2006年11月30日
サイドスピンストローク・・・補足
11月16日付けのコラムで
「ボールの右下を、叩くというより削ぐようにすくい上げます」
と書きましたが、
まだスイングのイメージがつかめない、
カスルだけでボールが前へ飛ばない、
或いはサイドスピンが掛からないという人が居るようですね。
前回のイラストに面の動きのイメージを追加しました。
どうでしょう。前回よりイメージが描けるようになったでしょうか?
「ラケットがボールの右サイドに入ったら一気に面を開きます(ネットに正対させます)」
特にインパクト直前の④辺りからが、削ぐようなスイングの佳境です。
飛ばしたい方向によっては、開き加減を文字通り加減します。
打点はとにかく低く、ツーバウンドする直前をかろうじて拾うと上手く行きます。
「ボールの右下を、叩くというより削ぐようにすくい上げます」
と書きましたが、
まだスイングのイメージがつかめない、
カスルだけでボールが前へ飛ばない、
或いはサイドスピンが掛からないという人が居るようですね。
前回のイラストに面の動きのイメージを追加しました。
どうでしょう。前回よりイメージが描けるようになったでしょうか?
「ラケットがボールの右サイドに入ったら一気に面を開きます(ネットに正対させます)」
特にインパクト直前の④辺りからが、削ぐようなスイングの佳境です。
飛ばしたい方向によっては、開き加減を文字通り加減します。
打点はとにかく低く、ツーバウンドする直前をかろうじて拾うと上手く行きます。
2006年11月22日
バックハンドストロークスライスショット
「スライス」・・・サーブならサイドスピンですが、ストロークではバックスピン回転ですね。
回転方向を指すのではなくボールを削ぐようなスイングに由来しているのでしょうか。
さて、皆さんはバックハンドスライスを打ちますか?
ダブルハンドの人は滅多に使わないかも知れませんね。
下図は、右利きの人のバックハンドスライスのスイングを右側面から見たイメージです。
No.1~8までのグレーの縦線を横切る赤いラインがスイング軌道。
グレーの縦線上に配した鶯色の短い線がラケット面。インパクト時のNo.5だけ赤色です。
Aはテークバックで開いた面をインパクトに向けて立てて行きます。
Bはテークバックからインパクトまで面の向きが変わりません。
ABどちらが強いバックスピンが掛かるか、一目瞭然ですよね。
一貫して面の向きが変わらないBでは、当然ながらラケットの下側のフレームと上側のフレームのスイングスピードは同じです。
しかしAでは、上側のフレームがより長い距離を振られるため下側のフレームよりスピードが速くなります。図では徐々に面を起しているように描いていますが、実際にはボールの下半分を下側フレームで削ぐようにスイングを開始し、サーブの回内と同様に、可能な限りインパクト直前で面を立てる事により、より鋭く伸びのあるバックスピンが掛かるようになります。
初めてバックハンドスライスにチャレンジする方は、いきなりAのスイングを目指すのではなくBのスイングから徐々にAへトライしてみて下さい。
ちなみに図はスペースの都合でNo.8で終わっていますが、深いボールを打つ場合はフォロースルーは出来るだけネット方向に長くとりましょう。
ラケットヘッドが打球方向を指すように。
シュティヒーグラフを想い出してください。
クローズドスタンスで右肩越しにボールを見て、右足に重心を移しながらスイングします。
インパクト後も身体を開かないようにしましょう。
アプローチショットとして使う場合は、キャリオカステップを使います。
因みに、テニス365レッスンメニューの中にもスライス編があります。
Vol.2片手打ちバックハンドのキーポイント:下巻(スライス編)
この中でインパクト後のスイングを合成したフェデラーの写真が使われているのですが、ブロックリターンかドロップショットのスイングではないかと思うのですがいかがでしょうか。
いずれにしても長い距離を飛ばすショットではなさそうです。
テニス365スタッフの方にお願いです。
グラフのバックハンドスライスの連続写真があったら是非レッスンのコンテンツに掲載していただけないでしょうか。
回転方向を指すのではなくボールを削ぐようなスイングに由来しているのでしょうか。
さて、皆さんはバックハンドスライスを打ちますか?
