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DJMcEn
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◇第3セット第7ゲーム 15-30:杉山◇

あの時あの場面・・・137
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g7_p41st フラットサーブがBlack の正面を突く。
サイドステップで一歩右に寄り、ダブルバックのリターンを選択したBlack
しかしSrebotnik が動く。センターベルト上を通るリターンにシングルハンドでバックの面を合せ、Huber の前へ。
足元までは届かず、かなり手前でバウンドしてサイドへ逃げて行くボールに、Huber 反応良く下がりながらフォアの面を軽く合せただけでクロスに運ぶ。
センターを越えてアドコートへ動いていたSrebotnik 手を出そうとするが届きそうで届かない。
杉山 が懸命に追いフォアのランニングショットをダウンザラインへ。
Huber のボールを見てネットへ詰めていたBlack は、ダウンザラインを当然のように予測し、余裕で踏み込みながらシングルハンドバックのミドルボレーをセンター深くに放つ。
杉山 、懸命に追うが、これは届かない。
Srebotnik のポーチのタイミングは完璧だったが・・・。
ネットへ詰めていたBlack にやはり一日の長があると言うべきか。ポーチは返されると苦しくなるのが定説かも知れない。


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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:56 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第7ゲーム 15-15:杉山◇

あの時あの場面・・・136
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g7_p31st フラットサーブがHuber のバックサイド、センターライン寄りを突く。
Huber は右足をクロスに踏み込み、跳び付くようにダブルバックの面をコンパクトに合せ逆クロス杉山 サイドへリターン。
エンドもサイドもコーナーぎりぎりとなったリターンに、杉山 はステップバックしながらジャンピングライジングショットを放つが、これも深い。
Huber もステップバックしベースラインから大きく離れてフォアのジャンピングショットを放つ。またクロスだ。
ミッドゾーンでバウンドするボールをベースラインの外で引き付けて杉山 も再びクロスに。
Huber 三度杉山 サイドへストロークをつなぎチャンスメークする。
Srebotnik センターに動くがスピードもあり届かない。
サイドライン一杯のボールに、コートの外へ追いかけながらフォアを振り抜く杉山 だが、クロスに運べない。
ダウンザラインを待ち構えているBlack のほぼ正面、何とか足元に沈めるのが精一杯だったか。
Black は余裕のシングルハンドバックのローボレーを面と踏み込みでセンターに運ぶ。
セオリー通りの配球を読んでいた杉山 、緩い弾道のボレーも幸いしてフットワーク良くこのボールに追い付くが、ダブルバックのラケット先端でようやく捕らえたボールは、身を屈めたSrebotnik の頭越しだが、ネットに詰めて待ち構えていたHuber のフォアサイドにお誂えのチャンスボールとなってしまい、落ち着いてオープンコートへ運ばれてしまった。
ダウンザラインへ運べばも挽回のチャンスも生まれたかもしれないが、Black のボレーが決めてとなった感じだった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第7ゲーム 0-15:杉山◇

あの時あの場面・・・135
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g7_p2バックサイドを狙った1st はネットを叩いたがレット。
やり直しの1st はスライスでセンターライン際を攻める。
左・右と大きなサイドステップでセンターに寄り、伸び上がりながらフォアのリターンを逆クロスアレー方向に振り抜いたBlack
しっかり振り上げスピンを掛けたかに見えたリターンだったがボールが持ち上がらず白帯を叩いた。
杉山 にとってはラッキーなポイントだ。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:41 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第7ゲーム 0-0:杉山◇

