2007年02月20日
スライディングステップ:sliding step
コートカバー力を養うフィジカルトレーニングも兼ねた練習メニューです。
シングルス左右サイドライン際への振り回し10球で行います。
右図AのようにTゾーンの後からスタートします。
コーチCは手出しで、1セット目は左右交互に、2セット目以降慣れてきたら逆を突く球出しも織り交ぜて。
厳しすぎる球出しでは結果的に走らずにあきらめてしまうので練習になりません。
10球連続休む間の無いタイミングで、Aのフットワーク力に応じたぎりぎりの配球(球出し)を行います。
Aの返球は原則としてロブ。ネットの向こうに前衛を立たせておくと効果的です。
拾ってすぐに逆サイドへ走って次のボールを拾わなければならないので、必要以上にワイドへ走りすぎてはダメですよね。
そのため最後の一歩を 大きく踏み出してsliding step にする必要があります。クレーコート育ちの方なら習うともなく身に付いたステップだと思いますが、右利きの場合フォアもバックもスライドする足は右が基本です。スライドしながら拾って、直後にストップし、態勢スタンスを整えオープンコートをカバーします。
拾えると判断したらとにかく走る。そして一球拾って安堵せず次に備える。
シングルスプレーヤーでなくとも身に付けたいフットワークです。
あきらめない気持ちとフットワークを養える最高のメニューですよ。
シングルス左右サイドライン際への振り回し10球で行います。
右図AのようにTゾーンの後からスタートします。
コーチCは手出しで、1セット目は左右交互に、2セット目以降慣れてきたら逆を突く球出しも織り交ぜて。
厳しすぎる球出しでは結果的に走らずにあきらめてしまうので練習になりません。
10球連続休む間の無いタイミングで、Aのフットワーク力に応じたぎりぎりの配球(球出し)を行います。
Aの返球は原則としてロブ。ネットの向こうに前衛を立たせておくと効果的です。
拾ってすぐに逆サイドへ走って次のボールを拾わなければならないので、必要以上にワイドへ走りすぎてはダメですよね。
そのため最後の一歩を 大きく踏み出してsliding step にする必要があります。クレーコート育ちの方なら習うともなく身に付いたステップだと思いますが、右利きの場合フォアもバックもスライドする足は右が基本です。スライドしながら拾って、直後にストップし、態勢スタンスを整えオープンコートをカバーします。
拾えると判断したらとにかく走る。そして一球拾って安堵せず次に備える。
シングルスプレーヤーでなくとも身に付けたいフットワークです。
あきらめない気持ちとフットワークを養える最高のメニューですよ。
2007年02月15日
ダブルスの前衛ポジション
良く採用するお馴染みのスターティングポジションです。
ダブルスでサーブを待ち受ける時の基本的な陣形ですが、Aサーバーの時、Bはかなりネットに近いポジションをとります。
では何のためにここに居るのでしょうか?
Bの立場で怖い思いをした事はありませんか?
Dからリターンのアタックで痛い思いをした事は?
たとえサービスサイドとは言え、Aのサーブが入れに行くだけの威力のない場合などは、このポジションが適切とは言えません。
あからさまにぶつけてくる人はそうは居ないでしょうが、ムザムザ標的にされるより、2バックでまず守れる体勢をとるのも一法です。
リターンサイドの前衛Cも難しいポジションですね。
あなたの基本的なポジションはサービスラインの内側、それとも外側、あるいは図のポジションよりもさらにネット寄りに居るというならかなりのダブルス巧者ですね。
ポーチの標的にされた経験をお持ちの方は多いはずです。
Aのサーブに威力があってDがリターンをコントロールできない事が明白な場合、前衛ポジションに居るのは無謀です。
レシーブ時の2バックはプロの試合でも時折見かけます。
怖かったら下がりましょう。2バックでまず守り、チャンスと判断したら2アップに転換する。
今攻める時か、守る時か、その判断によってポジションを変えてみましょう。
パートナーとのコンビネーションがかみ合ってくると益々ダブルスは面白いですね。
ダブルスでサーブを待ち受ける時の基本的な陣形ですが、Aサーバーの時、Bはかなりネットに近いポジションをとります。
では何のためにここに居るのでしょうか?
