーをセンターへ。
Srebotnik の守備範囲ではあったが、スピードが乗ったボールに面が合わず、弱弱しくネットへ掛かってしまった。惜しいポイントを落とした。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第8ゲーム 30-0:杉山◇

s2g8_p3挽回に向け、2ポイント先行で気を良くした杉山 の1st フラットサーブはHuber のバックサイドへ。
Huber リターンで前衛アタックを仕掛けるが、当たり損ねたかボールにスピードが乗らない。
ボディーを突かれたSrebotnik は右にかわしながらシングルハンドバックの面をコンパクトに合わせてBlack のバックサイドアレー方向へ運ぶ。
Black 斜め左へ少しつんのめる様な体勢でバックボレーの面を合わせたが、衝突したような格好になり浮いたボールはエンドラインを大きく越えた。
ボレーの名手Black にも制御不能なボールはある。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第8ゲーム 15-0:杉山◇

s2g8_p21st スライスサーブはライン際深く、Black のフォア寄りを突く。
Black オープンスタンスでスピンを掛けたフォアリターンをクロスアレーへ深く返す。
Srebotnik は、センターライン越えまでポーチの動きを見せたが届かない。
杉山 ダブルバックハンドでライジング気味にこのリターンをクロスにつなぐ。
ベースラインに留まっていたBlack 、少し浅くなった杉山 のショットをフォアでクロスにしっかり振り切ると猛然とネットダッシュを掛ける。
杉山 は、サービスライン付近に浅く落ちたBlack のショットを踏み込みながらダブルバックハンドを振り抜き、サービスラインまで詰めて来たBlack のフォアサイド足元へ沈める。
Black 面を合わせるだけのフォアハンドローボレーをクロスに配球するが、Srebotnik がこのチャンスを見逃すはずがなく、沈めたらポーチのセオリー通りセンターへ踏み込む。
クロスへ浮いたBlack のボレーはスピードも高さもSrebotnik の打ち頃のボールとなり、これぞポーチと言うお手本のようなバックボレーが、これもセオリー通りBlack・Huber の間へ突き刺さった。
ローボレーを打たせた杉山 に軍配。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:14 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第8ゲーム 0-0:杉山◇

s2g8_p1-1ゲーム2-5と先行され、何としてもキープしたい第8ゲーム。
ボディーを狙った1st はネット。
スライス気味の2nd は真ん中深く入ったがHuber 僅かに左へかわしながらフォアでクロスへリターン。
コードボールとなったリターン。
ステイしていた杉山 はサーブ位置からほとんど動かず打ち頃のボールとなり、詰めて来たクロスHuber のバックサイド足元へドライブの掛かったボールを沈める。

図s2-g8-p1-2へ続く





s2g8_p1-2Huber バックのローボレーに上手く面を合わせクロスへ深く返すがスピードはない。
杉山 は僅かにステップバックしてじっくり引き付け、ストレートダウンザラインへトップスピンロブ。
Black 左後方へバックしジャンピングスマッシュするが、弾道が低く思ったより速いボールにプロネーションのタイミングが遅れ、逆クロスへの配球は面を押え切れずサイドアウト。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第7ゲーム 30-40:Huber◇

s2g7_p6I (アイ)フォーメーションで臨んだ1st はネット。
フォーメーションを通常に戻した2nd、トスが後方に流れ珍しくトスを上げ直し、スピンで杉山 のフォアサイドを突く。
杉山 定位置でフォアリターンを一つ前と同様に逆クロスHuber のバックサイドへ沈める。
前回よりやや内側に入ったが、Huber 腰高のままラケットを出したシングルハンドバックボレーは緩い軌道を描いてクロス杉山 バックサイドへ。
杉山 ミッドゾーンから踏み込み、ダブルバックハンドのスイングボレーでBlack バックサイドを攻める。
しかしBlack バックハンドの面で巧みにブロックしSrebotnik のバックサイドへ。
Srebotnik もダブルバックの球足の速いボレーをHuber のバックサイドへ。
Huber アレー側に体を傾けながら何とか面を出したが、早いボレーボレーの展開に僅かに反応が遅れ、開いた面はロブとなって見送られた。
Black がバックハンドで受けた杉山 のスイングボレーがセンター寄りに飛んだ際、Huber もフォアの面をセンターに出していた。すぐにレディーポジションに戻してはいたが、センターへの意識の方が強かったのかも知れない。
ブレイクを許す。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第7ゲーム 15-40:Huber◇

s2g7_p5ワイドに逃げるスライスの1stでSrebotnik をコートの外へ押し出す。
ダウンザラインをケアするBlack
クロスへリターンするSrebotnik
なぜかネットダッシュしないHuber は、ほぼサーブ後のポジションからこのリターンを空いたセンターへ配球する。
オープンコートへ戻ったSrebotnik は、これをバックハンドでストレートロブに・・・。
しかし当り損なったか、トップスピンの掛け損ないか、中ロブはBlack 余裕の守備範囲で、センターを切り裂かれるスマッシュエースを許す。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:19 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第7ゲーム 15-30:Huber◇

s2g7_p4杉山 の正面を突こうとした1stフラットはネット。
トップスピンの2ndも杉山 のほぼ正面を突く。
杉山フォアへ回り込み、逆クロスのフォアリターンを、詰めて来るHuber のバックサイドアレー際へ上手く沈める。
Huber 外(左)足で踏み込んだバックのローボレーを上側フレームに当てミスヒット。
足元へ沈めた杉山 のリターンももちろん良かったが、Huberun forced error だろう。
腰高のまま、急激にラケットヘッドを下げたため、ボール軌道を上から切る恰好になってしまった。素人が良く犯すミスだが、プロならこのローボレーはしっかり返して欲しかった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:05 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第7ゲーム 0-30:Huber◇

s2g7_p31stフラットサーブがSrebotnik のバックサイドセンターライン際を突く。
Srebotnik 跳び付く事を諦めた。
Huber 初めてのサービスエース。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 16:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第7ゲーム 0-15:Huber◇

1年以上のブランクを経て再開します。
年初に三つ子の孫が生まれ、昨秋から孫(三つ子の姉)達との同居生活で育児に奔走していました。育児は若い時にやるものですねぇ。三人続けて風呂に入れるとグッタリでした。年寄りには堪えます。
ようやく静かな生活が戻り、想い出しました。
テープが擦り切れるまで、何とか続けたいと思います。
2007年全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber  vs 杉山・Srebotnik の観戦記です。


s2g7_p21stスライスがセンターライン寄り、杉山 のフォアサイドを突く。
杉山 左足を踏み込みながらフォアリターンをしっかり振り抜く。
ボールはポーチに動いたBlack の逆を突きガラ空きになったストレートへ一人旅。
アレーよりもかなり内側だったが、気持ちよく抜けて行った。
杉山Black へのボディーアタックと決めていたのだろうか、それともBlack の動きが見えたのか?
Black の動き出しは決して早過ぎると言う事はないように見えた。
センターを突いて来るサーブはアドコートでもデュースコートでも意外とストレートに打ち易いものではあるが・・・。
Black もとにかく動くと決めて動いたポイントだったのだろう。
Srebotnik の1stポイントに続くストレート攻撃。
さて、次のポイントは・・・。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第7ゲーム 0-0:Huber◇

s2g7_p1Huber の1st トップスライスがSrebotnik の正面ファオ寄りを突く。
Srebotnik スプリットステップで少しだけ前へ着地し、オープンスタンスのまま上半身だけ捻りフォアのリターンをコンパクトに振り抜いた。
カウンターパンチとなった打球はダウンザラインへ。
Black 上半身だけ反応したが一歩も動けない見事なエースだった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:36 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第6ゲーム 40-A:Srebotnik◇

s2g6_p10再び先行を許したSrebotnik
1st がBlack フォアサイドを突くが先ほどより内側に入った。
僅かに右へステップし、十分なテークバックをとり振り切ったリターンはクロスSrebotnik サイドのサービスアエリアで弾む。トップスピンの掛かったリターンはサイドラインを越えSrebotnik をワイドへ誘う。
ダブルバックハンドを十分にテークバックしたSrebotnik
スピンを掛けたストロークをクロスに運んだが、詰めて来たBlack にウオッチされる。
またまたサイドアウトだ。
2セット目2度目のブレークを許し、1-5と後がなくなった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:32 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第6ゲーム Deuce再:Srebotnik◇

s2g6_p9先行したいSrebotnik の1st フラットサーブがHuber のバックサイドを突く。
やや浅いサーブにHuber 定位置でダブルバックのテークバック。
放たれたリターンは杉山 へのアタックか。
半歩ネットに詰めていた杉山 だったがさほどスピードのないリターンに、ダブルバックハンドボレーでセンターを切り裂く・・・かに見えたコースは間違いなかったのだが、大きくアウト。
球足の早いボレーにしなければの想いがテークバックを必要以上に大きくした。
そこまで振らんでもいいのに・・・と思うボレーだが、ブロックしただけではHuber に追いつかれてしまっただろうか?
いつも笑顔の杉山 の表情が一変した。
悔やまれる1ポイントだ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 21:43 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第6ゲーム40-A:Srebotnik◇

s2g6_p8挽回したいSrebotnik の1st フラットサーブがBlack のフォアサイドを突く。
大きなクロスステップで跳び付くBlack
スイングは無理と判断し、面を合わせてロブに・・・。
しかし当り損なったか、杉山 への浅いイージーロブとなり、杉山 難なく逆クロスネット際に叩き込み、デュースに戻す。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第6ゲーム40-40:Srebotnik◇

s2g5_p71st がHuber のバックサイドを突く。
Huber スピードに慣れてきたか、左へ小さくステップしながら小さなスイングで面を合わせ緩いがクロスに返す。
サービスエリアで弾んだ短いリターンにアプローチ気味にネットへ詰めながらフォアを振り抜くSrebotnik
しかしややムーンボールの弾道はベースライン際でクロスアレーを割る。
ポイント先行を許す。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第6ゲーム40-30:Srebotnik◇

s2g6_p6ネットすれすれの1st がBlack のバックサイドを突く。
サイドラインの外へ逃げるサーブにBlack ダブルバックハンドをテークバックしながらクロスステップで跳び付き小さくスイングしたリターンは、低い弾道で杉山 の目の前をすり抜け、センターライン近くで弾む。フォアに回り込んだSrebotnik だったが、ボールが予想外に低く滑った為か、持ち上げる事が出来ず、白帯の下に掛かるネットとなった。
サーブがワイドへ寄った為、杉山 はダウンザラインケアに入った。
動いていなければ待ってましたのボールだったかも知れないが、これは止むを得ないか。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:29 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第6ゲーム30-30:Srebotnik◇