ダブルハンドの人は滅多に使わないかも知れませんね。
下図は、右利きの人のバックハンドスライスのスイングを右側面から見たイメージです。
No.1~8までのグレーの縦線を横切る赤いラインがスイング軌道。
グレーの縦線上に配した鶯色の短い線がラケット面。インパクト時のNo.5だけ赤色です。
Aはテークバックで開いた面をインパクトに向けて立てて行きます。
Bはテークバックからインパクトまで面の向きが変わりません。
ABどちらが強いバックスピンが掛かるか、一目瞭然ですよね。
一貫して面の向きが変わらないBでは、当然ながらラケットの下側のフレームと上側のフレームのスイングスピードは同じです。
しかしAでは、上側のフレームがより長い距離を振られるため下側のフレームよりスピードが速くなります。図では徐々に面を起しているように描いていますが、実際にはボールの下半分を下側フレームで削ぐようにスイングを開始し、サーブの回内と同様に、可能な限りインパクト直前で面を立てる事により、より鋭く伸びのあるバックスピンが掛かるようになります。
初めてバックハンドスライスにチャレンジする方は、いきなりAのスイングを目指すのではなくBのスイングから徐々にAへトライしてみて下さい。
ちなみに図はスペースの都合でNo.8で終わっていますが、深いボールを打つ場合はフォロースルーは出来るだけネット方向に長くとりましょう。
ラケットヘッドが打球方向を指すように。
シュティヒーグラフを想い出してください。
クローズドスタンスで右肩越しにボールを見て、右足に重心を移しながらスイングします。
インパクト後も身体を開かないようにしましょう。
アプローチショットとして使う場合は、キャリオカステップを使います。
因みに、テニス365レッスンメニューの中にもスライス編があります。
Vol.2片手打ちバックハンドのキーポイント:下巻(スライス編)
この中でインパクト後のスイングを合成したフェデラーの写真が使われているのですが、ブロックリターンかドロップショットのスイングではないかと思うのですがいかがでしょうか。
いずれにしても長い距離を飛ばすショットではなさそうです。
テニス365スタッフの方にお願いです。
グラフのバックハンドスライスの連続写真があったら是非レッスンのコンテンツに掲載していただけないでしょうか。
2006年11月16日
サイドスピンストローク
右利きの人がバックハンドで強い横回転(反時計回り)を掛けると、バウンド後相手の右へキックするボールになります。フォアサイド側にバウンドさせると相手から逃げるようにキックします。相手のバックサイドを狙うと、バックハンドで取ろうと構えた相手の裏をかきフォアサイド側へ食い込んいきます。もちろんサイドスピンを見透かされると裏をかいた事にはなりませんが・・・。
ボールの右下を、叩くというより削ぐようにすくい上げます。スイングは、肩を支点に振り子のように後から右前へ振ります。右図、青の点線は上から見たラケットヘッドの動きです。図のラケットはインパクトの瞬間を後から見た向きになりますから、かなり縦に使う事になります。
ラケットは、インパクト直前まではフェースを完全に左に向けて、空手チョップのようにエッジから振り出し、ヒットする瞬間に相手側に45°程度開いて押し出します。
インパクトに向かってヘッドをほぼ真下に向かって振り出しますから打点はかなり低くなります。低い方が打ち易いという事です。
打点が高くなっても肘を上手くたためば可能ではありますが、一般的にはラケットが寝てきてしまい、アンダースピンになってしまいます。
ボールの回転方向はスライスサーブとほとんど同じ、反時計回りで浮き上がるような回転になりますから、面が開くのが早すぎてフラットに当ると回転は掛かりません。
フォアハンドではアンダーサーブでも使えます。
ボールの右下を、叩くというより削ぐようにすくい上げます。スイングは、肩を支点に振り子のように後から右前へ振ります。右図、青の点線は上から見たラケットヘッドの動きです。図のラケットはインパクトの瞬間を後から見た向きになりますから、かなり縦に使う事になります。
ラケットは、インパクト直前まではフェースを完全に左に向けて、空手チョップのようにエッジから振り出し、ヒットする瞬間に相手側に45°程度開いて押し出します。
インパクトに向かってヘッドをほぼ真下に向かって振り出しますから打点はかなり低くなります。低い方が打ち易いという事です。
打点が高くなっても肘を上手くたためば可能ではありますが、一般的にはラケットが寝てきてしまい、アンダースピンになってしまいます。
ボールの回転方向はスライスサーブとほとんど同じ、反時計回りで浮き上がるような回転になりますから、面が開くのが早すぎてフラットに当ると回転は掛かりません。
フォアハンドではアンダーサーブでも使えます。
2006年11月09日
テニスボールを半分に切断して
ボールを半分に割った事ありますか?