Bの立場で怖い思いをした事はありませんか?
Dからリターンのアタックで痛い思いをした事は?
たとえサービスサイドとは言え、Aのサーブが入れに行くだけの威力のない場合などは、このポジションが適切とは言えません。
あからさまにぶつけてくる人はそうは居ないでしょうが、ムザムザ標的にされるより、2バックでまず守れる体勢をとるのも一法です。
リターンサイドの前衛Cも難しいポジションですね。
あなたの基本的なポジションはサービスラインの内側、それとも外側、あるいは図のポジションよりもさらにネット寄りに居るというならかなりのダブルス巧者ですね。
ポーチの標的にされた経験をお持ちの方は多いはずです。
Aのサーブに威力があってDがリターンをコントロールできない事が明白な場合、前衛ポジションに居るのは無謀です。
レシーブ時の2バックはプロの試合でも時折見かけます。
怖かったら下がりましょう。2バックでまず守り、チャンスと判断したら2アップに転換する。
今攻める時か、守る時か、その判断によってポジションを変えてみましょう。
パートナーとのコンビネーションがかみ合ってくると益々ダブルスは面白いですね。
2007年02月08日
練習メニュー:グランドスマッシュ
グランドスマッシュを打つ事はありますか?
高く上がったロブのスマッシュは落下速度が速くなり難易度も高くなります。
20mまで上がったロブだとバウンド直前で時速72km程度に達します。
10mなら時速36km、5mなら18km程度になります。
20mまで上がったロブでも、バウンド後は10m未満しか弾みませんから、一度バウンドさせた方が格段にスピードダウンしタイミングが取り易くなります。
ベースラインのうしろからネット越しに自分でトスを上げてダイレクトスマッシュを打ってみましょう。スライス回転を掛けたいのでトスを思い切り右前に上げ、左足を踏み込んでスイングしてください。
サーブと似たような練習ですが、サーブとの根本的な相違点は左足です。サーブでは軸として動かしてはいけない左足ですが、スマッシュ、特にグランドスマッシュでは左足の踏み込みが鍵です。
なぜスライス回転を掛けるのか?
サービスラインの内側から打てるような浅いロブならフラットで叩きつける事が出来ますが、深いポジションからだと、フラットでスピードを上げるほどアウトのリスクが高まります。長さを抑えようとするとネットに・・・。
サーブ同様、ネットの上0.5~1mを通しても入るためには回転で落下させる必要があるわけです。
インパクトポイントを立ち位置の30~50cm右前において、ボールの右半分を叩くつもりでスイングしてみましょう。
左足の踏み込みとインパクトがシンクロすればむきになってスイングしなくても打球に威力が増します。
もちろんスイングが早いほどスピードも回転も増しますが・・・。
ネット越しの球出し練習では、ダイレクトスマッシュ同様、落下点に素早く下がることが成功の秘訣です。
グランドスマッシュの場合は、ワンバウンド地点ではなくツーバウンド地点を予測して下がっておき、踏み込んで打てる余地を作りましょう。
そして下がりながら左手の指差しの構えを素早く作ります。左手をボール方向に指して出来るだけ伸ばすことで、ボールとの距離が測れます。左肩がやや上がり相対的に右肩が下がった体勢になりますが、右肘は肩の高さまで上げます。
実戦的にグランドスマッシュを打つ練習もやってみましょう。
2アップ陣形から球出し(前衛A頭越えのロブ)で始めます。
ロブの高さ、深さ、コースを変えて、プレースメントの対応力を試します。
高いロブに余裕で追いつけた時はグランドスマッシュにトライします。
スマッシュが無理でもしっかりスイングできそうならCD のポジション次第で、隙を付いてショートクロスやダウンザラインへのパス。もちろんセンターも狙い目。
追いつくのがやっとのロブなら、ロブで切り返し陣形を立て直します。
大事なのはイージボールを与えない事。
それ以前にアウト・ネットでポイントを失わない事。
グランドスマッシュを打ってもそれで決まると考えずフォローのポジショニングを怠らない事。
もちろん A のポジショニングも重要ですね。
高く上がったロブのスマッシュは落下速度が速くなり難易度も高くなります。
20mまで上がったロブだとバウンド直前で時速72km程度に達します。
10mなら時速36km、5mなら18km程度になります。
20mまで上がったロブでも、バウンド後は10m未満しか弾みませんから、一度バウンドさせた方が格段にスピードダウンしタイミングが取り易くなります。
ベースラインのうしろからネット越しに自分でトスを上げてダイレクトスマッシュを打ってみましょう。スライス回転を掛けたいのでトスを思い切り右前に上げ、左足を踏み込んでスイングしてください。
サーブと似たような練習ですが、サーブとの根本的な相違点は左足です。サーブでは軸として動かしてはいけない左足ですが、スマッシュ、特にグランドスマッシュでは左足の踏み込みが鍵です。
なぜスライス回転を掛けるのか?