あの時あの場面・・・134
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g7_p14-2とリードを許し何としてもキープしたい第7ゲームを迎える。
1st はネットを叩いたがレット。
やり直しの1st フラットがバックサイド浅く入る。
Huber スプリットステップの着地で半歩踏み込み、更に右足を踏み込みながらダブルバックのリターンをコンパクトに合せクロスに運びながらネットへ詰める。チップ&チャージだ。
サービスエリア内の浅いリターンに杉山 も左右左とネットへ歩を進め、詰めて来たHuber のフォアサイド足元へハードヒットを沈める。
Huber ローボレーをしっかりブロックしてクロスに返す。
短いショットを打った流れでネットへ動いていた杉山 、詰めながら回り込んでフォアボレーをセンターへ運ぶ。
しかし1st ボレー後センターに寄っていたHuber の悠々守備範囲。腰のやや下の高さのボールにダブルバックのミドルボレーを合せ杉山 のバックサイドへ。
胸の高さに浮いたボールに、杉山 ダブルバックの強打でBlack へのアタックを試みたが、無常にも白帯を叩いて落ちた。

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un forced error
観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第6ゲーム 40-15:Black◇

あの時あの場面・・・133
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g6_p5珍しくトスを上げ直して臨む1st はややスライス気味でSrebotnik の正面からフォアサイドへ流れる。
Srebotnik レディーポジションと同じオープンスタンスのまま、フォアリターンを振り抜き、詰めて来るBlack のフォアサイドへ沈める。
サービスエリアコーナー近くへ沈むリターンに、ローボレーは無理と判断したBlack 、左足を大きく右へクロスに踏み込み方向転換し右を向き、打点を引き付けてハーフボレーで小さく合せただけの面でダウンザラインに運ぶ。
緩い軌道を描いてアレーに落ちたチャンスボールに、杉山 一旦ステップバックしてから踏み込んでダブルバックを振り抜く。ショートクロスだ。
しかし狙いより内側に入ったボールはネットを越えて沈んだものの、センターに寄っていたHuber にも余裕の守備範囲。左足をワイドに踏み込んでシングルハンドでバックローボレーの面を合せ、センター深く運ぶ。ダブルハンドだったら当りが強くなってアウトしたかもしれない。
Srebotnik ステップバックしながらダブルバックを小さく振り抜いてHuber 越しにトップスピンロブを上げた。
Huber クロスステップで追い始めたがウォッチした。
ボールはベースラインを僅かにオーバー。
キープを許してしまった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第6ゲーム 30-15:Black◇

あの時あの場面・・・132
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g6_p4フラットの1st が杉山 のバックサイド、サービスエリアコーナー深くを突く。
アレーに寄り、小さなテークバックからダブルバックのリターンを合せ、クロスに返す杉山
ネットダッシュして来るBlack のバックサイド足元に落とす。
Black バックハンドのハーフボレーの面を巧みにコントロールし、クロス杉山 サイドへ低く運ぶが、浅い。
リターン後アレーに踏みとどまってこのボレーを見届けた杉山 は、サービスラインで弾んだボールにフォアに回り込んだ。ダウンザラインも余裕で狙えたと思うが、選択したショットはHuber へのアタックだ。
しかし、胸の高さに浮いたボールはHuber 余裕のフォアボレーでT ゾーンへ運ばれる。
Black の1st ボレー後、ポジションを上げT ゾーン付近へ寄っていたSrebotnik 、ほぼ足元へ叩き込まれたボールに、腰高で真上から見下ろすような体勢で処理したハーフボレーは、Black サイドのネットへ掛かった。
これはforced error だろう。
杉山 の強攻策が裏目に出た。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第6ゲーム 30-0:Black◇

あの時あの場面・・・131
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g6_p32バックの杉山・Srebotnik
1st は白帯を叩きフォールト。
2nd を前に杉山 ポジションを上げる。
スピンの2nd は、Srebotnik の正面フォア寄りを突き高く弾む。
小さく左・右とサイドステップでアレーに寄り、オープンスタンスのままフォアのリターンを振り切るSrebotnik
そのSrebotnik のスイング始動の直前、センターへポーチに動くHuber
高い打点で振り切ったSrebotnik のリターンは、逆を突く形となり、がら空きのダウンザライン、アレーのど真ん中へ気持ち良く抜けて行った。

