2009年12月24日
◇第3セット第2ゲーム 30-40:Black◇
あの時あの場面・・・116
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik
このポイントもSrebotnik はポジションを下げて2バックだ。
1st はセンターベルト右の白帯でネット。
スピンの2nd はサービスエリアのど真ん中に入り杉山 の正面を突く。
杉山 フォアに回り込んで逆クロスのリターンを振り抜き、詰めて来るBlack へ。
サービスライン手前から、跳び込みながらシングルバックハンドのミドルボレーを合せるBlack 。
ボールに視線が集中したその直後、タイミング良くポーチに動いたSrebotnik のお誂えのコースにボールは吸い込まれるように入って行く。
肩の高さのシングルハンドバックボレーをHuber のボディーにアタックだ。
虚を突かれたHuber は、ダブルハンドでバックの面を操作するが、フレームに当たった(?)ボールはBlack サイドへと転がった。
2nd でポジションを上げていたSrebotnik のThe Poach だったが、Black にしてみれば不本意だったろう。クロスへの配球には常にポーチされる危険が付きまとう。そんな事は百も承知のつわもの達だから、裏のかきあいだ。
一つ前のポイントでは、杉山 のリターンが沈んでローボレーになったので、クロスへのボレーを中ロブ気味に上げてポーチを防いだ。今回のポイントでは、杉山 のリターンもやや浮いて、腰上のミドルボレーだった。視線が下に落ちるローボレーでは出易いポーチも、ミドルボレーでは動き難い。そう確信した上でのクロスだったのだろうが、想定より内側に入ってしまい、さらに深さを狙ったためか浮いたボレーになった。ダウンザラインへの配球が一瞬頭をよぎり、それがクロスへ配球する面の僅かな狂いになったのかも知れない。
アングルに切り込むか、ダウンザラインに流し込む事も出来た筈のBlack だから、もちろんこのままでは終われない。
2007全英女子ダブルスファイナル
Black・Huber vs 杉山・Srebotnik
このポイントもSrebotnik はポジションを下げて2バックだ。
1st はセンターベルト右の白帯でネット。
スピンの2nd はサービスエリアのど真ん中に入り杉山 の正面を突く。
杉山 フォアに回り込んで逆クロスのリターンを振り抜き、詰めて来るBlack へ。
サービスライン手前から、跳び込みながらシングルバックハンドのミドルボレーを合せるBlack 。
ボールに視線が集中したその直後、タイミング良くポーチに動いたSrebotnik のお誂えのコースにボールは吸い込まれるように入って行く。
肩の高さのシングルハンドバックボレーをHuber のボディーにアタックだ。
虚を突かれたHuber は、ダブルハンドでバックの面を操作するが、フレームに当たった(?)ボールはBlack サイドへと転がった。
2nd でポジションを上げていたSrebotnik のThe Poach だったが、Black にしてみれば不本意だったろう。クロスへの配球には常にポーチされる危険が付きまとう。そんな事は百も承知のつわもの達だから、裏のかきあいだ。
一つ前のポイントでは、杉山 のリターンが沈んでローボレーになったので、クロスへのボレーを中ロブ気味に上げてポーチを防いだ。今回のポイントでは、杉山 のリターンもやや浮いて、腰上のミドルボレーだった。視線が下に落ちるローボレーでは出易いポーチも、ミドルボレーでは動き難い。そう確信した上でのクロスだったのだろうが、想定より内側に入ってしまい、さらに深さを狙ったためか浮いたボレーになった。ダウンザラインへの配球が一瞬頭をよぎり、それがクロスへ配球する面の僅かな狂いになったのかも知れない。
アングルに切り込むか、ダウンザラインに流し込む事も出来た筈のBlack だから、もちろんこのままでは終われない。