今年の春先、ある目的で12個ほどのボール切断に挑戦しました。1個目はいきなり目分量で切り出しましたが、均等には行きませんでした。2個目以降は、タコ糸とマジックを使って破断線を書いてから切りました。カッターナイフを使いましたが結構ゴムが固くて手が痛くなりました。
右の写真が半分に切断したものです。
FORTとSt.はゴムの色もほとんど同じで差が認められませんでしたが、XT8は色も違いゴムに厚みがありました。が・・・それはどうでもいいんです。
さて、何故ボールを半分に切断したのか・・・
そうです。ladderの代用品としてAgilityTraining:アジリティトレーニングに使っています。半分に割ったボールを50~60cm間隔に縦に並べて行います。
遠くから見るとボールがコートに埋まっているように見えます。
24個あると、およそ12mネットとベースライン間の距離に相当します。サイドステップ、片足スキップ、両足スキップ(つま先を開かない)、ボールの横をスキーのウエーデルンの要領でジグザグ(右左)にスキップ(片足でも)等。
写真のようにSquareに配置して中央に立ち、前のボールをジャンプして戻り、右のボールをジャンプして戻り、後、左と連続で行います。(逆回りも)
Hexagonに配置すると難易度がグッと高まります。
SPORTS AUTHORITYでは、ボール20個でガット張り工賃1回無料となるTENNIS BALL RECYCLEというサービスを行っています。工賃は800円ですから、1個40円で引き取ってくれる事になります。これは大変ありがたいサービスです。
今年の春先、ある目的で12個ほどのボール切断に挑戦しました。1個目はいきなり目分量で切り出しましたが、均等には行きませんでした。2個目以降は、タコ糸とマジックを使って破断線を書いてから切りました。カッターナイフを使いましたが結構ゴムが固くて手が痛くなりました。
右の写真が半分に切断したものです。
FORTとSt.はゴムの色もほとんど同じで差が認められませんでしたが、XT8は色も違いゴムに厚みがありました。が・・・それはどうでもいいんです。
さて、何故ボールを半分に切断したのか・・・
そうです。ladderの代用品としてAgilityTraining:アジリティトレーニングに使っています。半分に割ったボールを50~60cm間隔に縦に並べて行います。
遠くから見るとボールがコートに埋まっているように見えます。
24個あると、およそ12mネットとベースライン間の距離に相当します。サイドステップ、片足スキップ、両足スキップ(つま先を開かない)、ボールの横をスキーのウエーデルンの要領でジグザグ(右左)にスキップ(片足でも)等。
写真のようにSquareに配置して中央に立ち、前のボールをジャンプして戻り、右のボールをジャンプして戻り、後、左と連続で行います。(逆回りも)
Hexagonに配置すると難易度がグッと高まります。
SPORTS AUTHORITYでは、ボール20個でガット張り工賃1回無料となるTENNIS BALL RECYCLEというサービスを行っています。工賃は800円ですから、1個40円で引き取ってくれる事になります。これは大変ありがたいサービスです。
2006年11月01日
並行陣 vs 雁行陣の練習パターン
ABがイージーボールを確実に仕留める練習もやっておきたいですね。
Cからの球出しは甘めのストロークとロブ。
Dのポジションはデンジャラスですが、百戦錬磨の皆さんなら易々と仕留めさせはしませんよね。
もちろんこのポジションに居続けなければならない訳ではないので、特にロブを上げた場合などは、Dの動き次第でABの攻め方も変わってくるでしょう。
一発で決めようとしてネットに掛けてしまったり、サイドラインを割ったりと、もったいないミスも案外でるものです。
かと言って、慎重になる余りCへのつなぎのボレーを打つのはいただけません。
このような実戦的な場面で活かせるように、ドロップボレーやアングルボレー、逆クロスへのボレー、もちろんスマッシュの精度を高める練習もやっておきたいですね。
Cからの球出しは甘めのストロークとロブ。
Dのポジションはデンジャラスですが、百戦錬磨の皆さんなら易々と仕留めさせはしませんよね。
もちろんこのポジションに居続けなければならない訳ではないので、特にロブを上げた場合などは、Dの動き次第でABの攻め方も変わってくるでしょう。
一発で決めようとしてネットに掛けてしまったり、サイドラインを割ったりと、もったいないミスも案外でるものです。
かと言って、慎重になる余りCへのつなぎのボレーを打つのはいただけません。
このような実戦的な場面で活かせるように、ドロップボレーやアングルボレー、逆クロスへのボレー、もちろんスマッシュの精度を高める練習もやっておきたいですね。