s2g6_p5リターンポジションをこれまでより半歩下げて待つHuber へのサービス、これまでの2ポイントとは一転して1st スライスがフォアワイドを突く。
Huber 右足を大きくワイドにステップして何とかこのサーブに届くが振り切れないと判断し、面を合わせてストレートロブにする。
杉山 ステップバックしてジャンピングスマッシュは、センターを抜くかに見えたが、Huber フットワーク良く追いついて再びロブでつなぐ。
Srebotnik の頭を超えるロブに杉山 クロスに追い始めるが、アウトと判断し途中で歩を緩めた。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第6ゲーム30-15:Srebotnik◇

s2g6_p4バックサイドを狙った1st フラットサーブが白帯を叩く。
2nd はトップスピン。
1st と同じコースでBlack のバックサイドを突いたがフォールトの声・・・僅かに長かったようだ。
ダブルフォールトで30-30 となる。
次のサービス体勢に入る前、Srebotnik が一旦構え直した。
ビデオにはチャレンジシステムの映像が流れる。
映像ではボールマークがサービスラインに僅かに掛かっていたが、判定は覆らない。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第6ゲーム15-15:Srebotnik◇

s2g6_p31st フラットサーブが今度はHuber バックサイドを突く。
右足をクロスステップしてダブルバックハンドリターンを小さくスイングしたHuber だったが、正面杉山 への中ロブとなり、杉山 小さなテークバックからスマッシュを逆クロスBlack のフォアサイド足元手前へ打ち下ろす。ステップバックして備えたBlack だったが、高く弾むスマッシュに手が出ず、むしろ逃げるように体をかわした。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:16 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第6ゲーム15-0:Srebotnik◇

s2g6_p21st はセンターベルトのやや左の白帯を叩く。
高いトスの下にもぐり込んだ2nd トップスピンがど真ん中深めに入いる。
Black ほほ定位置でダブルバックハンドのテークバックを十分に引き付け右足に重心を移動させながら振り切る。
杉山 全く動けない。
サービスラインを少し超えた辺りの浅いリターンだが、Srebotnik サービス後のポジションからむしろやや下がってダブルバックハンドをテークバックする。
Huber がかなりセンターに寄っているのでダウンザライン狙いか・・・。
予測通りダウンザラインを狙ったボールだったが、打った瞬間にアウトと判るコースだ。
Black のリターンが思いのほか伸びて来たと言う事だろう。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第6ゲーム0-0:Srebotnik◇

s2g6_p1挽回したい第6ゲームSrebotnik サーブ。
長身を活かしたフラットサーブがHuber の正面を突く。
Huber バックへ回り込むが十分なテークバックをとる余裕がないまま面を合わせに行き、振り遅れた恰好になり、ボールは力なく中ロブでSrebotnik サイドのクロスサイドラインの外へ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 16:45 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第5ゲーム40-0:Black◇

s2g5_p41st フラットサーブが杉山 の正面深くへ刺さる。
しかし杉山 このリターンはダブルバックでしっかり振り抜き、詰めてきたBlack のフォア足元へ上手く沈めた。
Black やや高い姿勢のままフォアのハーフボレーの面を合わせ、クロスへ緩いが深く落す。
杉山 ステップバックしながら振り抜くフォアハンドはトップスピンロブ。しかし深さが足りない。
Black ジャンピングスマッシュを、ポジションを下げるSrebotnik のフォアサイドへ打ち込む。
Srebotnik フォアの面を出すが、間に合わず弾かれる。
Black ラブゲームでキープ4-1とリード。
Black のハーフボレーは詰めていれば叩きごろのハイボレーになっただろう。
リターンは良かったが、ベースラインに留まっていては物に出来ないチャンスボールがある。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第5ゲーム30-0:Black◇

s2g5_p31st スライスサーブがSrebotnik のバックサイドへ切り込む。
定位置でダブルバックハンドリターンを振り抜くSrebotnik
しかし思った以上に喰いこまれたようで、当り損ねたリターンは前衛Huber の正面へ。
アタックとは思えない力ないリターンをHuber フォアへ回り込んでSrebotnik の足元へ落す。
深いボレーに下がる余裕もないままSrebotnik ハーフボレー気味に面を合わせるのが精一杯で、ボールはクロスBlack 正面へフラフラと上がり万事休す。
ネットへ詰めていたBlack 十分にボールを呼び込んでのフォアハイボレーを逆クロス杉山 サイドのアレーへ難なく決めた。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:08 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第5ゲーム15-0:Black◇

s2g5_p2トップスライスの1st が杉山 のフォアサイド深く入る。
ネットへ詰めるBlack
杉山 ほぼ定位置でフォアのリターンを振り抜くが・・・
クロスへの深いリターンを狙ったのか、ネットへ詰めたBlack のバックハイボレーになる。
ラケットヘッドを立てて詰め寄るBlack
お手本にしたいシングルバックハンドのハイボレーはクロスアレーには届かなかったが、スピードと切れがあり杉山 をアレーの外へ押し出すには十分なワイドボールとなった。
バックサイド、ダブルバックハンドストロークを懸命に振り抜く杉山 だったが、返すのが精一杯。
壁になって待ち構えるHuber の正面に浮き、Huber バックの面でまさしく壁を造り弾き返す。
ボールは二人のセンターを悠々と抜けて行った。
杉山Huber へのアタックを試みたのだろうか?
それともセンターへ沈めるつもりだったか?
Black のボレーが予想以上に低く滑ったのだろう。
十分なテークバックを取る余裕がなかった。
もう少し余裕があれば、ポール回しやショートクロス或いはセンターへの深いロブなどの配球を選択する事が出来たかもしれない。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:32 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第5ゲーム0-0:Black◇

s2g5_p1Srebotnik の正面を突いた1st はやや長くフォールト。
トップスピンの2nd は、サービスエリアのど真ん中に入る。
Srebotnik 定位置からフォアのリターンをクロスアレーワイドに振る。
Black 中継画面の外からこのリターンをクロスに深く返球。
Srebotnik ほとんどポジションを変えずにこのボールをフォアでクロスに浅く落しネットへ詰める。
Black ダブルバックハンドで詰めてきたSrebotnik のフォアサイド足元へ沈める。
Srebotnik フォアのハーフボレーを巧みにダウンザラインへ運ぶ。
Huber 横っ飛びに反応しダブルバックハンドでラケットヘッドを返し、センター杉山 フォアサイド寄りに。
杉山 余裕で待ってましたのボレーに見えたが、意外とHuber のボールにスピードが有ったか、ハーフボレーで合わせた面が上向き、大きくアウト。
リターンではSrebotnik が押していた。Black をベースラインに釘付けにし先にネットへ詰めたまでは優位な展開だったが、ダウンザラインへ配したボレーをHuber に上手く処理されてしまった。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第4ゲーム15-40:杉山◇

s2g4_p5このゲーム始めての1st がHuber バックサイドへやや浅く入る。
Huber ダブルバックハンドリターンで杉山 サイドのショートクロスアレーへ配球し、ネットへ詰める。
杉山 の返球は詰めて来たHuber バックサイド足元へ。
この配球で杉山 優位に立った。
Huber バックボレーの面を合わせクロスへ返したが緩く浮いてしまう。
杉山 のチャンスだ。
杉山 思い切り良くダブルバックハンドでスイングボレーして行く。
BlackHuber の間を狙った軌道だったが、惜しくも白帯を叩きサービスゲームを失う。ゲーム1-3

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:31 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第4ゲーム0-40:杉山◇

s2g4_p41st はBlsck のフォアサイドへ長くフォールト。
4ポイント連続で1st が入らない。
スピードの落ちた2nd は2ポイント目のBlack へのサーブとほとんど同じコースだ。
Black ファオハンドでクロスへ叩き込みネットへ詰める。
杉山 のストロークは、ボールが滑ったかバウンドにタイミングが合わなかったような不自然なスイングで、クロスBlack のバックサイドへ緩く浮いてしまう。
シングルハンドバックのテークバックでこのチャンスボールを叩きに詰め寄るBlack
Srebotnik のフォアサイド足元に叩き込む軌道のボレーだったが、これが白帯に掛かる。
リターンの良さといい、機敏なネットダッシュといいBlack の独壇場だったが、辛くもミスに救われ15-40と挽回のポイントを得た。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:53 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第4ゲーム0-30:杉山◇

s2g4_p3Huber のバックサイドを突いた1st は僅かにラインを越えフォールト。
スイングスピードを落した2nd 、Huber の正面バック寄りに入るがHuber 回り込んでフォアリターン。
ポーチに出たSrebotnik の動きを読んで、センターに出てきたSrebotnik の正面へ。
ボディーに来たリターンに、ポーチの足にブレーキを掛けながらフォアの面を作ったがネットに掛かる。
しっかりスピンが掛かったリターンでネットを越えて沈んだように見える。
2nd が弱いとやはり奔放に攻め込まれてしまう。
杉山、このゲーム3ポイント連続で1st が入らない。
置きに行く様な2nd で攻め込まれているという印象だ。
1セットを先取して早くも優勝を意識しだしたのか。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:03 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第4ゲーム0-15:杉山◇

s2g4_p2Black のバックサイドを狙った1st は僅かに長くフォールト。
スピードを落したスライスの2nd は、Black の正面フォアサイド寄りへ。
Black 十分引き付けたリターンは、しっかりトップスピンを掛けてクロスアレーへ落ちる。
コート外へ押し出されながらダブルバックハンドを振り抜いた杉山 だったが、またもボールはネット。リターンダッシュしてくるBlack を見て浮かせてはいけないと言う意識が働いたのだろうか?
楽に打たせないと言う意味でネットダッシュはやはりアドバンテージがある。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第4ゲーム0-0:杉山◇

第3ゲームの第1ポイント、長いゲームをコマ送りで検証していたせいか、ついにテープが悲鳴を上げた。取り出してみたら、なんとねじれていた。分解して巻き直したがねじれた部分の映像は戻らない。歪んだ画像が暫く続き、第3ゲームHuberサービスキープで1-2となった第4ゲーム、杉山サービスゲーム開始から何とか見られるようになってきた。

