2006年07月24日
フォーメーション・・・その2
7月17日付け「フォーメーション」の、その後の展開について・・・
左から図1、図2、図3とします
図1
Cは、Dのダウンザラインへのショットが抜けるのを確信したら斜め前へ踏み出し、Aの次の返球に対し積極的にポーチを仕掛けます。
相手前衛Bがセンターから動く気配が無ければ、ポーチの確率もかなり高くなりますが、あえて早めに右サイドへポジションを切り換え、Aのストレートへの返球を牽制するのも面白いでしょう。
Bがセンターから動かなければ、Aの返球範囲はかなり制限されます。
賢明な方なら、この場面ではAはクロスへのロブしかないだろうと推測したはずです。
DはCがサイドチェンジするのを見て左をケアすべく動き出せば、Aからのクロスへのロブは余裕を持って対処できるでしょう。このあとDがクロスへ返球すれば普通の雁行陣に戻る事になります。
BがCの動きを見て右サイドへポジションを変えれば、Aにはストロークでクロスへの返球が選択肢に入ってきます。Dの動き次第では、エースとなる可能性も有るので、C・DはBの動きに要注意。(もちろんA・BはCを要注意)
図2
Bが動かない場合、Dがネットポジションへ出るのも一法です。
Aのクロスへのロブが甘くなれば、前衛一撃のスマッシュチャンスが訪れるでしょう。
Aはクロスではなく、ストレートロブへの変更を迫られます。
もちろんストローク力があれば、ダウンザラインへのパッシングも、センター足元へ落すショットも選択肢ではありますが・・・。
図3
Dが、Aへの返球でネットアプローチすると言うのも面白いでしょう。
後衛だからと言って、永遠に後衛で居なければならない訳ではありません。この雁行陣から並行陣への転換は、結構相手にプレッシャーとなります。当然、Aは安易にストレートへのストロークは打てなくなります。
相手に容易に狙い通りのショットを打たせないというのもダブルスの戦略の一つです。
前衛は、とにかくある場所に留まっていてはいけません。
ポイントゲッターとしての役割を果たすために、能動的に相手を揺さぶる動きが出来てくると・・・ダブルスはもうやめられませんよね。
逆を付かれてエースを奪われる。・・・もちろんそれも良くある話しですが・・・
左から図1、図2、図3とします
図1
Cは、Dのダウンザラインへのショットが抜けるのを確信したら斜め前へ踏み出し、Aの次の返球に対し積極的にポーチを仕掛けます。
相手前衛Bがセンターから動く気配が無ければ、ポーチの確率もかなり高くなりますが、あえて早めに右サイドへポジションを切り換え、Aのストレートへの返球を牽制するのも面白いでしょう。
Bがセンターから動かなければ、Aの返球範囲はかなり制限されます。
賢明な方なら、この場面ではAはクロスへのロブしかないだろうと推測したはずです。
DはCがサイドチェンジするのを見て左をケアすべく動き出せば、Aからのクロスへのロブは余裕を持って対処できるでしょう。このあとDがクロスへ返球すれば普通の雁行陣に戻る事になります。
BがCの動きを見て右サイドへポジションを変えれば、Aにはストロークでクロスへの返球が選択肢に入ってきます。Dの動き次第では、エースとなる可能性も有るので、C・DはBの動きに要注意。(もちろんA・BはCを要注意)
図2
Bが動かない場合、Dがネットポジションへ出るのも一法です。
Aのクロスへのロブが甘くなれば、前衛一撃のスマッシュチャンスが訪れるでしょう。
Aはクロスではなく、ストレートロブへの変更を迫られます。
もちろんストローク力があれば、ダウンザラインへのパッシングも、センター足元へ落すショットも選択肢ではありますが・・・。
図3
Dが、Aへの返球でネットアプローチすると言うのも面白いでしょう。
後衛だからと言って、永遠に後衛で居なければならない訳ではありません。この雁行陣から並行陣への転換は、結構相手にプレッシャーとなります。当然、Aは安易にストレートへのストロークは打てなくなります。
相手に容易に狙い通りのショットを打たせないというのもダブルスの戦略の一つです。
前衛は、とにかくある場所に留まっていてはいけません。
ポイントゲッターとしての役割を果たすために、能動的に相手を揺さぶる動きが出来てくると・・・ダブルスはもうやめられませんよね。
逆を付かれてエースを奪われる。・・・もちろんそれも良くある話しですが・・・
図解でとてもわかりやすいです。
私は普段は図1のように、センターに寄ってポーチのチャンスを狙っていますが、クロスで抜かれちゃうことも・・・。
Bの動きを要チェックですね。
小鹿ちゃんも抜かれたと言うAからのショートクロスのパス・・・昨晩再放映されたウインブルドンミックスダブルスファイナルで、優勝したVera Zvonarevaが見せてくれました。
7月17日付けのフォーメーションの第1弾に書いた「Dが打球する際、Cが瞬時に身を屈めクロスへのパッシングを放つと言う離れ技」もVeraが再現してくれました。
DJのブログイラストとは左右対称のポジションでしたが、優勝したVera・AndyがA・Bのポジション、Bob・VenusがC・Dで、Venusから打たれたややセンター寄りの配球を、Veraはダブルバックハンドで逆クロスに放ちました。掛け声か合図でもあったのか、前衛のAndyはVeraの打球の瞬間をチラッと振り返りざま身を屈めました。屈まなくても頭上を越えたかもしれないエッグボールの弾道でしたが、センターに詰めていたBobの右サイドを抜く見事なパッシングショットでエースになりました。
他にも研究材料になる場面が満載で見ごたえの有るファイナルでした。
相手にはわからないような合図を送ったのでしょうかね~?
私の場合は、ポーチに出るつもりで、センターギリギリに寄っていたの。
相手前衛も寄っていて、どちらが先に出るか状態・・・
相手後衛が打つ瞬間、相手前衛がサッとサイドに避け、え~?と思った瞬間、クロスを抜かれました。
後で聞いたら、私がクロス方向をノーケアだったことが見え見えだったので、ためしにサイドに寄ったら、ペアの後衛がちゃんと理解し、クロスに打ったとのこと。
以心伝心のペアだな~と感心しました。
同じテニスブログを作るものとして、すばらしいなあ、と感心します。
図がきれい、分かりやすい。
解説が分かりやすい。
読みやすい。
参考にさせていただきます。