2007年11月30日
【 ボールの回転軸とバウンド後の変化の方向 】
回転軸は、傾きが0°から360°まで変化しても、
進行方向に対して直交する事に変わりは無い。
右図のように回転軸と進行方向が一致(緑↑)する
ジャイロボールはラケットでは打ち出せない。
しかし、ジャイロボールがもし打てたら、
バウンド後は右へ鋭くキックすることだろう。
回転軸0°のトップスピンは、バウンド後、進行方向へ向かって大きく跳ねる。
サーブでは、流石に0°のトップスピンは無理だ。
回転軸は30~45°と云うところだろうか。
この範囲なら、バウンド後進行方向右へ変化(キック)する。
回転軸60°でも、変化の方向はまだ右だ。
60°を正確に計測した訳ではなく、打点を高くして試した結果だが・・・
しかし回転軸90°のサイドスピンは、バウンド後、進行方向左へ変化する。
回転軸60°と90°の間に、バウンド後の変化が右から左へ切り替わる分岐点がある。
近年流行だと言われるトップスライスサーブはどちらに変化するのか?
未だにトップスライスサーブがどのようなサーブなのか納得できる解説にお目にかかれない。
ある雑誌によればボールの2時方向を打つと言う。
2時なら回転軸は60°で、変化の方向は右だ。
トップスピンサーブの回転軸が立って来て、キックよりもスピードを重視したサーブがトップスライスだと言うなら、それはそれで定義としては明確だが、左へ変化すると言う人も居るから判らない。
左への変化ならスライスサーブでは無いのか?
「スライスサーブに縦回転を加えたサーブ」などと言う解説もあった。
スイングの方向とボールのどこを叩くかでサーブの弾道・回転軸は様々だ。
フラット、スライス、トップスピンの3種はあくまで大まかな分類に過ぎない。
敢えてトップスライスと言う呼称を加えるなら、定義は明確で有るべきだ。
前回コラム(11.21)へのコメントで、tenniscourtoath.netの情報提供をいただいた。
The Top Slice Serve の解説によれば「女性のトッププレーヤーが最も使っている普遍的なサーブであり、習得も難しくない」・・・と。
Ball Spin の解説では、twist が45°方向、Top Slice は2時ではなく12時(図ではnorth:北)に寄った方向を示している。回転軸は15~20°くらいだろうか。
このサイトをDJなりに解釈すると、むしろフラットサーブに少しだけトップスピン回転を加えたサーブと受け取れる。変化の方向は左ではなく右だ。
これまで雑誌で得られた情報とは異なるのでまたまた混乱して来たが、もう少し打ち込んで試してからDJなりの定義を明示したい。
進行方向に対して直交する事に変わりは無い。
右図のように回転軸と進行方向が一致(緑↑)する
ジャイロボールはラケットでは打ち出せない。
しかし、ジャイロボールがもし打てたら、
バウンド後は右へ鋭くキックすることだろう。
回転軸0°のトップスピンは、バウンド後、進行方向へ向かって大きく跳ねる。
サーブでは、流石に0°のトップスピンは無理だ。
回転軸は30~45°と云うところだろうか。
この範囲なら、バウンド後進行方向右へ変化(キック)する。
回転軸60°でも、変化の方向はまだ右だ。
60°を正確に計測した訳ではなく、打点を高くして試した結果だが・・・
しかし回転軸90°のサイドスピンは、バウンド後、進行方向左へ変化する。
回転軸60°と90°の間に、バウンド後の変化が右から左へ切り替わる分岐点がある。
近年流行だと言われるトップスライスサーブはどちらに変化するのか?
未だにトップスライスサーブがどのようなサーブなのか納得できる解説にお目にかかれない。
ある雑誌によればボールの2時方向を打つと言う。
2時なら回転軸は60°で、変化の方向は右だ。
トップスピンサーブの回転軸が立って来て、キックよりもスピードを重視したサーブがトップスライスだと言うなら、それはそれで定義としては明確だが、左へ変化すると言う人も居るから判らない。
左への変化ならスライスサーブでは無いのか?