では、気を取り直して第2セット第4ゲームから・・・
s2g4_p1Huber の正面を狙った1st は白帯の下に掛かる。
スピードを落した2nd はほぼ同じコースでHuber の正面を突く。
Huber フォアに回り込んで振り抜いたリターンはクロス杉山 の正面へ。
杉山 もこのリターンをフォアに回り込み、Black がややセンターに寄ったのを見てダウンザラインを選択したが、白帯に掛かりファーストポイントを失う。
あのコースだと、ネットを超えてもサイドアウトだろう。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 18:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第3ゲーム0-0:Huber◇

s2g3_p1_11st フラットサーブがSrebotnik の正面フォアサイド寄りを突く。
フォアハンドリターンをクロスに返すSrebotnik
ネットへ詰めフォアハンドの1st ボレーをクロスSrebotnik のバックサイドへ落すHuber
リターンのポジションから僅かに左により振り抜いたダブルバックハンドストロークはダウンザラインへ。
Black アレーにシングルバックハンドの面を差し出し、雁行陣のセンター返し。
しかし判断良くセンターに寄っていた杉山 、フォアボレーを2アップの二人のセンターへ配球。




s2g3_p1_2Black も素早く戻り、杉山 のバックサイドオープンコートへ攻める。
杉山 このボールにも何とか反応したが、Huber フォアサイドへ浮いたボールとなり万事休すか?
Huber どこにでも決められそうなフォアハイボレーだったが、敢えて杉山のバックサイド足元を攻めた。
杉山 バックハンドボレーの面を合わせHuber バックサイドへボールをつなぐが、詰めてきたHuber バックボレーに再びフォア寄りの足元を突かれる。
しかし杉山 このボールに右足の右でバックハンド面を作りクロスBlack へ回す。
1対2 のボレー合戦はなんとも分が悪い。
Black バックボレーでショートクロスへ運ぶ。

s2g3_p1_3シングルスサイドライン上に落ちたボールに、杉山 フットワーク良く追い付きダブルバックハンドストロークを振り抜いた。
センター返しを意識したと思うが、ボールはHuber バックサイド寄りに浮いてしまう。
これにバックハンドの面を合わせたHuber 、スイートを外したがこれが幸いし、ボールはドロップ気味にアドサイドサービスエリアに短く落ちた。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第2ゲーム40-15:Srebotnik◇

s2g2_p51st フラットサーブがHuber のバックサイドを突く。
しかしHuber しっかり振り切りクロスへ深いリターンを返す。
サーブポジションから一歩ステップバックしてこのリターンに備えるSrebotnik
Srebotnik の配球はクロス。
それを読みきったBlack がタイミングよくポーチに出る。
してやられた場面だが、Srebotnik の返球が低かったのが幸いしたか、ショートクロスへドロップボレー気味に配球したBlack だったが白帯に掛かり第2ゲームサービスキープを許す。
Srebotnik が追いつけないような厳しいコースを狙ったのだろう。
プロなればこそ犯してしまうミスかもしれない。
我々のミスは致し方なし。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第2ゲーム30-15:Srebotnik◇

s2g2_p41st フラットサーブがT ゾーンコーナー深く入る。
Black 懸命にクロスステップで横っ飛びしながら右腕を伸ばす。
この場面最善な選択であるクロスへのロブリターン。
かなり深いロブだったが、長身のSrebotnik サービスラインの少し後まで詰めファオへ回り込んで肩口の高さでスイングボレーをHuber のフォアサイドへ叩き込む。
これで決まったかと思ったが、Huber 上手く面を合わせ、緩いがストレートへ切り返す。
Srebotnik 今度はバックへ回り込みクロスBlack への深いボレー。
リターン後の展開が速かったので流石のBlack もネットへ詰める時間がなかったか、アレーに落ちたボールをダブルバックハンドでダウンザラインへ。
しかし内側に入り過ぎたか、杉山 へのアタックのようになり、今度は余裕で面を作った杉山 が一歩踏み込んでセンターに寄ってきたHuber の右肩口へアタック。
右肩へのボールは右利きが一番面を作り難いコースだ。
プロとは言えHuber も例外ではなかった。
何とかラケットに当てたがボールはベースラインを遥かに超えアウト。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:46 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第2ゲーム15-15:Srebotnik◇

s2g2_p31st フラットサーブはHuber のバックサイドを突いたが僅かに長くフォールト。
2nd トップスライスがフォア寄りに入る。
Huber ほとんどポジションを変えずテークバックし、思い切り良くフォアハンドリターンを振り抜く。
1stポイント同様杉山 へのアタックか?
しかし杉山 このリターンを見切って見送る。
センターマーカーから僅かにSrebotnik サイドへ寄ったボールはベースラインを僅かにを割る。
杉山 ナイスウオッチだ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:17 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第2ゲーム0-15:Srebotnik◇

s2g2_p21stフラットサーブが白帯すれすれに浅く入る。
Black 僅かにバックへ踏み込んでダブルバックハンドリターンを振り抜く。
コースはダウンザライン。
杉山 懸命に飛びついたが届かない。
解説者もナイスリターンと伝えたが、スコアボードは15-15に。
TV画面の隅に隠れて落下点が確認できなかったが、僅かに長かったようだ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第2ゲーム0-0:Srebotnik◇

s2g2_p1白帯に掛けた1st の後の2nd はトップスライスでHuber の正面へ。
Huber フォアへ回り込んで杉山 へアタック気味にリターン。
ダウンザラインケアに入った杉山 は逆を突かれた恰好になり、ネットすれすれ低い弾道のHuber リターンに慌ててラケットを出すが、ガシャボレーとなり浅く弱くセンターライン上に落ちる。
これはまずいとステップバックして守りに入ろうとする杉山
それを見越したように下がる杉山 の目の前を横切る逆クロスのストロークをねじ込んだBlack

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:37 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第1ゲーム40-30:Black◇

s2g1_p61st が杉山 のフォアサイドへ深く入った。
ネットへ詰めるBlack
フォアハンドリターンをクロスへ運ぶ杉山
浮いたリターンはまたもやBlack 叩き頃の高さになり、前衛Srebotnik フォアサイド足元へ叩き込まれる。
しかしSrebotnik 上手く面を合わせ、ややポジションを下げていたクロスHuber の正面足元へ。
Huber フォアに回り込んでベースラインに留まっている杉山 へボレーをつなぐ。
杉山 フォアハンドストロークを二人のセンターへ沈める。
Black フォアのローボレーの面を合わせやはりネットへ詰めない杉山 のバックサイドへ運ぶ。
杉山 少しステップバックしダブルバックハンドでクロスに返球。
しかしまたもやこのボールが浮いてしまう。
Black フォアハイボレーの面を立て踏み込みながらSrebotnik のバックサイドへ。
Srebotnik 何とかダブルバックの面を合わせロブにするが、当りが強すぎ余裕で見送られる。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:37 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第1ゲーム30-30:Black◇

s2g1_p5サービスエリアのほぼど真ん中を突いた1st はやはりトップスライスか。
Srebotnik は軽くサイドステップしてフォアへ回り込み、先ほどのエースの余韻を味わうかのようにスピンを掛けて行く。しかしフレームにでも引っ掛けたか、緩いループボールになりネットへ詰めて来たBlack の最も叩き込み易いフォアハイボレーへ浮いてしまった。
クロスからの浮いたリターン処理のセオリーは、前衛足元へのボレーアタック。
ボディーにぶつけに行く輩も間々目にするが、お返しを喰らわない自信があればどうぞお好きに・・・と言うしかない。
Black はワイドケアに寄った杉山 のバックサイド腰の高さへ叩き込む。
杉山 ダブルバックハンドの面をだしたが、スイートスポットから上にずれフレームに当ったボールはネット下へ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第1ゲーム30-15:Black◇

s2g1_p4白帯をかすめるような低い弾道の1st スライスサーブがセンターライン寄りに浅く入る。
杉山 左足を右に大きくクロスしてステップインしながらフォアリターンを振り切りクロスへ運ぶが浮いてしまう。
ネットダッシュしてきたBlack 、アレー方向へ踏み込みながら顔の高さのバックボレーをクロスに打ち込んでゆく。
しかしボールは無情に白帯の下を叩いた。
浮いたボールほどネットに掛ける。
Black でもやるのだから素人がこのパターンで犯すミスは必然か。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第1ゲーム30-0:Black◇

s2g1_p3ほぼ正面のバック寄りを突いた1st は、やや長くフォールト。
Srebotnik が返球してきた緩いループボールをBlack 左手でキャッチした。
手の平でキャッチ出来たので事なきを得たが、指先に当てて骨折した人も居るので、緩いボールでも素手で捕るのは控えたい。
さて2nd 。トップスライスが正面フォア寄りを突く。
Srebotnik 僅かに左へ寄ってフォアでのリターンを選択。
ここでまたHuber が動くが、クロスのリターンはこのポーチをかわしBlack フォアサイドのサービスエリア内側に鋭く落ちる。
Black しっかり踏み込んでフォアのローボレーをクロスSrebotnik サイドのシングルスサイドライン深くへ落す。
しかし、この時点でHuber もデュースサイドまで飛び込んで来ており二人(H2B2)が重なってしまった。
Black のボレーがHuber の右ほほを際どく横切ったほどだ。
完全に空いてしまったアドコート、ダウンザラインのコートカバーに戻るHuber
Srebotnik はフォアハンドストロークを十分に引き付ける。
そして放たれたショットはしっかりトップスピンを掛けたショートクロス。
DJ もこのプレースメントは大好きだし得意でもある。
これが1本でも決まると今度はセンターへの配球が生きてくる。
Black までもが逆サイドカバーに動いていなければ、おそらくダウンザラインを狙っただろうが、Huber が戻れないと判断したのだろうか?
Black らしからぬ判断ミスだ。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第1ゲーム15-0:Black◇

s2g1_p2フラットの1st サーブが杉山 の正面を突く。
杉山 左へかわしながらフォアハンドリターンを振り抜く。
ネットへ詰めて来たBlack がワイドへ寄ったが、サービスラインの手前でボールを見送った。
リターンはBlack の前を横切りサイドラインを割る。
サーブに喰い込まれ棒球になってしまった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:17 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第2セット第1ゲーム0-0:Black◇

s2g1_p1セカンドセットはBlack サーブから
スライスの1st がサービスエリアほぼ中央深くに入る。
Srebotnik ほとんどポジションを変えずリターンのテークバック。
ここでHuber が動く。
少しタイミングが早過ぎると感じたポーチの仕掛けだ。
案の定SrebotnikHuber が空けたダウンザラインへリターンを運ぶ。
しかし僅かにサイドラインを割りアウト。
Huber の動き出しが早く、全く戻れそうにもなかったので、シングルスサイドライン辺りでも十分にエースになっただろうが・・・。
Black のサーブにやや喰い込まれたか。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:16 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第9ゲーム45-30:Srebotnik 】

