2007年12月17日
【 越年か・・・ 】
ボールの回転軸とバウンド後の変化の方向について、そしてトップスライスの回転軸について試行錯誤しているが、結論が得られないまま越年する事になりそうだ。
バウンド後の変化の方向については、12月7日付けコラムの記事が現時点の結論で、これ以上明快な答えが見出せていない。
・・・要点は以下・・・
回転軸が30°~60°のトップスピンが、右へ変化(キック)する事はほぼ間違いない。
しかし、回転軸垂直90°のサイドスピンは本当に左へ変化しているのか?
空中でカーブして大きく左へ流れるから、バウンド後に左へ変化したように錯覚しているだけではないのか?
一方、トップスライスサーブに関しては、
11月21日付けコラムへのコメントで、tenniscourtoath.netの情報提供をいただいた。
The Top Slice Serve の解説によれば「女性のトッププレーヤーが最も使っている普遍的なサーブであり、習得も難しくない」・・・と。
Ball Spin の解説では、twist が45°方向、Top Slice は2時ではなく12時(図ではnorth:北)に寄った方向を示している。回転軸は15~20°くらいだろうか。
このサイトをDJなりに解釈すると、むしろフラットサーブに少しだけトップスピン回転を加えたサーブと受け取れる。変化の方向は左ではなく右だ。
日本の雑誌社に掲載された例では、
「スライスサーブに縦回転を加えたもの」とか、
「ラケットを2時の角度に入れていく」と言った抽象的な解説ばかりで
明確に回転軸が推測できる解説にお目にかかれていない。
スピンサーブのスイングで打点を高く取ると、回転軸としてはかなり立ってくる。
スライスに縦回転を加えたと言う解説は、この打法なら頷ける。
しかしtenniscourtoath.netがトップスライスだと言う回転軸15~20°くらいのボールはどう打つのだ?
トップスピンのスイングなら、45°のキックサーブよりさらに打点を低くしなければならない。
フラットを打つスイングで、後から前1時方向へこすり上げるように捕らえれば、20度近辺の回転軸(右図)は得られそうな気がする。
しかし、まだこの回転軸のボールを確かに打てたと言う実感が持てない。
自分が確信を持って打つ事が出来ないサーブを、これが「トップスライス」だ、などと言える訳がない。
バウンド後の変化の方向については、12月7日付けコラムの記事が現時点の結論で、これ以上明快な答えが見出せていない。
・・・要点は以下・・・
回転軸が30°~60°のトップスピンが、右へ変化(キック)する事はほぼ間違いない。
しかし、回転軸垂直90°のサイドスピンは本当に左へ変化しているのか?
空中でカーブして大きく左へ流れるから、バウンド後に左へ変化したように錯覚しているだけではないのか?
一方、トップスライスサーブに関しては、
11月21日付けコラムへのコメントで、tenniscourtoath.netの情報提供をいただいた。
The Top Slice Serve の解説によれば「女性のトッププレーヤーが最も使っている普遍的なサーブであり、習得も難しくない」・・・と。
Ball Spin の解説では、twist が45°方向、Top Slice は2時ではなく12時(図ではnorth:北)に寄った方向を示している。回転軸は15~20°くらいだろうか。
このサイトをDJなりに解釈すると、むしろフラットサーブに少しだけトップスピン回転を加えたサーブと受け取れる。変化の方向は左ではなく右だ。
日本の雑誌社に掲載された例では、
「スライスサーブに縦回転を加えたもの」とか、
「ラケットを2時の角度に入れていく」と言った抽象的な解説ばかりで
明確に回転軸が推測できる解説にお目にかかれていない。
スピンサーブのスイングで打点を高く取ると、回転軸としてはかなり立ってくる。
スライスに縦回転を加えたと言う解説は、この打法なら頷ける。
しかしtenniscourtoath.netがトップスライスだと言う回転軸15~20°くらいのボールはどう打つのだ?
トップスピンのスイングなら、45°のキックサーブよりさらに打点を低くしなければならない。
フラットを打つスイングで、後から前1時方向へこすり上げるように捕らえれば、20度近辺の回転軸(右図)は得られそうな気がする。
しかし、まだこの回転軸のボールを確かに打てたと言う実感が持てない。
自分が確信を持って打つ事が出来ないサーブを、これが「トップスライス」だ、などと言える訳がない。
興味を持っていただき、また論理的な解説をありがとうございました。
サーフェースによる摩擦の関係はかなりあると考えています。
回転力と推進力の相関も。
故にコメント全般、特に、下記のコメントは頷けます。
『コートサーフェイスが摩擦の少ない時には上滑りして左へ、
摩擦が多ければ右へ行くことになります』
真上から下に落ちるケースなら回転軸と回転方向だけに依存しそうに思いますが、
サーブはやはり進行方向へのスピード、着地点への入射角も大いに関ってくるだろうなと、おぼろげながら考えていました。
『意識的にトップスピンの回転軸でやや押さえつけ気味にやや高めの打点から弾道を低く打ったものをトップスライスというのかも?』
と言う説も、決め付けでは無い奥ゆかしさで、なるほどと感じました。
実験データがあるといいですね。
テニスクラシックあたりが特集で取り上げてくれたらなぁと思っているのですが・・・。
・回転軸0°の順スピン
バウンド時に回転方向が逆転し、バックスピンになります。おそらく摩擦係数が小さいと回転数の減少も小さく逆回転まで行かないと考えられます。
・回転軸90°のスライス回転
なんとバウンドしても回転方向が変化しません。摩擦が効きにくいから? 確かに実効摩擦係数?が小さいのであれば、バウンドの変化は期待出来ませんね。また、回転方向が変化しないからバウンド前もバウンド後も左へカーブし続けるのかも。
回転軸角度が小さいほど実効摩擦係数が大きくなり、キックが大きくなる、ハードの方がローンより跳ねるのも摩擦係数が大きいから。と言えるのでは無いでしょうか?
回転軸角度が小さい領域では、キックが大きく、回転軸角度の増加につれキック自身は小さくなりつつキックの方向は右へ変わります。
また、いずれにしてもこれらは全てカーブ回転なので軌道の変化により入射角は右からに変化しており、反射角は左に向きます。回転軸0°では、左右変化なし、鋭く落ちてキックに寄与。回転軸角度が大きいほど左に大きく変化。
軌道の変化とキック方向の変化、この二つを合わせると、回転軸角度が0°付近では右に跳ねるが、90°に行くまでのどこかで左に跳ねるようになる事が説明出来ます。どこで切り替わるかはコートの摩擦係数による。
どうですか?
・回転軸0°の順スピン
バウンド時に回転方向が逆転し、バックスピンになります。
との事ですが・・・
バックスピンもバウンド後の回転はトップスピンに変わりますが、順スピンがバックスピンになると言うのは不思議ですね。スパーボール特有の現象でしょうか。
スーパーボールの固さはどの程度だったか忘れましたが、接地部はあまりつぶれる事はなさそうですね。
テニスボールだと、スピードやサーフェースの固さに応じてボールのつぶれ方が変わります。
そのつぶれ方によっても接地部から受ける抵抗が変わってくるはずですね。
ご推測に間違いは無いと思います。
摩擦係数が大きいほど回転力(回転方向と回転速度)の影響を受ける。
摩擦係数が小さいと推進力の影響が優る。
と言う事なのだと思います。