古来より、ポーチのタイミングは難しいと言われている。
インパクト後でも間に合うケースも無くはないが、一般的にはそれでは遅い。
レシーバーの眼が最もボールに集中するのが「サーブがバウンドする瞬間」だから、そこが動くタイミングだと言うのが最も理解できる。
コマ送りで再生してみるとそのタイミングが良くつかめる。


Huber はネットポジションで小刻みなステップを続けていたが、Black のサーブが相手コートでバウンドした瞬間からスプリットステップ着地後の体の沈みこみが始まる。当然まだ左足の蹴り出しはしていない。ボールの着地(バウンドの瞬間)から9駒後に頭が右へ動き始める。ポーチへ動くきっかけとなる左足蹴り出しが始まったところだ。テレビ映像は秒30駒と聞いているので、0.3秒後になる。
人間の視覚反応時間(目から得た情報で体のどこかを動かすまでの速さ)は、若い人で0.3秒と言われているから、感覚的にはほぼバウンドの瞬間に動き出す決断をした事になる。
一方のSrebotnik のリターンインパクトは、ボールの着地(バウンドの瞬間)から17駒目、0.57秒後になる。Huber の頭が動き出してから0.27秒後だ。理論的には、動き出したのを見て逆を突いたとも考えられるが、前衛の頭だけの動きならフェイクもある。
Srebotnik はサーブのコースから、ダウンザラインを早い時期に決断していたと見るのが妥当だろう。
Huber の動き出しのタイミングは絶妙だったのだが・・・。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第6ゲーム 15-0:Black◇

あの時あの場面・・・130
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g6_p2Srebotnik はポジションを下げ2バックだ。
1st はサービスラインを越えフォールト。
ここでSrebotnik がサービスライン内側に上がる。
スピンの2nd がバックサイドを突き、アレーへ寄りながらダブルバックのリターンをクロスに振り抜く杉山
サービスエリアコーナー近くで弾んでワイドに逃げるリターンに、Black はコート外へ追い、シングルハンドバックの面を合せ、ストレートへロブを上げる。
Srebotnik まず左足を寄せ、右足を引いてジャンプするがスマッシュは出来ない。ジャンプして目一杯伸ばしたラケットの先でようやく捕らえたボールは、コートに戻って待ち構えるBlack の前、サービスエリア内に落ち高く弾む。
右足を蹴って左足へ重心を移しながら空中でフォアハンドを逆クロスにハードヒットするBlack
リターン後、珍しくネットへ詰めて来た杉山 のほぼ正面へのアタックだ。
左へ体を寄せながらフォアの面でブロックした杉山 だったが、面の手元に当ったボールはクロス方向のネット下へ転がる。至近距離からの強打に面を合せるのはプロでも至難。
これはforced error か。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 10:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第6ゲーム 0-0:Black◇