s1g9_p6たぶんこれがトップスライスだろうと思う1st がBlack のフォアサイドを突く。
Black 左足をクロスに運びフォアリターンの面を合わせセンターへロブを上げネットへ詰める。
Srebotnik しっかり引き付けてフォアを逆クロスBlack のバックサイドアレーを狙う。
杉山 も身を屈めてこのショットのコースを空けた。
Black シングルハンドバックボレーを空いているショートクロスへ運ぶ。
しかしSrebotnik も計算通りショット後にオープンコートカバーに動いており、アレーの外まで歩を運びながらポール回しのダウンザラインへ。
Huber も当然のようにこのコースをカバーする為サイドをケアしており余裕の守備範囲。
この時Srebotnik はコート外(中継画面の外)で、杉山が一人アドコートに立ち、デュースサイドはがら空きだった。
しかしHuber のフォアボレーはクロスへは運べず、杉山 のバックサイドダウンザラインへ。
杉山 これをハーフボレーでストレートHuber 足元へ運ぶとデュースコートカバーに動く。
Huber はこの逆を突くように再びストレートへ運ぶが浅かったのも幸いしSrebotnik が間に合う。
Srebotnik ここで再び逆クロスBlack のバックサイドアレーを狙う。
先ほどより厳しいショートクロスとなりBlack 何とかシングルバックハンドボレーの面を差し出したが、クロスの小さなロブとなってしまった。
杉山 ダブルバックハンドのテークバックを十分にひきつけながら高く弾むボールににじり寄り、センターを切り裂くエースを奪う。
先ほどのミスを挽回し会心のショットで1st セットを締め括った。

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【 第1セット第9ゲーム45-15:Srebotnik 】

s1g9_p5セットポイントを迎えての1st 、Huber のバックをトップスライスで攻める。
Huber 右足をクロスに踏み込みながらダブルバックハンドで小さく合わせる。
ダウンザラインを狙ったものと思うがかなり内側で杉山 へのアタックのようになってしまったがボールにスピードはない。
杉山 僅かに右へ寄りながらダブルバックハンドボレーをスイングボレーのように振り抜く。
しかし白帯を叩くネット。
Black の足元へ叩き込むつもりだったのだろうが、あそこまで振らなくてもと思える一打だった。
Huber がリターン後にセンターマーカー近くまで入っていたので、軽く面を合わせてダウンザラインへ運べば楽にウイナーが取れた。
しめたと思うようなボールほどミスをする。
プロでも・・・だ。
Srebotnik のサーブが優っていただけに残念なポイントだった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 08:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第9ゲーム30-15:Srebotnik 】

s1g9_p4Black の正面をフラットで攻めた1st は白帯に掛かる。
2nd はトップスピンで正面を攻める。
Black ダブルバックハンドのリターンを上半身の捻り戻しだけでコンパクトに振り抜きクロスへ運びネットへ詰める。
Huber もネットへ。
Srebotnik サーブ後のほぼ定位置でダブルバックハンドのテークバック。
ハードヒットかと思いきや、フラット気味に捕えたロブがネットへ詰めて来たHuber の頭の上を超える。
Black 翻ってロブを追うが途中で追うのを諦めた。
深いロブだったが強いトップスピンではなかったので追いつけると思ったが、なぜかBlack はサービスラインに沿って追って行った。
Huber の背後に回ってからボールの後を追うように走ったが時既に遅し。もう少し浅いと判断したのだろうか?
ロブは一発エースにならずとも、前衛の頭を越せれば優位に立てる。
2アップを崩すセオリー中のセオリーだろう。
いよいよセットポイントを迎えた。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:32 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第9ゲーム30-0:Srebotnik 】

s1g9_p3Srebotnik の1st サーブ、ファーストポイント同様ボールの右を叩きワイドを攻める。
ダウンザラインを消す為サイドへ寄る杉山
左足をクロスステップしてフォアリターンをクロスへ返すHuber
そのリターンをベースラインでクロスへつなぐSrebotnik
再びクロスへつなぐHuber
雁行陣のクロスの我慢比べの始まりだ。
SrebotnikBlack のワイドケアの動きを見て再びクロスへつなぐ。
Huber 三度クロスへつなぐ。
Srebotnik も三度クロスHuber へ。
ここでHuber アプローチボレーでクロス深くプレースメントしネットへ詰める。
Srebotnik ここでダウンザラインを選択するもBlack の守備範囲に入ってしまった。
美しいシングルハンドバックのハイボレーでセンターTゾーン辺りに寄っていた杉山 のバックサイドを抜かんとするコース。
杉山 左足を寄せて懸命にラケットを差し出したがダブルバックハンドのボレーはネットを超えない。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:08 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第9ゲーム15-0:Srebotnik 】

s1g9_p2ポイント先行して気分が乗っているSrebotnik 、1st をフラットでBlack のバックを攻める。
Black 右足をクロスしてサイドへ寄りながらダブルバックハンドリターンを小さく合わせる。
杉山 センターに一歩寄ってポーチの構えを見せたところに待ってましたのクロスへのリターン。
少しダイブ気味にダブルバックハンドで跳び付いたボレーはセンターTゾーン奥に居たHuber のバックサイド足元へ。
Huber もこのボレーにダブルバックハンドで面だけを合わせ杉山 の頭越しのロブで崩しに掛かる。
ロブが抜けるのを見るやネットに詰めるHuber そしてBlack
2アップで優位に立つための模範的な組立てだ。
杉山 はアドコートへのサイドチェンジを余儀なくされる。
しかしネットへ詰めていない分余裕でこのロブに追いついたSrebotnik
浅くセンター付近に落ちたロブだが高く弾み、それをベースラインの外で厚い握りの余裕のテークバックで待ち受けるSrebotnik
高い打点からフルスイングしたフォアハンドはトップスピンロブ。
ネットへ詰めてきたHuber・Black を嘲笑うかのように悠々と空を舞いHuber 頭越しのクロスミッドゾーンへ落ちる。
追う事を諦めたBlack 。そのBlack をチラッと見て、ダメなのねとやはり諦め顔のHuber
カウンターパンチとなった見事なトップスピンロブだった。
杉山 の頭越しのショートクロスも見たかったが、このトップスピンロブが打てれば2アップも何の其のだ。
しかしロブボレーが抜けたのに気を良くした訳ではあるまいがHuber は少し詰め過ぎだった。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 16:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第9ゲーム0-0:Srebotnik 】

s1g9_p1ゲームカウント5-3とリードして迎えるSrebotnik サーブ。
思い切り良くボールの右を叩いた1st がワイドを攻める。
コートの外へ逃げて行くボールにHuber 小さくテークバックしながらサイドライン際まで大きく左足をクロスに踏み込んで行く。
杉山 もシングルスサイドライン際まで詰め寄りダウンザラインを警戒する。
Huber は小さなワイパースイングで面を合わせクロスへの返球を選んだ。
杉山 このリターンに右にダイブし前のめりになりながらフォアミドルボレーの面を合わせセンターへのエースを決める。
ワイドへの攻めは両刃の剣だ。ワイドにはワイドの切り返しもあるし、ポール回しも厳しい。
杉山 はセオリー通りサイドをケアしたが、このポジションではポール回しを打たれたらダウンザラインは守り切れない。かと言ってサイドへ寄り過ぎればこのエースは生まれなかっただろう。
Huber ならずともリターンで悔やまれるのが、この何となくのクロスだ。
ショートクロスかポール回し、若しくはストレートロブの選択もあるが、選択する余裕がなかった。
それだけSrebotnik のサーブが良かったと言う事か。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第8ゲームA-40:Huber 】

s1g8_p10好調なサーブで苦しい場面を挽回してきたHuber
この1st もフラットで杉山 の正面フォアサイドを突く。
杉山 オープンスタンスのまま上体を捻ってフォアのテークバックでクロスHuber へのリターン。
しかしBlack するするとポーチに動く。
逆クロスに返って来たリターンにBlack 右足をステップインしながら絶好のタイミングでシングルハンドバックボレーの面を合わせる。
杉山 のリターンを見て一歩ネットに詰めたSrebotnik だったが、Black のボレーの構えを見て戦意喪失し右を向く。
その足元をサービスキープのボールがかすめて行った。
ゲームポイントは握られたが、簡単にブレークは許さない。
ゲーム5-3

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:05 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第8ゲームDeuce:Huber 】

s1g8_p9バックサイドを攻めた1st が白帯をかすめレット。
Black となにやら話し合ってから再度の1st は僅かにスライスを掛けたフラットでSrebotnik のほぼ正面バック寄りを突く。
喰い込まれたSrebotnik ポジションを変える間もなく、オープンスタンスでのけぞるようにダブルバックハンドを振り抜くが、下フレームに引っ掛けた当り損ねのリターンはフラフラと上がり逆クロスアレー、サービスライン手前に落ちる。
Huber サイドラインの外に踏み込んだ右足で溜めを作り、大きく左足でステップインしながら高く弾んだボールを目線より高い打点でベースラインへ下がった杉山 の足元へ叩き込む。
スマッシュに近い威力のボールに正面足元を襲われた杉山 は、体を左に逃がしながらフォアの面をハーブボレー気味に合わせたが当り損ねたか、何とかロブにしようとフォールースルーするが力なくセンターに上がった中ロブはBlack の見せ場を作るだけとなった。
アングルにまたはセンターに、どこにでも決められるボールを、平手打ちのように顔の前でフォアハンドの面を払いクロスのネット際へ叩きつけて大きくワイドへ弾むエースだ。
このポイントの杉山 は、サービスラインから1m ほど引いた位置でサーブをリターンを見守った。
Srebotnik のリターンがフラフラと上がったのを見てベースラインへ下がり2バックの守備陣形を取ったのは良かったが、Huber のスマッシュのようなフォアが厳しかった。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第8ゲームA-40:Huber 】

s1g8_p8スライスの1st がセンターライン際へ深く入る。
杉山 のリターンミスを誘った15-30の時とほぼ同じだ。
杉山 スプリットステップの着地で右足を右に踏み込み、さらに左足を大きくクロスステップして跳び付いたリターン。ネットの上1mは楽に超える緩いループだがしっかりクロスに運ぶ。
Black 届かない事もない高さだが無理はしない。
Huber ネットダッシュの1st ボレー、正面膝の高さに落ちて来たリターンをフォアで受ける為、体を左へ逃がしながらさらに逆クロスへのプレースメントを意識して腰の開きを抑える為、右足を左足の後へキャリオカステップしながら十分にボールを引き付け杉山 サイドのショートクロスを狙う。
しかしボールはセンターベルトの右下のネットに掛かる。
unforced error と記録された。
面をプッシュしていない事からドロップボレーを狙ったのかもしれない。
Deuce