「スライスサーブに縦回転を加えたサーブ」などと言う解説もあった。
スイングの方向とボールのどこを叩くかでサーブの弾道・回転軸は様々だ。
フラット、スライス、トップスピンの3種はあくまで大まかな分類に過ぎない。
敢えてトップスライスと言う呼称を加えるなら、定義は明確で有るべきだ。
前回コラム(11.21)へのコメントで、tenniscourtoath.netの情報提供をいただいた。
The Top Slice Serve の解説によれば「女性のトッププレーヤーが最も使っている普遍的なサーブであり、習得も難しくない」・・・と。
Ball Spin の解説では、twist が45°方向、Top Slice は2時ではなく12時(図ではnorth:北)に寄った方向を示している。回転軸は15~20°くらいだろうか。
このサイトをDJなりに解釈すると、むしろフラットサーブに少しだけトップスピン回転を加えたサーブと受け取れる。変化の方向は左ではなく右だ。
これまで雑誌で得られた情報とは異なるのでまたまた混乱して来たが、もう少し打ち込んで試してからDJなりの定義を明示したい。
最近「軸」関連の記事が多いので、実は気になってることがあって書き込みです。
Youtubeだか他の動画サービスだか忘れてしまったのですが・・・、引退した野球選手の変化球の秘密を暴くという番組(?)の動画で、スーパースローで撮ったところ、ボールの回転軸が途中で変わったんです!シンカーだったかカーブだったか普通の変化球なのですが、途中からジャイロ回転に近い回転になってスタジオ大騒ぎでした。
私が野球に詳しくないのでその投手が誰だったか覚えていないために再度探したのですが見つかりませんでした・・・
証拠の提示できない中途半端な情報で申し訳ないですm(__)m
ただ、実際回転軸が飛んでる間に変わるという可能性がテニスでもあるかも??と思いました。どこの雑誌も書いていませんが(^^;)
野球のボールは縫い目が出っ張っているので、握り方次第で空気抵抗の受け方が違い、変化のしかたも色々だと聞いた事があります。
ボーリングでマイボールを作った方ならご存知でしょうが、球芯と重心を意図的にズラしたボールが有ります。レーンのワックス効果とズレた重心の効果とでピンの近くで急速に回転軸が変わってフックするボールが投げられます。
野球の硬球も確か芯が詰まっているので、微妙に重心がズレていたりすると変化も多様になるでしょうね。
テニスで回転軸が変化すると言う説は、にわかには信じがたいですが、空気抵抗を受けている事は間違いないので、軸が全く変化しないと言う説の方がむしろ疑問符が付くかもしれませんね。
問題はどう打ったらどれくらい変わるか・・・ですね。
雑誌は似たような特集ばかり繰り返さず、この種の科学的な検証をもっと取り上げて欲しいものです。
http://jp.youtube.com/watch?v=5-mkW5xFB_s
5分目あたりからスロー映像になります。
ただし・・・途中で軸が変わったのではなさそうな解説を最後の先生がされてますね。
あやふやな記憶でコメントしてしまいすみませんでした。
ありがとうございました。
以前にもこの話題に食いついた覚えが・・・(笑)
自分の言葉から受けるイメージとしては、
「スライスサーブ」・・・バウンドしてから左へ低いバウンドで滑っていく
「トップスライス」・・・バウンドしてから左へやや撥ねていく
って感じでしょうか。
あと、そうですね~、自分の中でのスピンサーブのイメージは、
DJさんがおっしゃってる、
>回転軸は30~45°と云うところだろうか。
よりも回転軸が進行方向に少しずれる感じですね。
(図の回転軸の矢印の先が進行方向へ、矢印の根元が手前へ)
同じように考えると、トップスライスサーブの場合は、
回転軸は進行方向と直交するイメージかな?
なかなか表現が難しいですね。
自分はスピンサーブを打とうとして、体が早く開いちゃうと、
ボールの左側をヒットできずに、ボールの右側へラケットが入って、
縦回転の混じったスライスサーブに結果的になっちゃいます。
(バウンドは左側へバウンドしていきます)
自分の中でのトップスライスのイメージはこのバウンドですねぇ~。
回転軸が進行方向とあまりずれていない場合は、
回転の方向による影響よりも、空中を飛んでいる間の軌道の影響の方が
大きそうですね。
長文となってしまい、すみません。
本コラム上段の図は、ジャイロボールをイメージしたもので、
緑色の矢印は進行方向と一致している回転軸を示したものです。
DJの考察では、よほど高い打点からの打ち下ろしでない限り、回転軸が進行方向へ倒れるボールはラケットでは打ち出せない・・・との結論に至りました。
「バウンド後に変化する方向は・・・」が今回のメインテーマでしたが、
しんころさんご指摘の『空中を飛んでいる間の軌道の影響』・・・は、同感です。
12月7日付けコラムご参照いただければ幸いです。