あの時あの場面・・・129
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

CM を挟んで再開された録画は第4ゲームではなく第6ゲームに飛んでしまっていた。ゲームは相変わらずブレイク合戦のようでBlack・Huber ペアが3-2とリード。
s3g6_p11st スライスサーブが浅くSrebotnik のバックサイド寄り正面を突く。
杉山 はポジションを下げ、2バックだ。
Srebotnik はスプリットステップ後、レディーポジションとまったく同じスタンスで着地し、ダブルバックのリターンを詰めてくるBlack のフォアサイドへ返す。
Black このリターンを十分に引き付けてストレート杉山 の前へ運ぶ。
サービスライン近くに落ちたボレーに杉山 一歩詰めてダブルバックのストロークをストレートBlack へ。
一歩ネットに詰めていたBlack は、1st ボレー同様、スイングのないブロックするフォアボレーで再びストレートへ。シングルスサイドライン上1st よりやや深い2nd ボレーを、杉山 も再びストレートBlack へ。
Black このボールを三度杉山 サイドへ。この三度目が最も深いボレーとなったが、ブロックしただけのボレーなので鋭さは無い。
杉山 ステップバックしながらダブルバックを振り抜き、今度はBlack 越えのトップスピンロブだ。しかし深さが足りない。
Black まず右足を引き、左足をクロスにバックステップ、続いて引いた右足でジャンピングスマッシュ。ボールの右を叩いたスマッシュは、クロスSrebotnik の正面からアレーへ弾む。小さく右へステップして面を合せロブを上げたSrebotnik だったが、当たりが良すぎたか、クロスBlack の頭を大きく越えた。
それにしてもこのポイントの展開は第3セット第2ゲーム 40-40:Black・・・117に似ている。
あのポイントでは、Black vs 杉山 のラリーが4回続き、最後は杉山 のフォアのトップスピンロブで幕を引いた。
Black にはあのポイントのリベンジと言う思いがあったのではないか。
アングルやドロップボレーも打てるチャンスはあった。しかし、敢えて今回は杉山 のバックサイドへ集め、トップスピンロブを打たせるように仕向けた。ダブルスNo.1 の意地が、あのポイントの幕引きを許さなかったのではないかと・・・。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 40-A:杉山◇

あの時あの場面・・・128
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p81st フラットがオンザラインでBlack の正面フォア寄りを突く。
Black 広いオープンスタンスのまま、小さく左へステップしながらフォアリターンをクロスに振り抜いた。
Srebotnik はセンターライン越えまで動くが届かない。
杉山 ワイドへ逃げるリターンに、右・左・右と大きなクロスステップでコート外に追いかけダブルバックハンドのランニングショットをクロスに返球する。
デュースサイドのサービスエリアセンターコーナー近くに落ちたボールだが、ダウンザラインを警戒してサイドに動いていたHuber には手が出せない。
Black ハーフボレーで合せたボールはネット際へ。
しかし、このBlack のボレーの少し前にラインパーソンからアウトのジャッジが掛かってプレーが止まった。
すかさず審判台に歩み寄りBlack の同意を得ずにチャレンジを告げたHuber
Official Review がボールの軌道を描いた後、ボールマークを映し出す。ボールマークは1/3ラインに掛かっている。
チャレンジ成功。

やり直しとなったポイントの1st はネットに掛かるフォールト。
続く2nd はやり直し前の1st のコースとほぼ同じだったが、僅かにラインを割ってしまった。
スピンを掛けたようだが、置きに行ったような、らしくない不自然なスイングだった。
ダブルフォールトでブレイクを許してしまった。
ブレイク合戦でファイナルセット1-2と先行を許す。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 40-40:杉山◇

あの時あの場面・・・127
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p71st フラットがサービスエリアのほぼ真ん中深くへ。
Huber バックへ回り込み、ダブルバックハンドのリターンをダウンザラインだ。
半歩センター寄りにネットへ詰めたSrebotnik 、逆を突かれた恰好となり、ダブルハンドのまま、跳び付くようにラケットを出したが、ようやくトップで届いたボールは、ネット下へ掛かった。
Srebotnik の動き出しは決して早くはない。故にHuber は、逆を突いたと言う事ではなく、決め打ちのダウンザラインだったのだと思う。
キープが危うくなった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 15:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 40-30:杉山◇