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第8ゲーム Deuce :Huber 】

s1g8_p7Deuce に戻したHuber の表情には自信がうかがえる。
僅かにスライス回転を与えたフラットサーブがSrebotnik ほぼ正面のバックサイドを突く。
Srebotnik はほとんどポジションを変えず、オープンスタンスのまま上半身だけの小さなテークバックで振り抜く。
しかし当り損なったリターンはクロスシングルスライン方向のネット手前に落ちた。
forced error を誘えるサーブ力。
故にサーバーにAdvantage があると言われている。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:31 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第8ゲーム30-40:Huber 】

s1g8_p6ダブルフォールトでセットポイントを与えてしまったHuber
緊張感の高まるサーブだが、しかし開き直ったのか、淡々とした思い切りの良いスイングのフラットサーブが杉山 の正面を突く。
小さくサイドステップし、左足をキャリオカ気味に右足の後ろに引き寄せながらダブルバックの面を合わせにいったが、スイートスポットで捕える事は出来ず、リターンは緩く弧を描いてクロスのサイドを大きく割った。
リターンミスと言うよりサーブが良すぎたと言うべきだろう。
反射的にバックハンドを選択した杉山 だったが、フォアへ回ったらどうだったろうか?
そう言ったsimulation が可能な映像装置があったら面白い。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 09:58 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第8ゲーム30-30:Huber 】

s1g8_p5ナイスサーブでイーブンに戻したHuber
しかしダブルフォールトでセットポイントを許す。
最ももったいないポイントの失い方だ。
1st はSrebotnik バックサイドを突くフラットがフォールト。
2nd はワイドを狙うスライスだった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第8ゲーム15-30:Huber 】

s1g8_p4スライスの1st がセンターライン際へ深く入る。
スプリットステップの着地で右足を右に踏み込み、さらに左足を大きくクロスステップして懸命にサーブに跳び付く杉山
何とかラケットトップで捉えたリターンだったがフレーム下に引っ掛けたようで、フラフラとセンターベルト上への中ロブとなり、Black 余裕のフォアハイボレーをスマッシュ気味に叩き、Srebotnik 側アレーへ決められる。
素人はこの種のチャンスボールをアコギに前衛にぶつけたがるが、流石Black はダブルスNo1 だ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 09:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第8ゲーム15-15:Huber 】

s1g8_p3スライスでワイドを狙った1st が白帯下のネットに掛かった後、ボールを4回コートに突き、Huber 独特の低いリリースポイントから高いトスを上げる。
ややトップスピン系のサーブが大きな弧を描いてSrebotnik の正面を突く。
Srebotnik フォアに回り込んで伏せた面でテークバックを十分に引き付け、ネットダッシュして来るHuber 正面にエッグボールのリターンを放つ。
手を出せばラケットトップで何とか捉えられそうな高さだったが、前衛Black 無理はしない。
Huber 正面に来たリターンをフォアに回り込みウエストの高さで捌いた1st ボレーは、やはりクロスSrebotnik のフォアサイド、サービスラインを少し越える辺りの浅いボールとなった。
Srebotnik オープンスタンスで十分に引き付けどこへでも打てるぞと言う構え・・・
スイングの瞬間Black は、読み切ったかのようにダウンザラインへ動く。
そのBlack の読みを裏切り、たった今までBlack が居た処をSrebotnik のフォアハンドストロークが抜けてゆく。
1st ボレーの後センターライン付近からサイドへは寄らずにネットへ詰めて来たHuber も懸命にシングルハンドバックの面を伸ばすが僅かに届かず、T マーク後方のミッドゾーンへ突き刺さるエースとなった。
抜かれた瞬間Black は、視線でボールを追ってHuber の方を振り返ったが、身体はまだワイド方向へ動いていた。そしてラケットを持つ手は全く動かなかった。
Black ほどのダブルス巧者でも全く反応できなかったのか、Huber が届くとの判断であえて苦し紛れの手を出さなかったのか?
Huber にしてみれば、まさかBlack が抜かれるとは思いもよらなかったと言う事だろう。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:37 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第8ゲーム15-0:Huber 】

s1g8_p2Huber 1st はスライスでセンターへ。
杉山 右足の位置は変えずにテークバックし左足をボールの軌道に寄せながらクロスにリターン。
サーブ&ボレーのHuber 、正面に来たリターンをフォアに回り込みながら逆クロスの杉山 へボレーをつなぐ。
ネットへ出ない杉山 はこれをフォアで十分引き付けストレートBlack へ。
杉山 のリターンにセンター付近まで動いたBlack だったが、しっかり戻っており余裕の守備範囲。
低い体勢でやや立てた面のフォアボレーだったが、僅かにベースラインを割りアウト。
杉山 余裕でこれを見送った。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第8ゲーム0-0:Huber 】

s1g8_p1ゲーム2-5とされた第8ゲームHuber サーブで、このゲームからニューボールだそうだ。
サイドラインを割る1st スライスの後の2nd サーブ。
左腕が伸びきらないぎこちないトスアップだが、高いトスで間をとりトップスピン気味の回転を掛けてSrebotnik のバックサイドを突く。
Srebotnik ほとんどポジションを変えず小さなテークバックで振り抜いたダブルバックハンドリターンは、躊躇なくダウンザラインを攻めたが、サイドラインを割る。
Black はフェイクすらなかったが、前衛には関係なく1本打っておきたかったと言う事だろう。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:01 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第7ゲームA-40:杉山 】

s1g7_p8センターの白帯を叩いた1st のあと、2nd もほとんど同じコース、Black のフォアサイドへスライスサーブで攻める。
Srebotnik はこのポイントもポーチに動くが、Black は1歩右前に踏み込みフォアで十分引き付けてクロスアレーへリターン。
長身のSrebotnik センターライン越えまで動くが全く届かず。
杉山 右足をクロスにステップしサイドラインを僅かにまたいでのダブルバックハンドストロークをネットに詰めてきたBlack のバックサイド足元に落す見事なプレースメント。
これが打てれば雁行陣でもチャンスは廻ってくる。
Black の足元へ沈んだのを見てSrebotnik がすかさずポーチの動きを見せる。
Black バックハンドボレーはSrebotnik のポーチを避けて中ロブでクロスへ。
杉山 その中ロブをフォアのスイングボレーでストレートHuber へアタックを仕掛ける。
ダブルバックハンドでブロックするHuber
しかし当りが強過ぎエンドラインをオーバー。
ゲーム5-2とする。
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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 09:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第7ゲーム40-40:杉山】

s1g7_p7デュースに戻した杉山 の1st は、フラットでHuber のバックサイドを突く。
Huber ほとんど足の位置を変えず、オープンスタンスのまま小さなテークバックでダブルバックハンドリターンを迷いなくダウンザラインへ運ぶが・・・白帯の下を叩いた。
Srebotnik はこのポイントもサーブがセンターに入ったのを見てフェイク無しのポーチに動いており、逆を突いたHuber のダウンザライン狙いは越えれば会心のリターンエースになったのだが・・・。

前衛の役割として「ポーチ:Poach」は筆頭に挙げられる。必ずしもポーチを敢行しなくても「フェイク:fake」するだけでも効果はある。
初中級レベルのプレーヤーでポーチを難しく感じている人は少なくないし、成功体験も少ないようだ。
ポーチに出ても抜かれるケースの方が多く故に動けなくなるという悪循環だ。
抜かれても動く事だ。
相手の癖が判ってくればタイミングもつかめて来る。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第7ゲーム30-40:杉山 】

s1g7_p6ゲームポイントを許した杉山 の1st は、明らかなスライススイングでBlack フォアサイドコーナーを狙う。
センターに入ったサーブにSrebotnik もフェイクではない明らかなポーチへの動きを見せる。
この動きを見てか、Black はダウンザラインへのリターンを選択したが、下フレームに引っ掛けるショットとなり大きくループを描いたボールはサイドラインを大きく割った。
Srebotnik のポーチを避けるため咄嗟にダウンザラインへコースを変えようとしたように見える。
サーブがセンターに入った時、ポーチに動く確率は高い。
その逆を突くダウンザラインのリターンは時々打っておきたいショットだが、杉山 のサーブが想定外に滑ったか?
杉山 デュースに追いつく。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第7ゲーム30-30:杉山 】

s1g7_p5-130オールに戻された杉山 の1st はややスライスでHuber のほぼ正面へ僅かに長くフォールト。
2nd はスライス回転重視のスピードを抑えたサーブでやはりHuber のほぼ正面へ。
 4往復の応酬となり配球ラインが交錯する
 ので、図を前半・後半に分けます。

Huber フォアへ回り込んでしっかり振り切ったリターンはセンターベルトの右を通りT ゾーン近くで弾み杉山 のバックサイドへ。
このリターンを杉山 はダブルバックハンドストロークでダウンザラインへ。
しかしやや浮いたショットはBlack の守備範囲に捕まりバックボレーで二人の間を割かれる。
勘の良さとフットワークで杉山 このボレーに追い付き、ベースラインに留まっていたHuber サイドへ中ロブでつなぐ。
s1g7_p5-2Srebotnik はサイドチェンジしてサービスラインの少し後方へ下がる。
Huber はアプローチしながらサービスライン付近でボールを捉えSrebotnik のバックサイド足元へフォアハイボレーを沈める。
面を合わせるのが精一杯のSrebotnik のボレーはBlack のフォアサイドへ浮いてしまう。
如何様にでも決められるボールを、BlackSrebotnik サイドのアレーへエースを決める。

杉山 は滅多にサーブ&ボレーを見せない。ストロークに自信を持っているのだろうが、そのストロークでダウンザライン(或いはアタックなのか)を狙うショットが多い気がする。
雁行陣の後衛が攻めに転じるひとつの選択肢ではあるが、ノータッチで抜くか足元に沈めないと後衛からのアタックはまず餌食になる確率の方が高い。
しっかり引き付ける余裕があったのでダウンザライン(或いはアタック)を狙ったのだろうが、浮かせてしまっては万事休すだ。
そのミスをフットワークで挽回したが、その後のSrebotnik のポジションが良くない。
杉山 のショットがHuber の足元に沈んだのなら攻めに転じられるポジションになるが、浮いてHuber にアプローチされているのにここに留まっていては、的にしてくれと言っているのも同然。
案の定足元を攻め込まれ、コントロール不能のボレーが正面のBlack へと言う必然とも言える失点パターンとなってしまった。守る時こそ2バックだ。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 08:43 | コメント(2)| トラックバック(0)