サービスラインの内側から打てるような浅いロブならフラットで叩きつける事が出来ますが、深いポジションからだと、フラットでスピードを上げるほどアウトのリスクが高まります。長さを抑えようとするとネットに・・・。
サーブ同様、ネットの上0.5~1mを通しても入るためには回転で落下させる必要があるわけです。
インパクトポイントを立ち位置の30~50cm右前において、ボールの右半分を叩くつもりでスイングしてみましょう。
左足の踏み込みとインパクトがシンクロすればむきになってスイングしなくても打球に威力が増します。
もちろんスイングが早いほどスピードも回転も増しますが・・・。
ネット越しの球出し練習では、ダイレクトスマッシュ同様、落下点に素早く下がることが成功の秘訣です。
グランドスマッシュの場合は、ワンバウンド地点ではなくツーバウンド地点を予測して下がっておき、踏み込んで打てる余地を作りましょう。
そして下がりながら左手の指差しの構えを素早く作ります。左手をボール方向に指して出来るだけ伸ばすことで、ボールとの距離が測れます。左肩がやや上がり相対的に右肩が下がった体勢になりますが、右肘は肩の高さまで上げます。
実戦的にグランドスマッシュを打つ練習もやってみましょう。
2アップ陣形から球出し(前衛A頭越えのロブ)で始めます。
ロブの高さ、深さ、コースを変えて、プレースメントの対応力を試します。
高いロブに余裕で追いつけた時はグランドスマッシュにトライします。
スマッシュが無理でもしっかりスイングできそうならCD のポジション次第で、隙を付いてショートクロスやダウンザラインへのパス。もちろんセンターも狙い目。
追いつくのがやっとのロブなら、ロブで切り返し陣形を立て直します。
大事なのはイージボールを与えない事。
それ以前にアウト・ネットでポイントを失わない事。
グランドスマッシュを打ってもそれで決まると考えずフォローのポジショニングを怠らない事。
もちろん A のポジショニングも重要ですね。
2007年02月01日
練習メニュー:スマッシュ・・・2アップvs3バック
図のようにAB2アップ、CDE3バックでのスマッシュ練習です。
ルールはひとつだけ。
CDEは出来るだけサービスラインの内側に落ちるロブを上げます。
つまりABに打たせてやるイージロブを上げるという事です。
万が一深いロブになってABを抜いてしまっても、ベースラインに留まってロブ上げに徹します。
ABはもちろんスマッシュで、3本以内に決める事を目標にします。
逆にベースライン3人はとにかく簡単に決めさせないよう、必死で拾います。
結果として深いロブになってしまうのはOKです。
ABは深いロブで抜かれたら、つないで再びネットに詰めます。
5人の技量次第ですがベースラインに3人居るとなかなかエースは取れないものですよ。
ルールはひとつだけ。
CDEは出来るだけサービスラインの内側に落ちるロブを上げます。
つまりABに打たせてやるイージロブを上げるという事です。
万が一深いロブになってABを抜いてしまっても、ベースラインに留まってロブ上げに徹します。
ABはもちろんスマッシュで、3本以内に決める事を目標にします。
逆にベースライン3人はとにかく簡単に決めさせないよう、必死で拾います。
結果として深いロブになってしまうのはOKです。
ABは深いロブで抜かれたら、つないで再びネットに詰めます。
5人の技量次第ですがベースラインに3人居るとなかなかエースは取れないものですよ。