あの時あの場面・・・126
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p61st フラットサーブがセンターを突く。
オンザラインだ。
Black 左足を大きくクロスステップして、ベースライン沿いに跳び付きフォアリターンを逆クロス杉山 サイドへ返す。
Huber は右へサイドステップしてこのリターンコースを空けた。
白帯に掛かって跳ねたリターンは球足が遅くなってアレーへ落ちる。
ベースラインからコートの外へ懸命に追う杉山
Srebotnik杉山 との距離を空け過ぎない様センターへ寄る。
右足で大きく跳び込みながらシングルハンドバックを小さく合せクロスに運ぶ杉山
「ワイドからはワイドへ」は、セオリーのひとつでもあるが・・・。
Black は当然の事の様にネットへ詰めており、踏み込みながら胸の高さのバックボレーをガラ空きのストレートへ流し込んだ。
ネットインはやはり打った側に有利に傾く事が多い。
やっと届いたネットインのボールは、クロスへ運ぶのが精一杯だったのだとは思うが、ストレートへのロブなら、挽回のチャンスも作れた。また、ダブルスはパートナーとの距離を常に一定に保つのがコートに空きを作らないコツと言われるが、このケース、Srebotnik が、センターに寄らなかったら、Black のプレースメントは難しいものになっただろう。
すべては綾である。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 16:24 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 30-30:杉山◇

あの時あの場面・・・125
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p5ワイドを狙った1st は長さもサイドもラインを割った。
スライスの2nd がややワイド気味に浅く入る。
サイドステップし、サイドライン近くへ大きく右足を開いてオープンスタンスでフォアリターンを返すHuber
インパクトは画面が切れて見えないが、クロスに飛んだボールはセンターベルトの僅か右白帯の下に掛かる。
越えてもSrebotnik のポーチに捕まったと思うが、Huberun forced error か。
杉山 のスライスの切れが良かったか。
個人的にはネットに掛けて失うポイントが最も悔やまれる。
サーバー側に立てば当然楽なポイントは嬉しいが、観客は喜ばないだろう。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 14:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 15-30◇

あの時あの場面・・・124
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p41st がBlack の正面バックサイド寄りを突く。
小さくサイドステップでアレーへ寄りオープンスタンスのまま、上体も振らずに小さくダブルバックのリターンを振り抜くBlack 。ダウンザラインだ。
Srebotnik アレーへ運ばれるボールに右腕を目一杯伸ばしてブロックする。
ボールはBlack サイドのサービスラインを少し越えた所に落ちセンター方向へ弾む。
ボールが落ちたのを見るやHuber がポジションチェンジに動く。
Black はボールを追って右に動くが、インパクトポジションはまだアドコートだ。
HuberBlack のインパクト時点ではまだデュースコートだ。
ボールとHuber が、そしてBlack が交錯する。
Huber の背中を掠める様に放たれたBlack のフォアストロークは逆クロス杉山 サイドのサービスラインを越えて弾み、Black もポジションをチェンジしてネットへ詰める。
杉山 のダブルバックハンドは詰めて来るBlack の正面へ。
Black 少し跳び上がりながら腰の前でシングルバックの面を合せ、再び杉山 サイドへ深く返すが、球足は遅い。
杉山 少し踏み込んでのダブルバックのストロークを今度はセンターへ。しかし想定よりクロスへ入ったか。
ネットへ詰め待ち構えていたHuber 、余裕のフォアボレーをSrebotnik のバックサイドへ。
Srebotnik は何とかダブルバックの面を合せるが、至近距離からのボレーに反応が間に合わず方向の制御が効かない。ロブ気味に上がったボールはサイドもエンドも大きく割った。
結果的にはポジションチェンジが功を奏した恰好だが、このポジションチェンジは想定外だった。
ダブルスランキングトップならではの勘だろうか。
一般論として、このケースでチェンジするプレーヤーは稀だろう。
巻き戻せるなら、チェンジしなかった時のBlack のプレースメントを見てみたい。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 13:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 15-15:杉山◇

あの時あの場面・・・123
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p31st がHuber の正面バック寄りを突く。
スプリットステップで僅かに前へ詰め、広いオープンスタンスのまま、ダブルバックのテークバックに入るHuber 。振り抜いたリターンはダウンザラインだ。
気配を察知したSrebotnik も広いスタンスのスプリットステップで半歩アレーに寄り、顔の高さになったハイバックボレーを小さく踏み込んでシングルハンドでクロスBlack の膝元へ叩き込む。
Srebotnik に向き合って広いスタンスで構えていたBlack は、右手だけ反応し、フォアの面でブロックした。高く上がったロブはストレート杉山 サイドのサービスラインを僅かに越えた辺りへ。
杉山 このボールに機敏に詰め、左足を踏み込みながらフォアでジャンピングスイングボレーだ。
クロスのサービスライン付近に刺さってコーナーへ弾むボールにHuber も懸命に横飛びで面を合わせに行く。しかし、高く上がったストレートロブは、エンドラインをはっきりと割った。少し手首の操作が強すぎたか?