【 第1セット第7ゲーム30-15:杉山 】

s1g7_p4杉山 の1st がBlack のバックサイドサービスラインぎりぎりに深く入る。
Black 左足をアレー内に大きく踏み込み、オープンスタンスのまま上半身だけで小さくテークバックしバウンドの頂点近くでダブルバックハンドリターンを合わせる。
ポーチのフェイクを見せたSrebotnik にはお構い無しに、ダウンザラインと決めていたリターンは見事にサイドライン際に落ちエースとなった。
ラケットのトップ寄り上側でスイートスポットは外れており鋭い当たりではなかったが、崩されそうな面をダブルハンドで上手くかぶせて運んだリターンだった。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:05 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第7ゲーム15-15:杉山 】

s1g7_p3フラットの1st がサービスエリア中央深くへ入る。
ファーストポイントとほとんど同じだ。
Huber 今回も踏み込む余裕はないが、上半身だけの小さなテークバックでフォアのリターンを振り抜いた。
ポーチのフェイクを見せたSrebotnik は、ダウンザラインをケアする動きを見せセンター付近を通るボールをやり過ごした。
杉山 のバックサイド寄りに飛んだリターンはベースラインを割る。
スピンを掛けたつもりのHuber だったが、杉山 のサーブに喰い込まれフラットに当ってしまったようだ。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第7ゲーム15-0:杉山】

s1g7_p21st は、センターベルトの左、白帯に跳ね返されネット。
2nd は、センターラインの右1m ほどに陣取っていたHuber 足元を襲う明らかなフォールトでダブルフォールト。
かなりセンター寄りに立っていたHuber にぶつけるつもりではなかったのだろうが、ライン際へのかなり強いスライスを意識したようで、巻き込むようなスイングだった。
当然Huber はさらりとかわした。
ファーストポイント先行で波に乗りたい杉山 だったが残念。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第7ゲーム0-0:杉山 】

s1g7_p14-2とゲームをリードした杉山 のサービスゲーム。
フラットの1st がサービスエリア中央深くへ入る。
Huber 上半身だけターンさせ小さなテークバックでフォアのリターンを合わせに行く。
Srebotnik は絶妙のタイミングですかさずポーチに出る。
フォアの面を合わせるだけのボレーでBlack のバックサイド足元へプレースメント。
流石のBlack もフットワークを使う余裕はなく、面を差し出しただけのシングルハンドバックボレーはネット上段に阻まれる。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 09:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第6ゲーム40-A:Black 】

s1g6_p12アドバンテージ杉山 となったBlack の1st はネット。
2nd はスピンサーブでバックサイドへ。
杉山 アレーへ寄りながらダブルバックハンドのリターンをしっかり振り切る。
センターベルト上を横切るクロスへのリターンはネットへ詰めて来たBlack の正面足元へ。
いつものように危なげないラケット捌きでハーフボレーをクロスへ運ぼうとしたBlack だったが、ボールはセンターベルト右のネット下へ。
Srebotnik が、ポーチの動きを見せたので、浮かせてはいけないと言う意識がミスにつながったか、はたまたイレギュラーでもあったか、名手Black まさかのボレーミスでこの長いゲームを失う。
このミスがunforced error にカウントされたかどうかは定かでない。
杉山・Srebotnik ペア4-2とリード。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第6ゲーム Deuce-3:Black 】

s1g6_p11三度目のデュースとなった1st はフォールト。
2nd はトップスピンがSrebotnik バックサイドへ浅く入る。
Srebotnik ほとんど定位置でダブルバックハンドを振り切り、ネットダッシュしてきたBlack のフォアサイド足元へ沈める。
ハーフボレーにしても良さそうな微妙な距離だが、Black 腕を伸ばしローボレーでストレートロブを放つ。
ラケット先端で捉えたロブボレーに、杉山 懸命にバックジャンプしながらのハイバックボレーをクロスHuber のバックサイドへ。
Huber ポジションを下げながらのボレーはやや当り損ね緩いループを描いたがセンターベースライン際深くへ落す。
Srebotnik はこれをフォアへ回りこみ十分に引き付けてセンターへ打ち込む。
しかし肩口辺りへ浮いたボールはHuber フォアハンドボレーの餌食に・・・
なるはずだったが、素人が良くやるまさかのミス(白帯に打ち付ける)をここでHuber が犯し、三度のブレークポイントを許す。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:04 | コメント(2)| トラックバック(0)

【 第1セット第6ゲーム40-A:Black 】

s1g6_p101st レットの後、2度目の1st は杉山 のフォアサイドを突く。
しかし杉山 踏み込みながら小さく振り抜いたリターンはネットへ詰めて来たBlack のバックサイド足元へ沈めるナイスリターンだ。
しかし・しかし、ここでBlack が絶妙なバックハンドのハーフボレーを見せてくれる。
リターンがBlack の足元へ沈んだのを見てSrebotnik はここぞとポーチに動く。
そのポーチの逆を突くBlack
面は振り出さずフットワークとボディーワークでダウンザラインアレーへ落す。
杉山 懸命に拾いに走るが僅かに届かず。
再びDeuce 。このゲーム実に長い。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第6ゲーム Deuce :Black 】

s1g6_p9再びDeuce となったSrebotnik への1st はネット。
2nd はスライス回転を掛けてフォアサイドへ。
Srebotnik アレーへ踏み込んでのフォアハンドリターンはクロスへ。
Huber 軽快にポーチに動いたが、Srebotnik のリターンがネットを越えて鋭く落ち難しい処理を余儀なくされた。
ラケットの先でようやく捕えたがネットを越えず再びブレークポイントを許す。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 09:08 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第6ゲーム40-A:Black 】

s1g6_p8-1杉山・Srebotnik ペアにアドバンテージを与えた次のポイントは5往復の長いラリーとなったので図を2つに分けます。

1st は杉山 のフォアサイドへ。
杉山 リターンはクロスへ。
Black ネットへ詰めながらのバックハンドのミドルボレーを杉山 のバックサイドへ落す。
杉山 これを、ダウンザラインを警戒してサイドをケアしたHuber のバックサイドへ。
これで2往復。以降は下図へ。






s1g6_p8-2Huber バックのハイボレーをやや杉山 寄りのセンターへ。
短くなったHuber のボレーに対し、杉山 踏み込んでのフォアハンドストロークをクロスBlack のバックサイドへ斬り返すが、ネットとの距離を詰めて居たBlack は、バックのハイボレーをSrebotnik フォアサイド足元へ押し込む。
Srebotnik フォアの面だけを作ってクロスへ斬り返すがこれがHuber バックサイドへ浮いてしまう。バックハイボレーを正面足元へ押し込まれたSrebotnik 、何とかバックの面を作ったがネットへ掛けThe end 。再びデュース。
ダブルスは2対1で戦えば優位になる。
杉山 が後衛に留まっていたため、浮いたボールがことごとくSrebotnik へ攻め込まれてしまった。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 09:53 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第6ゲーム Deuce : Black 】

s1g6_p7デュースとなった1st はスピンを掛けてSrebotnik のほぼ正面へ。
Srebotnik ほとんどポジションを変えずにダブルバックハンドでのリターンは、ネットへ詰めて来たBlack のフォアサイドへ。
Black ローボレーでの1st ボレーをストレートロブ。
低い弾道で杉山の頭は超えたが、やや長くなりアウト。
30-30からのポイントとほとんど同じ展開だったが、Srebotnik のリターンが長かった分Black の1st ボレーがハーフボレーではなくダイレクトでのローボレーとなりやや強い当りになってしまったようだ。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 08:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第6ゲーム40-30:Black 】

s1g6_p61st レット後ネット。
2nd はスピンを掛けて杉山 バックサイドへ。
杉山 踏み込んでタイミングを合わせ、ライジングでダブルバックハンドリターンを振り抜き、ネットへ詰めて来たBlack の足元へ沈める。
Black バックハンドの面を上手く合わせたかに見えたが、フワット浮いたクロスへのハーフボレーはサイドラインを割ってしまった。
リターン後のSrebotnik の詰めが早かったので、ポーチされるのを避けようと意識しすぎたか。
40-40 Deuce
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 17:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第6ゲーム30-30:Black 】

s1g6_p51st はネット。
2nd はスピンを掛けてSrebotnik のほぼ正面へ。
Srebotnik ほとんどポジションを変えずにダブルバックハンドでリターン。
ネットへ詰めて来たBlack のフォアサイド足元へ落す。
ポーチの動きを見せた杉山 に対し、ハーフボレーで捕えたBlack の1st ボレーはストレートロブ。
かなり高く上がったのでSrebotnik 余裕で追い付き、再びダブルバックハンドでトップスピンを掛けBlack の足元へ落す・・・つもりのショットがネットに掛かる。
40-30
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 08:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第6ゲーム15-30:Black 】

s1g6_p4Black の 1st が杉山 の正面を突く。
杉山 フォアへ回り込みながらフォアハンドリターンをコンパクトに振り抜きBlack のバックサイドを抜きそうな勢いだったが、打球は白帯の下側を叩く。
30オール

今日の熊谷は雨。
幸いドームが取れているのが有り難い。
恒例のナイター教室がスタートするが、一日雨の予報で開講式だけになりそうだ。
4月19日(土)から始まったキッズテニスは今朝も雨でまだ1度しか出来ていない。
設備があれば、ビデオ講座などに振り替えるのも良いかもしれない。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 07:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第6ゲーム15-15:Black 】

s1g6_p3フォアサイドを突く 1st でネットへ出るBlack
Srebotnik は、Huber がサイドを固めたのを見て、クロスに詰めて来たBlack の正面足元へ落すリターン。
絶妙なバランスでバックハンドローボレーの面を作くりクロスSrebotnik サイドのアレー深くへ1st ボレーを返すBlack
杉山 の詰めも早く、ここはクロスしかなかったと言うところか。
またBlack の 1st はローボレーだった分ボールに勢いがなく、しっかり引き付けて振り切ったSrebotnik のフォアハンドストロークはBlack の目の前を横切りオンザラインとなるショートクロスのエース。
Huber・Black 共にポジションを左に寄せておりBlack はやや深かった。

s1g6_p3-2このショートクロスを防ぐには、Huber がやや下がりBlack が上がってSrebotnik の打点からの距離を均等にとるポジショニングが推奨される。
ただしクロスのトップスピンロブに要警戒だが・・・
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:07 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第6ゲーム15-0:Black 】

s1g6_p21stサーブ、レットの後2回目の1stはシングルスライン深くへのフォルート。
2ndはネットで、ここまで19ポイント中、初のダブルフォールト。
2ndは杉山 のフォアサイドを狙ったようだが、トスがネット方向に流れたようで、前のめりになり打ち急いだ感がある。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 ざっ・残念~n 】