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 12:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 0-15:杉山◇

あの時あの場面・・・122
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

s3g3_p21st がセンターライン際深くへ入る。
左足を大きくクロスして右へ跳び込みフォアリターンの面を合せるBlack
ブロックしただけの面でストレートへ高くロブを上げる。
良く制御されたロブはSrebotnik を悠々と越え、ミッドゾーン深くへ落ちる。
ロブを追う杉山 、サイドチェンジするSrebotnik
すかさずネットへ詰めるBlack
Huber もセンター寄りに詰める。
杉山 ショートクロスも狙えたが、ダウンザラインを選んだ。
ややワイド寄りだったBlack は、難なくこのミドルボレーに反応し、セオリー通りセンターへ運ぶ。
杉山 もこのセンターは読み通り。しかし余裕で構えたかに見えたダブルバックハンドだったが、バランスを崩したようなスイングで振り抜けない。
フォアサイドに浮いて来たボールを鋭い踏み込みとスイングでクロス深く押し込むBlack
しかし杉山 ここも読みは鋭い。アレーに落ちサイドラインの外に逃げようとするボールに、左・右・左・右とセンターから4歩で何とか追い付いた。が、ここはロブを上げるのが精一杯。コートの外へ走りながら上げたロブはクロスHuber が一歩右へ動いて待ち構える。万事休すだ。
Huber スマッシュはストレートSrebotnik の足元へ。
ミッドゾーンまでポジションを下げていたSrebotnik 、サービスライン際で弾んだスマッシュにジャンプしながらダブルバックの面を合せる。難しい高さのライジングボレーだったが、タイミングと高さ面の向きが噛み合ったボールはアレーへ抜けて行った。
勝利したかのように抱き合ってこのポイントを喜ぶ杉山Srebotnik
Srebotnik へぶつける事を躊躇したかの様な、スイングを抑えたスマッシュだった。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

◇第3セット第3ゲーム 0-0:杉山◇

あの時あの場面・・・121
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik

新年おめでとうございます。
2007全英女子ダブルスファイナルも第3ゲームに入り、いよいよクライマックスが近づいて来ました。
ゲームセットを迎えた後、今後をどうするか、そろそろ考えなければなぁとほろ酔い気分で思いをめぐらせています。
とりあえずはゲームセットまでビデオテープが耐えてくれる事を祈りつつ・・・。


s3g3_p11st フラットサーブがHuber の正面を突く。
左へかわしフォアのリターンを振り抜いたHuber は、クロスへ抜けたのを見届けるや、ネットへ詰める。
深いリターンに、杉山 下がりながらジャンピングショットをクロスへ運ぶ。
Huber ほぼ正面に飛んで来るボールに、敢えてバックへ回り込む。
Huber のインパクトとほぼ同時にSrebotnik がセンターに一歩サイドステップで動いた。
が、Huber は肩口の高さになったダブルバックのミドルボレーを迷い無くダウンザラインへ運んだ。
杉山 、必死にこのボールを追ったが一歩届かない。
Huber の足元に沈んだショットならともかく、Srebotnik がセンターに動いた意図が判らない。
一方のHuber は浮いて来た杉山 からのボールを見て、ダウンザラインへの意図を持ってバックへ回り込んだのだろう。

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観戦記 | 投稿者 DJMcEn 11:04 | コメント(0)| トラックバック(0)