第1セット第3ゲームまでは欠落なく続けてきた観戦記ですが、第4・5ゲームが放映カットされ第6ゲームに飛んでいました。誠に残念。
キープかブレークかは定かでありませんが、1ゲームずつを重ね杉山・Srebotnikペア3-2のリードで、第1セット第6ゲームBlack サーブに続きます。
s1g6_p1
Black スライス回転を掛けた1stはSrebotnik バックサイドコーナーを突く。
Srebotnik 大きく横に跳び付き、小さくダブルバックハンドの面を合わせる。
サービスダッシュしたBlack はフォアハイボレーの構えを見せながら、ネットへ詰める。
しかしBlack サービスラインを越えたところで、ウオッチ。
Srebotnik リターンアウトで15-0。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

第1セット第3ゲーム40-30 :杉山

s1g3_p6杉山 1stはBlack のフォアサイドへ。
Black 軽く一歩踏み込みながら、ブロックするように面を合わせる。
Srebotnik クロスに上がった中ロブのポーチに動く。
長身を活かしたバランスの良いお手本のようなハイバックボレーでHuber サイドのシングルスライン上にエースを決める。
Black のリターンは、この前もSrebotnik にポーチで決められている。
ポーチを警戒してのロブだったが、もう少し高く上げたかったのだろう。
前衛がきっちり役割を果たすとサーバーは楽だ。
杉山 のサーブも見た目以上に速いのかもしれない。
ゲーム2-1とリード。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:37 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第3ゲーム30-30 :杉山 】

s1g3_p5杉山 スライスの1stはHuber 定位置のバックサイドを突く。
Huber 面を合わせただけのストレートロブだがSrebotnik の頭上をしっかり抜き、ネットへ詰める。
シングルスライン際のベースラインへ深いロブだが、高く上がった分杉山 余裕で追いつき、ベースライン2m後方でダブルバックハンドの十分なテークバックで落下してくるボールを待つ。
そして放たれたショットはBlack 側アレーへのショートクロス。
ロブが抜けたのを見て、すかさずネットへ詰めたHuber だったが、Black の詰めがやや甘く、センターに寄り過ぎか?
しかし杉山 のナイスショットには違いない。
このショートクロスが打てるとダブルスは100倍面白くなってくる。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:18 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第3ゲーム15-30 :杉山 】

s1g3_p4杉山 1stはBlack の正面を突く。
Black バックへ回り込んだダブルバックハンドリターンは、小さく鋭く振り抜いたが、センターベルトの左、ポーチに動いたSrebotnik のほぼ正面頭の高さに浮いた。
Srebotnik やや逆を突かれた恰好だが、反応良く上体を左に倒しながら顔の右側でフォアの面を作ってブロックしたボールはHuber の目の前を横切りサイドライン際へのエースとなる。
ポイント先行されながらも30オールに追いついた。
Black リターンはフォアに回り込んだ方が早そうに見えたが、敢えてバックに回ったのはなぜか?
やや振り遅れたように思うが、ポーチの逆を突く狙いがあったのだろうか?
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 07:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第3ゲーム15-15 :杉山 】

バックサイドへ入った杉山 の1stをHuber クロスにリターン。
サービスラインを少し越える程度の浅いリターンを杉山 ダウンザラインへ強打。
s1g3_p3フェイクを見せて上手く誘った恰好のBlack は余裕でこのバックボレーに反応し、セオリー通り二人の間へプレースメントする。
杉山 深く切り込んで来たボレーに、ライジングでダブルバックハンドの面を合わせに行ったが上側フレームに当りボールは横に転々と・・・解説によると少しイレギュラーしたようだ。
Srebotnik杉山 の返球に合わせ身を屈めていたので、その背後からHuber 側のダウンザライン(図の点線)へ返れば面白かった。DJ も実際にそういった配球をしてみたい場面に度々遭遇するが、前衛が屈んでくれない事には始まらない。恨まれるのを承知で頭の横をかすめるようなコースを狙って決まった時は、もちろん小さくガッツポーズだ。
Black のボレーは面を合わせただけで強くパンチを加えたものではなかったが、杉山 自身のショットに威力があったのだろう。
フェイクから一連の組立ては流石Black
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 06:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第3ゲーム0-15 :杉山 】

s1g3_p2_1杉山 1stはBlack のバックサイドへ。
Black 横っ飛びのダブルバックハンドリターンはSrebotnik フォアサイドの頭上を緩い弧を描いて抜ける。クロスならポーチの勢いで詰めて来たSrebotnik の逆を突く恰好になった。
しかしサービスラインを少し超えた辺りの短いロブに杉山 余裕で追いつきBlack のバックサイドへ鋭いフォアを打ち込む。Black ライジングで何とか反応するも詰めて来た杉山 のフォアサイドハイに浮かせてしまう。杉山 フォアのハイボレーでセンター真っ二つかと思いきや、Tゾーン右にポジションをとっていたHuber が反応良くダブルバックハンドでローボレーに面を合わせる。しかしコースまでは制御できず、センターに緩く浮いたボールを杉山 今度はダブルバックハンドハイボレーをHuber 足元へ叩き込む。
図p2_2へ続く
s1g3_p2_2Huber 再び反応良くバックの面を合わせるが、ボールはサイドチェンジしていたSrebotnik バックサイドアレーへ緩く浮く。
Srebotnik 長身を活かしシングルバックハンドでのハイボレーは三度Huber 足元を狙う。ラケットは出したがバウンドにタイミングが合わず、15-15。
Huber のポジションを考えると、杉山 のフォアのハイボレー、続くバックのハイボレーはアングルに落せたのではないか?
最初のフォアのハイボレーはともかくバックのハイボレーはコースを切り替える余裕のボレーテクニックを見せて欲しかった。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第3ゲーム0-0 :杉山 】

第3ゲームに入る。
バックサイドを狙った杉山 の1st はレット。
Srebotnik が近寄り何か声を掛ける。
s1g3_p12度目の1st、やはりHuber のバックサイドを突く。
Huber 一歩踏み込んでダブルバックハンドリターンでネットへ詰める。
リターンは浅くクロスサービスラインを少し越える程度で、ベースラインに留まっていた杉山 は小さく一歩右へ動いて強打の構え。
Black のポジションが凄い。リターンサイド前衛なのにサービスラインの1m内側だ。Huber のリターンがネットを超えるや、すかさずネットへ詰めポーチの動きを見せる。
杉山 はその逆を突く形でセンターへ出てきたBlack の正面を突く。
しかしBlack 膝を折って白帯の高さまで身を屈め、頭上でフォアの面を作りSrebotnik サイドのアレーへ切り返した。
こう言うボレーの打ち方を教える人は居ないだろうが、自然と最短距離(時間)で面を作れるのは流石。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第2ゲーム40-15 :Black 】

s1g2_p5Black ゲームポイントになる5ポイント目の1stサーブはセンターラインから1mほど左のサービスラインを捕えSrebotnik のバックサイドを突く。第1ポイントで踏み込みすぎた感のあったSrebotnik だが、今回はコンパクトにダブルバックハンドリターンを合わせに行った。・・・ように見えた。
ダウンザラインへ落すつもりだったのだろうか?
しかし、このリターンも当り損ねてボールはHuber サイドへ大きくサイドアウト。
微妙にイレギュラーでもしたのか?
Srebotnik はここでチャレンジ(インスタントリプレイ)システムを使う。
official review の映像が流れる。ボールは僅かだがサービスラインに掛かっておりチャレンジ失敗。これはナイスサーブでforced error か?
杉山 がこのポイントは下がっていたのでリターンロブでも良かったか。
Black サービスキープでゲーム1-1。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第2ゲーム30-15 :Black 】

杉山 の正面ややフォア寄りを突いた1stはかすかに白帯に触れたらしくレットのコール。
2度目のフラット気味の1stが今度は杉山 の正面バック寄りを突く。
s1g2_p4杉山 一歩右足を踏み込んでのダブルバックハンドのリターンは、サーブ&ボレーのBlack 正面手前に沈める。難しいバウンドになったハーフボレーだったがBlack 伸び上がりながら身体を右にかわしてバックハンドで低くセンターへ絶妙に処理する。
Srebotnik も浮いて来たらポーチの気構えでセンターに動いており、大きく右足を踏み込みバックハンドローボレーをBlack サイドのダウンザラインへ切り返すが、ローボレー故に強いボールには出来ず、緩く弧を描いたボールはBlack バックサイド膝上へ落すのが精一杯。
Black 踏み込みながらのバックボレーは、デュースコートアレー深くへ配球される。
しかし杉山 も流石にダブルス巧者。Srebotnik のセンター越えを見届けしっかり逆サイドのケアに動いており、ファオハンドランニングショットでセンターへ返す。
Black は、左足を踏み込みながらもボールを引き付けヘッドの出を遅らせて逆クロスアレーへきれいに流してボレーエースを決める。
Srebotnik はワイドへ動かされた杉山 の穴を埋めるべく一歩大きくステップバックしセンターケアの意識が強かったのだろうか。この逆クロスに全く反応できなかった。
デュースサイドアレーへ振って次はアドサイドアレーでのエース。ダブルスコートを最大限に利用した見事なワイド攻撃で、まさにダブルスならではのプレースメントだったが、杉山 のランニングショットがHuber のバックサイド足元に沈んでいれば・・・
或いは、この窮地を救う最善のショットはやはりトップスピンロブしかなかったか・・・
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:18 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第2ゲーム30-0 :Black 】

s1g2_p3_11stサーブはセンターベルトやや右の白帯を叩いて跳ね返るフォルト。打点から推測すると、スライスでボディーを狙ったようだ。
杉山 この1stのポジションはサービスラインの内側だった。
Black 2ndは、トップスピンでSrebotnik のバックサイドを突く。
浅いが、初志貫徹のサーブ&ボレーでネットに詰めるBlack
Srebotnik ダブルバックハンドリターンは、サービスエリアに一歩踏み込んで来たBlack の足元フォアサイドへしっかり落す。
Black も、きっちり踏み込んでフォアのローボレーをこれ以上ないクロスコーナーへ深く返しさらにネットへ詰める。
Srebotnik ステップバックしてのフォアハンドは・・・下図-p3_3へ続く。

s1g2_p3_2クロスへの1stボレーの後さらにネットセンター寄りに詰めるBlack 、ダウンザラインを固めるためサイドへ寄り一歩下がるHuber
この場面でSrebotnik のフォアは、二人のど真ん中を突き破ろうとする。
しかしHuber も長身を活かし大きく踏み込んでかろうじてフォアボレーをベースライン際センター近くへ返す。
Srebotnik 余裕で追いつき、ここで会心のトップスピンロブ。
ぴたりベースライン上、センターマーカーやや左へ落ちたボールにHuber 必死で追いすがるが、半歩及ばず、ラケットには当てるも大きくサイドアウトで30-15。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:45 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第2ゲーム15-0 :Black 】

杉山 のリターンポジションはベースラインの後ろ。
Srebotnik は、前ポイントの杉山 同様2バック。
しかし1stサーブは杉山 のフォアサイドへ大きくフォルト。
s1g2_p22ndサーブになりリターンポジションが変わる。
杉山 がベースラインの一歩内側、Srebotnik がサービスラインの一歩内側の雁行陣。
さぁBlack トップスピンの2ndサーブは杉山 のバックサイド深くへ入る。
杉山 これを跳ね上がる前にダブルバックハンドライジング気味に捕えクロスへリターン。
しかしHuber もダブルス巧者、タイミング良くセンターへ動きバックハンドポーチはSrebotnik のフォアサイド足元へ。
Srebotnik はラケットを出すも一瞬遅く弾かれて大きくサイドアウト。
それにしても、サーブがワイドに寄ったとは言え、コート外に押し出された訳ではないのに、Srebotnik が一歩センターへポジションを寄せたのは疑問。
二人の距離を保つ。ボールが寄った方へ動くと言うのはセオリーでは有るが、この場面ではポジションキープで相手前衛の動きに注意を払うべきだった。
動いていなければ正面足元でさらに返球が難しくなったか、それよりも、2バックだったら、或いはHuber が狙い処を変えて全く違う展開になったか・・・見てみたかった。
いずれにしてもタイミング良くパンチの効いたポーチであった事は確かなのでSrebotnik の返球はかなり苦しかった事は間違いない。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 16:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 第1セット第2ゲーム 0-0:Black 】

s1g2_p1Black が放ったセンターライン上への深い1stサーブにSrebotnik 右手を伸ばして跳び付くが、当り損ねたボールは力なくネット中段へ。
しかしunforced errorではない。
このサーブ、あまり大きくカーブしてはいないが、思いのほか喰い込んで来たのでは無いだろうか。トスを右寄りに上げているのでスライス回転を掛けたようだ。
跳び付いたSrebotnik のラケットフェース根元のフレーム近くに当ったように見える。
「ナイスサーブ」の一言になるが、もうひとつ注目したいポイントがあった。
それは杉山 のポジションだ。ベースラインの一歩内側ではあったが、いわゆる2バック。
このポイントでは、そこから動く事なく終わってしまったが、この後このポジションが活かされる場面が見られる事を楽しみにしたい。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 あの時 あの場面・・・006】

40-30からの第6ポイント目(2度目のゲームポイント)
s1g1_p6Srebotnik 1stサーブ好調で2ポイント目同様Black のバックサイドライン際を深く攻める。
Black 背中を見せながら右腕を一杯に伸ばして跳び付き、バックハンドロブは苦しい時のセオリー。2ポイント目はクロスに浅くなったロブだが、今回はストレートアレーへ。
杉山 フットワーク良くステップバックし、再び軽快なジャンピングスマッシュを見せる。
センターを抜きたかったスマッシュだったが、アドコートサービスエリアセンター付近でバウンドしたボールはHuber バックサイド守備範囲へ。
Huber 今度はタイミングよくバックハンドでハーフボレー気味に捕え、クロス杉山 のバックサイドへ緩くつなぐ。
杉山 は前へ詰めながらのバックハンドボレーを、詰めがやや遅れたBlack のバックサイドへ配球する。
Black これを、Srebotnik の眼前を横切るクロスへ切り返しであわよくばエースを狙ったが、鋭さを欠きSrebotnik の踏み込みを許してしまう。ここは流石にHuber へのアタックはあるはずもなく、面を合わせるだけの緩いボレーはダウンザラインへのエースとなりサービスゲームをキープ
それにしてもリターンロブは1ゲームにして早くも4本目。
サーブが厳しい時のセオリーでもありダブルスの必修科目。
もっと練習機会を増やしてみよう。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:24 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 あの時 あの場面・・・005】

第1セット第1ゲーム、40-15で迎えたゲームポイントとなる第5ポイント。
s1g1_p5Huber のバックサイドTゾーン隅を狙ったSrebotnik の1stはセンターベルトの1mほど右側の白帯に掛かるがかろうじてレット。ここで杉山・Srebotnik互いに歩み寄りサインの確認。
2回目の1stは一転してスライスでワイドを狙ったがやや深目に。
Huber 慌てる事なく大きく踏み込みながら軽く面を合わせてストレートロブ。
前回浅くなったロブの距離感をしっかり修正して杉山 のバックサイド頭上を抜く。
Srebotnik は余裕でロブの打点に入りダブルバックハンドでストレートHuber へのアタックを試みるが浮いたハイボレーは難無く叩かれ、サイドチェンジしてデュースサイドサービスライン内側に居た杉山 のバックサイド足元を突かれる。
杉山 何とか面を作って反応するもボールは無情にもネット。
奇しくもSrebotnik の1stが掛かった白帯とほぼ同じ場所だったが、杉山 のボレーは阻まれた。
それにしてもSrebotnikHuber へのアタックは「また?」と言う印象を拭えない。
Srebotnik はベースラインから一歩踏み込んで強打出来たとは言え、ロブが抜けたのを見てネットへ詰めて来たHuber のポジションはサービスライン上。流石にこの距離があってなおかつ浮いてしまえばHuber でなくてもイージーボレーだ。足元に沈めるつもりだったのか、もう少し外のダウンザラインへ落すつもりだったのか、それともやはりアタックだったのか真意は不明だが、Black のポジションを考えればクロスのトップスピンロブが最善で、ショートクロスかセンターへ沈めるのが次善策かと思う。
まだ1ゲーム目だから、とにかく思いっ切りスイングして行こうと言う事なのかも知れないが・・・。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 あの時 あの場面・・・004】

第1セット第1ゲーム30-15からの第4ポイント
s1g1_p4Srebotnik ファーストサーブはますます好調でBlack の正面を突く。
Black は、フォアに回り込んでしっかりスピンを効かせたリターンをクロスに放つが、前のポイントでジャンピングスマッシュを決めた前衛杉山 がここで動く。
センターベルト少し左側でタイミング良くポーチ。
バックハンドボレーは、Huber のバックサイド手前で弾み難しいバウンドでノータッチエースとなった。まさに前衛の真骨頂だが、ここで見逃せないのが、ポーチ後の杉山Srebotnik の動きだ。
杉山 はポーチの後サイドチェンジ。それを見てSrebotnik は逆サイドのカバーに動き始めている。
前衛がポーチ後にセンター付近に佇んだりサイドチェンジするのか戻るのか中途半端な動きを見せると後衛は困ってしまう。ノータッチエースで決まれば「そんなの関係ない」で終わるが、前衛・後衛が重なり、大きく空いたスペースに当り損ねのボールが転々と・・・と言う状況は、もちろんプロのダブルスでは見た事がない。
40-15とゲームポイントを迎えた。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 あの時 あの場面・・・003】

15-15からの第3ポイント
s1g1_p3Srebotnik ファーストサーブはHuber の正面を突く。
杉山 のポーチの動きを警戒してか、Huber リターンはフォアへ回り込みながらのストレートロブ。
しかし深さが足りず杉山 の守備範囲。
杉山 軽快なジャンピングスマッシュでBlack のフォアサイド足元へ突き刺す。
手を出せば届く距離だったが流石のBlack も反応できなかった。
Huber がセンターケアに動いたので、ストレートでも良かったと思うが、Black のステップバックが遅れたのが幸いしたか。
30-15で4ポイント目へ続く
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:08 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 あの時 あの場面・・・002】

15-0からの第2ポイント
s1g1_p2Srebotnik ファーストサーブ好調でBlack のバックサイドライン際を深く攻める。
Black 右腕を一杯に伸ばし背中を見せながら何とか返す(B2)も浅いクロスのロブとなり万事休す。・・・かに思えたが、Srebotnik はこれをスイングボレーでストレートのHuber にアタック。
Huber ここはこのアタックをフォアボレーで何とか受け止めたが
Srebotnik のバックサイドへ緩く浮いてしまう。
しかしSrebotnik はこのバックボレーを大きくスイングしネット白帯に掛けてしまった。
Srebotnik は、1ポイント目に続き強打に拘ったが、ここは順クロスのアングルへドロップ気味に落す配球を見せて欲しかった。
Black は、リターン後大きくワイドに押し出されたが、すぐにB3へ戻り、Huber のボレーがSrebotnik のバックサイドへ行ったのを見ると、B4へとワイドをケアする動きを見せていたので、Srebotnik がクロスへ配球していれば見応えのある場面になったのでは無いかと思う。
第1セット第1ゲームは15-15で3ポイント目へ
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

【 あの時 あの場面・・・001 】

様々な試合の場面をDJが勝手に斬るシリーズの第1弾。
001からナンバリングしたのは、二桁以内で、ましてや三日坊主では終わらないぞと言う意気込みです。
と言っても名場面だけを拾い集めるのは時間が掛かり過ぎるので、少し安易では有りますが、ひとつの試合をその1ポイント目からじっくり観て行く事にしました。
それにしても昔ながらのVHSレコーダーの調子が思わしくなく悪戦苦闘しそうではありますが・・・


2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik
第1セット
第1ゲーム:Srebotnikサービス
第1ポイント:Huberリターン

7w_s1g1_p1180cmの長身を活かしたSrebotnikファーストフラットサーブが、同じく180cm Huberのバックサイドを突く。
Huberバックハンドリターンは当たり損ねてフラッと短くSrebotnikのフォアサイドアレーに落ちる。
Srebotnikはこれを高い打点で叩きネットへ詰めて来たHuberへアタック気味にぶつける。
Tゾーン付近センターラインを跨いで受けたHuberバックボレーはセンター方向への意識はあったものの、力を抜けず制御不能でエンドアウト。

ワイドへ振られたリターンを見てBlackがサイドへ寄りHuberもネットへ詰めながらセンターへ寄って来た。結果的にHuberのボレーミスでポイントにはなったものの、大きく空いたクロスコートへのショートストロークを見せて欲しい場面だった。
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:14 | コメント(0)| トラックバック(0)